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犬とのいい関係を作ることを目指す飼い主さんやトレーナーさんへ(6日土曜日の学会)

 犬のトレーナーさん、hit1678さんが「対人援助学会」というところでポスター発表するそうです。

 題名は「ドッグトレーナーは、対人援助職である」とか。

 いつもTwitterで拝見するご意見から察するに、「飼い主(オーナー)さんは犬といい関係を作りたい」でもうまくいかなくて困っている飼い主さんがいる。犬のトレーナーさんは、そこであれこれして「飼い主さんと犬とがいい関係」になるようにしてあげる。それは飼い主さんがどう犬とつきあったらいいかを、具体的に教えてあげることでできる。それって飼い主さんという人に対する援助なのだよ、というあたりかな。

 もちろんトレーナーさん自身が犬とあれこれする場合もあるでしょうが。

 私が時々 hit1678 さんを紹介するのは何故か、というとこんなことをやった、というのを教えてもらったから。(私の記憶で書くので間違いや思いこみもあるかもしれません)


 無駄吠えで困っている飼い主さんがいた。(無駄吠えそのものにはいろいろな理由があるとは思います。それらへの対応については hit1678 さんはぬかりなくやっておられたと想像します)そこで、hit1678 さんは「犬が吠えるのを無視する」という方法を飼い主さんに伝えます。

 むつかしげな言葉で言うと「消去」とか「意図的無視」とかいう方法です。

 この方法はなかなかいい方法なのですが、この方法を取ったとき、例えばこの場合だと「吠える」ということがかえって増えることがあります。で、そこは飼い主さんが「我慢」しないといけないのですが、実のところこれはなかなかむつかしい。飼い主さん自身もこのままでいいのか不安になるし、ご近所の目(耳)もものすごく気になる。

 そこで hit1678 さんが取った行動は、飼い主さんにどうなるかの見通しを伝えるとともに、同じことをプリントにし、「もし吠え声が増えて気になったら、私(hit1678 さん)に連絡して下さい」と書いて、連絡先も明示したとか。(「対応をまた考えますから」というのも入っていたのかな?)そしてご近所に配ったそうです。

 で、ワンちゃんの無駄吠えが無くなった、ということです。一時的に吠えは増えたようですが、hit1678 さんへの連絡は一件も無かったとか。

 ひょっとしたら、ご近所の人でも気になった方はいらしたかもしれないけれど、プリントを読んで安心できていたのじゃないかな。


 このあたりの話は、私が今まで知っている応用行動分析家や犬のしつけ(この言葉はあまり使いたくありませんが。人間界では「しつけ」と言って「虐待」をしてしまう方もいらっしゃいますので)を語る方からお聞きすることはありませんでした。すごく新鮮でした。

 そこらあたりの話をうかがえるのじゃないかと思います。


 なおポスター発表というのは模造紙くらいの大きさの場所に自分の発表したいことを掲示し、発表者がその前に立ち、見に来た人の質問に答えてくれる、というものです。わからないことをすぐに聞けるのでたいへんいいものです。

 「学会」という名前にびびられる方もいるかもしれません。何かむつかしげな・・・しかも「対人援助学会」だし・・・

 でも「そういうものに素人だ」と思われる飼い主さんやトレーナーさんでも参加していいのだと思います。お金は少しかかるけど。(当日売りで非会員さんの参加費は3,000円)でももし「犬との関係に困っている飼い主」さんや、「飼い主さんとの関係に困っているトレーナー」さんだと、直に質問できるし、すごくお得だとは思います。

 私が学会というものに参加したのは「特殊教育学会」。で行ってみたら恥ずかしながら「特別支援教育」というものに携わってそれまで10年たっていたのですが、わからない言葉がばんばん飛び交っていました。しかし「本物」は、私のたぶん非常にレベルの低い質問にも丁寧に答えて下さいました。(で、振り返ってみるに「偽物」は答えられないし、「偽物」もたくさんいたような気がします)

 とにかく何か「困っている」なら行ってみてはいかがでしょう。


 もちろん「対人援助学会」は、犬関係の話題は hit16778 さんだけかもしれないし、別に犬には興味無いけど、「対人援助(それは障害児・者援助やそれに関わる人への援助も含みます)」に興味ある人にとってもいいものでしょう。あと応用行動分析とかに興味ある人にもいいかもしれない。

 お勧めします。


 以下具体的情報。

第2回対人援助学会大会

日 程 : 2010年11月6日(土)10:30-17:50
      ポスターセッションは 10:50-12:20

会場は立命館大学、敬学館2F ポスターセッション 【教室261・262号室】

参加費 : 当日申込 会員 2,500円 非会員 3,000円 


 なお学会運営に深く関わっておられ「学会を100倍利用する方法:「対人援助者」が学会・学会誌で発表する意味」というワークショップをされる望月昭 氏は私が「ぞくぞくするぜい」と書いた「応用行動分析学入門」という本で私が「ぞくぞく」した部分を書かれた方です。

 hit1678 さんは望月昭氏からも学ばれています。

過去の記事245(応用行動分析学入門(ぞくぞくするぜい)1)

応用行動分析学入門―障害児者のコミュニケーション行動の実現を目指す/山本 淳一

¥3,780
Amazon.co.jp

ドッグトレーナー、大学へ行く。

哲学を語る人間が組織を作るためには必要だ 山口絵理子さんのブログより

 ブログテーマは「本・記事・番組など」かなーと思いつつ、やはり「特別支援教育」かなと。

 山口絵理子さんのブログエントリーより

一言。

 マザーハウス(バッグ制作販売)のバングラディッシュ工場マトリゴールでの風景。

 出てくるのはモルシェドさん。
 サンプルマスター
 鞄製造工場での勤務歴12年。
 マザーハウスのバッグ開発を支えるサンプル制作を担当するサンプル職人。

 彼は工場の工員の人たちにいっぱいお金を貸しているそう。高利貸しで儲けてるってんじゃなく、生活の助けみたい。例えばこんなことをしている人だから。

「モルシェドはマトリゴールで働く前から、数人の少年たちにご飯や生活費をだしながら、自分の技術を教え続けていた。
 それで生きる術になると思ったからってサラっていうモルシェドを私は心から尊敬している。」

「マトリゴールに彼がいなかったら、今のマトリゴールはない。
 これは絶対的な真実である。
 なぜなら哲学を語る人間が組織を作るためには必要だからだ。
 そんなことを彼は意図せず実践しているのだ。」

 哲学・・・理念と言ってもいいのじゃないかな。もちろん技術があってのことですが。

 モルシェドさんの場合はバッグ作りの技術があるから。

「『今日はお給料日だけどほんとにマダム、お金の為に働いていたら僕は他の工場に行ってるよ』って
言う。
『お金以上に得られるものがこの工場にはあるんだから』って。
そんな予期せぬベストタイミングな発言に、デザインのプレッシャーと経営の問題に挟まれ、すごく疲れ切っていたこともあってか、涙が出るのをこらえていた。」

 もちろんお金も大事。でもそれ以外にも大事なものがあるんですよね。

「あぁ、この人の為ならもうちょいやってみるか」

 ですよねえ。

日本自閉症協会京都府支部の賛助会員なので、 機関誌「ひらく」が送られてきた

 大昔の話です。

 特別支援学級にいた頃。


 kingstoneです。

 私は日本自閉症協会京都府支部の賛助会員(京都の人間じゃないのに)なので、機関誌「ひらく」が送られてきました。

 ここにおられる○○さんがお子さんのとこを登校班の子どもたちに知ってもらうための絵入りプリントが出てますね。かわいい絵ですね(ニコ)

 しかし日本自閉症協会本部の「いとしご」と京都府支部の「ひらく」が送られてきて、いろんな研修会のお知らせも送られてきて、賛助会員費2000円はすごくお得だと思う。(今年度分まだ払ってなかったみたいで請求の払い込み票も来ました(アセ))

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追記
 今はどうなっているんだろう。

 当時、地方によっては賛助会員も1万円以上なんてのもありました。だから京都の人間じゃないのに京都府支部に入っていたわけです。