先週末、「行動コーチングアカデミー 第1回アニマルトレーニング研修会」に行ってきました。
場所は、西軽井沢にある行動コーチングアカデミーです。

まずは、山本央子先生にお礼申し上げます。
本当に本当にありがとうございました。
何度お礼をお伝えしても、足りません。
本当にありがとうございました。

そして、行動コーチングアカデミー校長の奥田健次先生
お忙しい中、駆けつけてくださった杉山尚子先生。
研修会中、すべての裏方作業を請け負ってくださったスタッフの皆様。
研修のためにイヌをご提供くださった愛護団体の皆様。
お食事をご提供してくださった皆様。
他にも、多くの方々のおかげで、研修会に参加させていただくことができました。

重ねてお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。


2泊3日の研修会だったわけですが、「充実していた」とか「勉強になった」とか、もうそんな言葉では言い表せない3日間でした。

「本物」を見ました。
「実践家」とはどういう方で、「実践」とはどういうことなのか。

僕はまったく、全然、足りないんだということを、痛感しました。
もう、本当に反省しかないのですけれども。
それでも山本先生は「これからですよ」と、おっしゃってくださいました。


うーんと。
なんとか言葉にしたいんですけど。
なかなか難しいです。
帰ってきて3日経って、ようやくブログを書こうと思えるぐらいの衝撃でした。

ただただひたすらに、とてつもなく大きな感謝と感動と反省が、僕の中に残っています。

研修会参加者の皆さんも、きっと同じような気持ちだと思います。

でも「わかる、できる、つたえる」がテーマの3日間だったわけですから、いつまでも「言葉にするのは難しいですー」などと言っていられないわけで。
これからのお仕事で、丁寧にお伝えしていきます。

そして、もっともっと勉強します。
イヌと、飼い主さんの幸せな毎日のために、勉強します。


山本先生、本当に本当にありがとうございました。
「これからです」とのお言葉を信じて、頑張ります。
よろしくお願いいたします。

一緒に参加した皆さんも、これからも一緒に勉強して、頑張りましょう。

いま、ここから、これからです。
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少しご無沙汰しております。

以前にもちらりと書いた気がするのですが、今週末「行動コーチングアカデミー 第1回 アニマルトレーニング研修会」があります。
いよいよ明後日です。

場所は、奥田健次先生 が主宰されている行動コーチングアカデミーです(軽井沢の元廃校で、敷地が5000坪ですってよ奥様)。

そもそもは、山本央子先生と僕との間で「いつかは合宿とかやりたいですねー」という話を、ここ1年ぐらいしていたんですよね。
すると「じゃあ、よかったらうちを使ってください」と奥田先生から山本先生にお話があって、あれよあれよという間にアニマルトレーニング研修会開催の運びとなりました。

研修会では、本当に色々なことをやる予定です。
先生のお話を黙って聞く講義ではなく、もう実践実践、また実践。
そして、なにより今回の目玉(だと僕は思ってるんですが)は「事例検討会」です。

あまりなじみのない言葉かもしれません。

「事例検討会」

いわゆる心理職方面や、あとは医療系なんかでも一般的な用語だと思うんですけども。
要は「プロの人が、自分が担当している(またはしていた)ケース(事例)を持ち寄って、皆でディスカッションしましょ」という会です。
これ、これがずーっとやりたかったんですよ。

今の日本の「ドッグトレーニング業界」において、「自分がやった実践を、包み隠さず他の人の前でお話して、意見を頂戴する」なんて機会はまずないと思うんですね(あったらごめんなさい)。
でも、他のいわば「行動や健康の問題を扱う業界」なんかでは、こういうのは当たり前なわけです。
つまり、イヌ関係は何やっとんのよほんまにってなもんです。
だから、だからずーっと「できるだけ、早くやりたいねー」と、山本先生とこの1年ぐらいお話してたんです。
まあ、犬塾でも、徐々にそういった方向に進めていってはいるんですけども。

僕自身、大学の先生に自分の実践を聞いていただいたりして、その都度ありがたいダメだしを頂戴しておりますが、はっきり言ってめちゃくちゃ勉強になります。
うっかりすると、トレーナーさんていうのは「自分のやってることの正しさ」みたいなものに、知らず知らず目が向いたりします。
そして、段々と独りよがりになっていったりします。
だから「自分の実践を公開して、第三者に叩いてもらう」という場が必要だと思うんですよね。

繰り返しになりますけど「行動の問題」というものを扱っている領域で、ドッグトレーニングぐらいのもんだろうと思うです。
そういう場所も機会もないのは。
みんながそれぞれ「私のやり方が正しい」と、カリスマだのお山の大将を目指しちゃってる。
公開するどころか、どんどん非公開にしていっちゃう。
「そういうやり方は、どうなんでしょう?」とちょっと意見しただけで、「私のやり方を否定するおつもりですかプンスカ」と怒りだしたり。
こういうのは、本当にもう止めるべきだよねって思うんですよね。
なにより、第三者のチェックが入らない考えややり方よりも、きちんと評価、批判されたものの方が、クライアントさんの幸せに繋がると思うんです。
医療も、科学も、そうやって発展してきたんだし。

ま、ま、ま、おそらく日本では初の試みです。
とにもかくにも、参加された方々にとって「来てよかった!また参加したい!」って思ってもらえるような研修会にしたいと、山本先生も、奥田先生も、そして僕もやる気出しております。
といっても、あたくしはもう、ほんと隅っこの方で茶々入れるだけだろうとも思うんですが。
なんなら、一番近いところで勉強できるぜぐらいに思っております。
いやもう僕が講師とかほんとおこがましいなぁと。

一応「第1回」ということなので、きっと「第2回」があるんだろうと思います。
ずーっと続いていって、日本のドッグトレーニングが、ここから変わったぐらいになったらまたこれ素敵やん?的な。

やー、それぐらいのもんにしたいという意気込みなんですよ本当に。

ではでは、ワクワクドキドキ不安不安ですが、全力で楽しんで勉強してまいります。
人生初の軽井沢―!

あ、余裕があればの話なんですが。
研修会の合間合間に、様子とかをブログにエントリアップしようと思いますので、お楽しみに。

余裕がなかったらごめんなさい。

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先日のエントリ の続きです。
もう第5弾までなってしまいました。
ではでは、いってみましょう。
※エントリの最後にちょっとお知らせがあります。


10日昼 犬の行動分析セミナー in 新潟

この日のセミナーで何度も僕が口にしたキーワードは「できる」でした。

「しつけ」とか「トレーニング」とか「行動的な問題の改善」とかを考えるとき、多くの場合「間違い」や「できないこと」に目を向けてしまいがちです。
たとえばそれは「どんなイヌになってほしいですか?」という質問をしたときの答えとして、こんな風に表れたりします。

「吠えないようになってほしい」
「噛まないようになってほしい」
「暴れないようになってほしい」

いずれも「~しない犬」を目標としています。
ところが、これだとあまりうまくいかないんですよね。

しつけも、トレーニングも、行動的な問題の改善も、結局はすべて「学習」です。
そして、何かを学習するためには「強化」が必要です。
その「強化」は、大きくわけると2種類あります。

強化の2種類(簡易版)
行動したらいいことがあった(正の強化)
行動したら嫌なことが終わった(負の強化)

上記いずれかを経験することで、その「行動」を「繰り返し行うこと」を覚えていきます。
そして、できるかぎり、極力、上の「いいことがあった」で覚えていってもらうことが、好ましいとされています。
もちろん「嫌なことが終わった」でも、学習しますが、その「嫌なこと」をするのは飼い主さんであることが多いんですね。
すると、段々と飼い主さんがイヌに嫌われていったりする可能性があります。
嫌われちゃうと、下手をすると噛まれたりするかもしれません。
これはいけません。
だからこそ、極力(できれば絶対に)「いいことがあった」で、行動を強化・維持していく方がいいんですね。

しかし、しかしです。
「~しないようになってほしい」という目標を立てるということは、これどういうことか?
たとえば「吠えないイヌ」を目指すという目標を立てると、結構な割合で「吠えるのをいかに止めるか?」という方向にいってしまうことが多いです。
するとどうしても「吠えを止める=イヌが嫌がることをする」という方向にいってしまうわけです。
これはいけません。
だからこそ、目標は「肯定の形」で考えた方がいいわけです。

次に問題となるのは、その「目標」と「現状」の差です。
目標が立ちましたと。
肯定の形ですと。
でも、今、今目の前にいるこの子は、それが「できない」と。
できていないんだと。
ここが問題になっちゃう人も、結構います。
でも、これまた「できていないこと」ばかりを見てしまうと、ふらふらーっと「やっぱり、罰も必要なんではないか」みたいなところに流れてしまいがちです。
しかし、そこでどうにか踏ん張って、こう考えてみるわけです。

「どうやったら、できるようになるか?
その条件を、とにかく探してみよう」


「できる」の条件・要因にはいくつかあることを、セミナーの中でお話ししました。
私たちはうっかりすると、その中の「個人の能力による、できる」だけを、見てしまったりします。
でも、何らかの援助、サポートを受けた上での「できる」でも別にいいじゃないですか。
そんなお話をしました。

もうちょっと具体的にいえば「おやつがないとできない」ということを問題にする人がいます。
確かに、何らかの競技会や大会に出る場合は、競技規則がありますから、「おやつがないとできないのは困る」ということはあるでしょう。
ですが、そうじゃないのであれば、別に問題でもなんでもないと思うわけです。
「おやつがないとできない」ではなく、「おやつがあればできる」でいいわけです。
そして、もう、どこまでも「できることだけをやり続ける」でいいんです。

僕はよく「褒めるしつけの人なんですね」みたいなことを言われたりしますが、まあ、当たらずも遠からずなんですけど「褒めるしつけ」ではないです。
褒めますけどね。そりゃもちろんね。
そうじゃなくて、僕自身は「今を認めるしつけ」だと考えています。
それがこの「今、できることをやる」って話なんですけども。
この辺のことは、また改めて書こうと思います。

で、で、で。
新潟には次は8月にお邪魔する予定です。
次回はですね、この「できる」ということをもうちょっと突っ込んで考えようと思います。
「今、できることを認めるだけ」で、実はどんどん前に進んでいくんですよという話。
具体的にはいわゆる「コマンドに従わせる」と「イヌが自主的にやる」というあたりを、対比させつつ、でも共通する部分を解き明かしつつ。
コマンド学習のキモの部分と、シェイピングのお話なんかをする予定です。
今度はちょっと体を動かすワークなんかもやれたらなと考えてます。
詳細は、またお知らせします。

とにもかくにも。

できないことはやんなくていいです。
できることだけやってください。
そのうちなんとかなりますから。


そんなことを、3時間かけてお話したわけでございました。


10日夜 先生方と飲み会イヌ業界の今後を真面目に話し合う会

セミナー終了後は、聖籠ドッグスクールの鹿野先生JETSの村居先生 と、山形でトレーニングをされている鶴田先生 、および村居先生のお弟子さん数名と、新潟の国際ペットワールド専門学校 の海洋生物科の藤井先生と、DLC-PROの山崎さん との懇親会でした。

まあいろいろと楽しかったです!

いやもう本当に楽しくてですね、あまりにも楽しすぎて色々思い出せないほどです。
3時間?4時間ぐらい飲んでたんですかね?
皆でとても盛り上がって、新潟を後にしました。

こうして、関東~新潟の出張は無事に終わったのでした。
いやもう、本当に楽しくて充実した出張でした。

セミナーにご参加くださった皆様。
僕と遊んでくださった皆様。
本当に、本当にありがとうございました。

またお邪魔しますので、どうぞよろしくお願いいたします。


この出張全体を通して、改めて考えたことなんかもあるので、またアップしますです。
ではでは、この辺で。


この下にちょっとお知らせがあります。


◆◆◆◆◆ お 知 ら せ ◆◆◆◆◆

上京どうでしょう?


6月29日、30日と上京します。
現在、29日の午後からは予定が入っているのですが、29日の午前中と30日はまだ空き時間があります。
2件ぐらいなら、お伺いできると思います。
もし、この機会に「せっかくだし、ちょっと相談してみようかな」という方がもしいらっしゃったら、下記アドレスまでお知らせください。
料金などについては、出張費等のこともあるので、改めてご相談させていただければと思います。
でも、大体相場ぐらいにはおさまるようにします。
出張範囲については、23区内でお願いできればと思います。
ではでは、お待ちしております。

お申込み、お問い合わせはこちら→ dogluck.hit@gmail.com

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もう、先々週末のお話になってしまいました。
「関東~新潟」の出張を振り返るエントリ第4弾です。
完成させることに意義があるッ!


10日昼 犬の行動分析セミナー in 新潟

10日のお昼13時からは、「犬の行動分析セミナー 」と題して、お話させていただきました。
こちらは極力専門用語を使わず、「しつけの話」をすることがテーマのセミナーです。

こちらの運営に関しては、聖籠ドッグスクールの鹿野先生 と、先日のエントリ にもご登場いただいたJETSの村居先生 に、本当にお世話になっています。
このお2人がいらっしゃらなかったら、まったく成立しないどころか、影も形もありません。
これまで、昨年末にあったキックオフのセミナーから数えると、新潟では3回目です。
新潟に呼んでいただいて、お話をさせていただいて、本当に感謝感謝です。
その感謝を、なんとか形にしてお返ししたいと思いつつの、セミナーでした。

今回は、内容に本当に苦労しました。
やっぱり、こういったセミナーに参加される方っていうのは「今、困っていること」があって、「それの解決のヒント」もしくは「解決方法そのもの」を知りたくて、いらっしゃるのだろうと思うんですよね。
それは、飼い主さんであろうと、プロであろうと、きっと同じだろうと思うんです。
しかし、話す側からすると「基本がわからないまま、テクニックを紹介する」っていうのは、やっぱりちょっとやりにくいというか、やりたくないわけです。
それは、セミナーの中でも「ハサミの使い方を知らない人に、テディベアカットを教えるなんてことしませんよね」というたとえでお伝えしたりもしたのですけれど。
でもね、やっぱりね、知りたいですもんね。
そこのバランスをどうとるか。
ここは、本当に苦労しました。

また、ご参加いただいた方々が、一般の飼い主さん、トリマーさん、トレーナーさんと、要はバラバラ。
それぞれの方々に響きつつ、でもできれば「ひとつのテーマ、ストーリーで繋がる話」をしたいなと。

「行動」というところから考えると、実は飼い主さんであれ、トリマーさんであれ、トレーナーさんであれ、なんならイヌを飼っていない人であっても、実は全部繋がるんです。
僕のクライアントさんなんかからも「最近、子育てにも使える考え方やなーって思ってます」と、おっしゃる方も結構いらっしゃいます。
でも、これは当たり前といえば当たり前の話で、そもそも「行動分析学」は「ヒトの心理学」の中にあるものですから、まず最初に「ヒトの話」があるわけです。
大学でも、出てくるのは当然のことながら「ヒトの話」です。
しかし、基礎の実験では、ハトやラットが出てくる(うちの大学はハトさんがいます)。

ヒトと、ヒト以外の動物。
「違うところ」もたくさんあります。これはもちろん当然。
でも、「同じところ」も、たくさんあります
これはきっと、あなたが思ってる以上にあります。

僕が「行動分析学」をとにかく推すのはこれが理由です。
「イヌのしつけは飼い主次第」だと言うのなら、ではその「飼い主さん=ヒト」を、「飼い主さん=ヒトの行動」を、どう支えていくのか
トレーナーと呼ばれる職の人間は、ここをもっと考えるべきだと思います。
イヌの勉強は、もう当たり前のように大事です。
でも、多分それ以上に、ヒトの勉強が大事です。
だから、みんなで学んでいけたらなって思いつつ、お話をさせていただいてるんですけども。

ちょっと話が逸れました。

セミナーでは「できる」ということを共通テーマとして持ってきて、「トイレのしつけ」と「お手入れ時の問題への対処」の話をしました。

「トイレのしつけの話」は、割と色んなところで喋っているので、ひょっとしたら「ああ、あの話ねー」という方もいらっしゃるかもしれません。
僕は「トイレのしつけ」の中には、すべての「しつけ」「トレーニング(訓練)」「行動的な問題の改善」の基本が詰まっていると考えています。

たとえば、よく言われる「叱る」と「褒める」の話。
昔は「トイレを失敗したら、失敗した場所に連れていき、鼻をそこにこすりつけて叱りましょう」というトンデモな対応がよく紹介されたりしていました。
しかし、今はそんなことをする人は、まあほとんどいないでしょう。
むしろ「叱る」という対応をすると、トイレをちゃんと覚えるどころか「飼い主に叱られないように、見つからないように、隠れてする、いないときにする」という風になったりしてしまいます
これは「叱られる」という経験をしたために、イヌが「逃避・回避行動を学習した」と考えることができます。
そして、これは「他の行動」でも同じことが起こる可能性があるんですね。

「褒める」にしても同じです。
「ちゃんと褒めてるのに、全然覚えてくれない」という話を聞いたりします。
でも、「覚えてくれない」ということは、それは「褒めたことになっていない」ということでもあります。
イヌにとっては、ぶっちゃけ「トイレなんかどこでやっても構わない」わけです。
そこを曲げて、なんとか「ペットシーツの上でやってもらえませんかね?」ということを、伝えたいわけです。
だったら、そのイヌ自身が「じゃあしょうがないなぁ、シーツの上でやりましょうか」となるようなナニカを、渡さないといけないわけです。
その「ナニカ」とは、つまり「ご褒美」になるわけですが、それはイヌが決めます
「撫でられる」が十分ご褒美になる子もいるでしょう。
「声かけ」がご褒美になる子もいるでしょう。
「食べ物」がご褒美になる子もいれば、「オモチャで遊ぶ」がご褒美になる子もいます。
何がご褒美になるかは、みんなそれぞれで違います(まあ、食べ物は大体の場合において、ご褒美として機能するんですけど、中には食べ物が機能しない子もいます)。
僕がよく言う「褒められたかどうかは、イヌが決める」というのは、こういうことです。

あるいは「行動的な問題の改善」なんかで、「本能が」とか「犬種特性が」みたいな話が割と出てきたりします。
でも、トイレのしつけにその辺のことを持ち出す人はまずいません。
ところが、「吠え」とか「噛みつき」となると、いきなり「本能がー」とかいう話になったりします。
でも「本能が」って言うんなら、「排泄」なんてまさに「本能的な行動」でしょう。
生きていくのに絶対に必要な行動なんだから。
つまり、「関係なくね?」っていうね。

他にも色々と「すべてのしつけに共通すること」というか、「通底する」って言った方がいいかな。
そういうものがたくさん詰まってます。
だから「トイレのしつけができた人なら、他のしつけだってできますよ」ってことをね、言いたいわけです。
この辺が、聞いてくださった方に伝わっていたら嬉しいんですけど。

「色んなしつけに通底する話」を、今回は「できる」という切り口でお話しました。


ちょっと長くなったので、分けますね。

続きます。

先週末の「関東~新潟」の出張を振り返るエントリ第3弾です。
では、新潟の朝からスタートです。


10日朝 新潟駅近くのビジネスホテル

前日は午前2時過ぎに就寝して、7時頃に起床しました。
新潟はこの出張で都合3度目だったんですけど、毎回同じビジネスホテルにお世話になっています。
このホテル、朝食ビュッフェがものすごく充実してるんですよ。
ビジネスホテルの朝食って、まあピンキリですけど、ここは本当にすごい。
今回は朝からおかわりまでしてしまいました。
次行ったとき写真撮ろっと。

なぜかロビーにハンマー投げの室伏選手のサインとちっちゃい写真があるホテルです。
また8月によろしくお願いします。

午前8時にホテルをチェックアウトして、会場の新潟テルサへ。


10日朝 犬塾 新潟 1回目

僕が講師を務めさせていただいている「犬塾」ですが、「DVD会員」というものがありまして、その会員さん向けに4ヶ月に1度のペースで講義をすることになっています。
DVDは、僕がこれまで関西でやってきた講義を編集したもので、それで自習していただきつつ、ライブの講義で理解度のチェックも行うと。
新潟にも、このDVD会員さんがいらっしゃるということで、今回は午前中にその方々向けの講義でした。

関西で犬塾がスタートしてからおよそ2年半、僕の中でちょっとした反省みたいなものがあるんですね。
それはなにかといえば「行動を変えるんだー」という方向の話ばかりをしてきていたのではないかと。
実際、行動分析学以上に「行動変容」に使える学問というのはないと思うんです。
でも、そもそもは、やっぱり「目の前の相手のことを理解したい」「相手を理解するひとつの枠組みとして」の「行動分析学」なんですよね。
その「理解のプロセス」において、「従属変数としての行動の変容(統制)」が起こると。
そして、これって「行動の問題の改善や解決に使えるじゃん」ってなって、「応用行動分析(ABA)」が始まったてのが、今のところの僕の理解です(多分、外してないとは思うんだけど)。

こう、どうしてもというか、ある程度はしょうがないことではあると思うんですよね。
「トレーナー」って、まあ色々な表現や定義がありますけれど、やっぱり「イヌの行動を変える」ということが、やはり求められるものなんですよね。
そして、その「求められるもの」である「行動変容(行動修正)」に、一番使えるのが「行動分析学」なわけです。
そうなると、どうしたって「行動を変えるんだぜべいべ」という話がメインになっていく。

ところが。
ところがです。
2年半ほど色々なところでお話をさせていただいて、あるいは色々な方とお会いしたり、お話したりして、結構強く思うことがあるんです。

「行動分析学は、行動変容のテクニックの集まりじゃなくて、
あくまでも行動分析“学”なんです。ひとつの学問体系なんです」


これ。
ここ。
こいつ。

本当によく思うんですよね。
「あくまでも学問なんだよなー」って。
でも同時に「学問っていう捉えられ方してないっぽいなー」ってのも、思う。

なんていうかこう、やっぱり「やり方」「方法」「手続き」に関する質問が多かったり、そういう会話が多かったり。
「今、目の前で起こっている行動は、要するになんなのか」っていうところから、色々とひも解いていくってのがね、やっぱり面白いんだと思うんですよ。
で、その「ひも解いて行く過程」で、行動が変わることもあると。

これまでにも何度かここにも書いてきたと思いますし、セミナーなんかでは絶えず言ってることではあるんですけど、「条件づけとか、色んなテクニックでもって、相手の行動をごりごり変えていく」のが行動分析学…ではないですからね。
そうじゃないんだと。
あくまでも、まずは「目の前の相手のこの行動の理解」というところからスタートして、その過程に「行動変容」があるんだと。
なんなら、「行動変わんなくてもいいじゃん」ぐらいのことも、言っちゃう場合もあるんだと。

これまでは、やっぱり「実践家の方に、なんとか興味を持ってもらいたい」というねらいもありまして、割と「ほら、行動が変わるんですよ、ほら」みたいな話から始めることが多かったんですが、ここ最近は「学問なんですよ」っていうのを、まず先に知ってもらった方がいいのかも…などと思っていたりします。
つまり、「やり方」「方法」「テクニック」みたいなところに、どうしても引っ張られてしまうのは、「行動分析“学”」ということが、いまひとつ伝わっていないんじゃないかな?って思いがあるんですよね。

そんなわけで、この午前中のセミナーでは、割と「カタイ話」をしました。
さらっと「行動主義心理学の歴史」なんかにも触れつつ、なぜ「行動」なのか?とか、「科学ってところになんでこだわるの?」とか、まあその辺のお話をしました。

僕としては、とーっても大事なお話をしたつもりですが、さてさて。

ま、次は10月ですかね。
そのときに、また色々とお話させていただきますです。



10日昼 お昼ご飯

お昼は、午前中のセミナーにご参加されていたトレーナーさんお二人と、一緒に食事でした。
たれかつ丼おいしかったなぁ。


そして、今までにない「産みの苦しみ」を味わった午後のセミナーへと話は進みます。


続きます