主体性こそ集大成-Beyond the Borders- -2ページ目

シンガポール建国の父リークアンユーの言葉

あまり何度も何度も正確な言葉を調べてしまうため、ここに書き記しおきたいと思います。何か迷った時に思い返す決して忘れることのできないほど素晴らしい言葉であります。




 「私は自分の人生のほぼすべてをこの国をつくりあげることに使った。それ以外に私がする必要のあることなどなかった。私が最後に得たものは何か。成功したシンガポールだ。私が捨てねばならなかったものは何か。私自身の人生だ-リークアンユー」



手紙

あのですね、今日すごく嬉しいことがありまして、自分でこう語ることでもないのですが、晴れの日とも重なって非常に気持ちの良い1日を過ごすことができました。
 

それは僕宛てに来た1通の手紙についてなのですが、封筒に「関西大学」と書かれていました。誰だろうとふと思うぐらいまったく記憶がないのです。関西学院大学なら入社2年目の大阪時代に通っていたことがあるのですが、関西大学とはいっさい関わりがなくなんだろうと思いました。

封を切り、中を見ると手紙が入っていました。そして思い出しました。


去年の10月8日に「民泊EXPO」という民泊業界最大のイベントが大阪の本町にあるマイドーム大阪で開催され、我々もスポンサーでもあり出展していました。前の日、僕だけ用事がありちょっと遅れて昼過ぎぐらいに会場に向かったのです。その会場の前で、ちょっと気の弱そうな若者が5、6人バインダーを持って立っていたんですね。「なんだろう」と思っていたのですが、その若者たちが通りすがりの人に話しかけるも、かなり押しが弱くて「あぁ、アンケート...」みたいな消えゆく声でまごまごやってるんですよ。「なんやねん」と思って軽くスルーして会場の2階に向かいました。
 

その中に入って30分ぐらいして近くで飯でも食おうかとなって、僕とスタッフもう1人が外に出たら、またリュック背負っておとなしそうな若者たちが寄ってきたんですよ。それで「あのぉ...アンケートに...」というので、僕は「君たち何してるん?聖書かなんかくれるのかいな?学生?」と質問したら、1人の男の子が「そうなんです。僕達関西大学の学生でして卒論で『民泊が社会にもたらすメリットとデメリット』というテーマで調べておりましてアンケートにお答えいただけないでしょうか」と言ってきたんです。それで、そのアンケートみたらもう問いの立て方が、民泊の事業者なのか、宿泊者なのか、不動産オーナーなのか、近隣住民なのか、もうぐちゃぐちゃだったんですよ。考えられへんと。
 

「君たち、関西大学ってえらい賢い大学ちゃうんかいな、イベント会場の前で誰かもわからん人に、こんなあいまいなアンケートしてどうすんねん。しかもここは会場の前ちゃうやん。建物の前やん。この建物の中に入る人が民泊関係者であることもわからへんし、ごっつ非効率やん。大阪府と大阪市の二重行政ぐらい非効率やん。維新の会の議員だったら今頃君たちな、しばかれてるで。いや、しばきまわされてるで。」ゆーたったんですよ。もっと大阪では厚かましくいかなと。
 

そんでその大人しそうな学生に「ついてこい!」ということで全員を建物の中の会場の前まで誘導して、「おっちゃん民泊業界ではけっこう知られててな、知り合ようさんおるから、その知り合い紹介したるわ。民泊ホスト全員からアンケート取って、卒論の質上げてこうや。サンプル数少なかったら正確で良い卒論書かれへん。不正統計データ問題になるで。」と言ってから僕がガンガン話しかけてね、もちろんFacebookの友人もたくさんいるので思い出した人もいるでしょうけど、(その節は皆さまご協力ありがとうございました!)、めちゃめちゃ話しかけたんですよ。

そうなるとさすが関西大学の学生。目が輝きだして、最初は5人でいっせいに僕について来ていたものの、1人また1人とそれぞれが自立的に多くの民泊関係者に話しかけて、どんどん緊張も取れてうまいこと聞けるようになってきたんですよ。しかも関西の人はめちゃめちゃしゃべり好きというか世話好きで愛想の良い人が多いので、その学生たちにもういらんことまでさまざなことを教えてくれたんですね。最終的には、僕が自分の出展ブースに戻っても自分達でアンケートを取り続けて、質問の内容を少し変えたり、民泊業界のプレイヤーごとに分けたり工夫して多くの人に詳しい話を聞くことができたんですよ。多くのサンプルが集まったんです。

 

僕がブース出展に加えて、イベントの最後に自身のトークセッションもあったのでそれを終えて会場の外に出たら、学生たちが僕に挨拶をしようとまだ待っていたんですね。満面の笑みで「今日は助けていただきありがとうございました。めちゃめちゃアンケート集まったしおもしろい話をたくさん聞けました」って、初めて会った時とは、ノリも声のトーンすらも違う、男性3人女性2人かな、めちゃめちゃおもろい学生になっていてここから酒でもおごったろかぐらいの気持ちになるぐらい別人に変わっていたんです。いや〜それは良かった良かったと。卒論がんばってねー!と言ったら「名刺をいただけませんか」と言われたのでみんなに1枚づつ渡して、またねー。ぐらいで我々は打ち上げに難波に向かって、彼らは帰ったんですね。
 

あれから半年経って、その時の学生から手紙が来たんです。無事卒論提出できたんですね。
 

すっかり忘れていたのですが嬉しいですね。
 

関西大学経済学部本西ゼミのみなさん
 

卒業おめでとう!これから同じ社会人として、いつか君たちとまた会えるのを楽しみにしています。若い時は厚かましいぐらいガンガン前に進んでくださいね。誰も嫌がる人はいないから。仮にいたとしても君が勇気を持って前に進むことを応援してくれる人がその何倍、何十倍もきっといるはず。そう思って、

いけるところまでもどこまでもいこう!

にくいヤツめ



将来のために書き残しておこうと思う。

先週、前職で入社1ヶ月後に共に大阪支社を立ち上げ、現在西日本事業部の責任者をしている浴良介が東京に出張があるということで、渋谷で飯に行って、その後居酒屋に行ったのだが、奢ってもらった。マンツーで行って100%奢ってもらうのは初。スタートアップで絶賛デスバレーにいる人間と上場会社の社員だったら、これは本当に立場的にもプライド的にも微妙なところなのだが、浴が勘付いて即支払いをしてきた。

その後、オフィスに来て、

高野「会ったことあると思うけど、浴が遊びにきました。いや〜居酒屋で奢ってもらいました。りょうすけ、ありがとう。」と言ったら、

浴「いえいえ、今まで世界2周分ぐらい高野くんには奢ってもらってますので。」ゼロコンマ2秒ぐらいで返してきて、スタッフがすごい驚いていた。

当たり前田のクラッカーだが、浴には世界2周分どころか、船でユーラシア大陸1周する分ぐらいしか奢っていない。

わざとだ。敢えて発言したのだ。注目をトップに集中させるというのを、浴はよくやるのだが、なかなかできる人がいない。あいかわらず憎い奴め。

本当に浴は、今まで僕の影に隠れて目立たなかったし、非常に地味な仕事、功績としても文章化ができず、称えられず、誰もやりたがらない仕事、手を動かして時間のとられる仕事ばかりやってきて、おそらく今後もこいつの事わかってやれる奴おらへんちゃうかなと心底思うわ。

そして終電もなくなり、浴がうちの部屋のソファに寝ていたのだが、毛布やふとんがなかった。代わりに、エアコンを30度にして寝たのだが、途中で喉がやられて、無意識に僕がエアコンを消してしまった。

朝起きたら、白骨化した浴が凍死寸前の冷凍マグロみたいに硬直して横たわっていた。

浴は、嫌な顔一つせず、顔を真っ赤にして怒ることもなく、むしろ真っ青な顔で、元気に新幹線に飛び乗り、大阪に帰って行ったとさ。

あいかわらず憎い奴め。

2016年1月31日

最近の若い子は...

ちょっとこう考えられないというか腹立だしいというかそうではないというか、そんなことが起きたので帰り道に発作的に速攻投稿したくなったので雨の中でもバッグからPC取り出して書きますね。
 

飲み会終わって、電車乗ってスマホ開いた途端にもうメール入ってるんですよ。考えられないでしょ。腹立つのでメールをそのままスクショして晒したろと思います。



最近の若い子はどうなってるんですか?


御礼メールが早すぎるんですよ。トイレ行く暇も与えぬ、一息つかせぬ早さ。

どうなってるんですか?礼儀も正しいし、先輩である僕にいじられてもユーモアがあるというかないというかウィットに富んでるというか富んでないというか、そんな返しなんですよ。


僕はね、前から言ってますけど、10代の子達とお話したり、20代の子達と飲むのが大好きなんですよ。自分の大部分の時間とお金をそれに費やしたいぐらいなんですよ。そのグループで僕が仮に一番の先輩だったら100%奢りますよ。むしろ、これ以上奢らなくてもいいです!言うぐらいオーダーしますよ。ガンガン頼みますよ。彼らは目が輝いているし、"今こういうことを考えている"、”こういうことで悩んでいる”、そして"こういうことをこれからしたい"と話す時の目が輝いてるんですよ。
 

仕事の話だけじゃなく、かわいい彼女ができた自慢からできない自慢、かっこいい彼氏がいる自慢でもぜんぜんいいですよ。すべてにおいて僕も歩んできた道なので話に乗るどころかアドバイスの1つもできるんで。


もちろん彼らの目が輝くのは彼らが「今まで生きてきた時間より、これから生きていく時間の方が長い」からなんですけど、とにかくそういう子と話すのが好きなんですよ。めちゃめちゃ目が輝いてるじゃないですか。彼らの目が一重でも二重でも十二単衣でもなんでももう眩しすぎて、今度からグラサンつけていったろかと思うぐらいなんですよ。レイバンの偽グラサンのスパムメールにわざとひっかかって買ったろかと思うぐらいなんですよ。


とにかく、今日は急な誘い、いや30分前の誘いにも関わらず、速攻駆けつけてくれた前田と町田。25歳。おまえら、慶応大学とか東大大学院かなんかたいそうなところ出てるかどうか知らんし興味もないけど、頭でっかちと思いきやフットワーク軽くてなんやねん。苗字に「田んぼの田」がついてる奴は最近異様にノリええなぁ。とにかく早いねん!御礼メールが!
 

また誘うわ。


気をつけて帰れよ。


ありがとう。


休み前の日は朝まで飲もう。いや昼まで飲もう。


P.S.奢ってくれた俺の15年来の愛する同級生ありがとう。

寿司ネタなるなら貝になりたいわ

あのですね、ものすごく考えられへんことが起きまして、怒り狂いそうなほど、むしろ狂い咲きそうなほどとんでもなく考えられへんのでちょっと書きますね。
 

今朝、いや昨晩から台風というか、もはやタイフーンの情報が東京でも出てますね。中国四国地方とか近畿地方とか家が倒壊したり木々がなぎ倒されたりしてますね。東京でも風がものすごく強くて、JRを中心にけっこう運転を見合わせてるんですよ。それでみんな今日ははよ帰ろうということで帰りますね。僕も帰ろうということで最寄り駅で降りた途端なんですけど、とにかく風がものすごく強いんですよ。住んでる場所が湾岸エリアにあることもあって、長い橋を渡ろうとするとビュンビュンきて、風の谷のナウシカの気分というか、ラピュタに向かう時の竜の巣にいるような気分なんですよ。とんでもない風なので橋から落ちて、海の幸にでもなってしまいそうな勢いなんですよ。
 

やっとの思いで、橋を渡りきると近所にスーパーがあるんですよ。スーパーといってもかなり大きくてモールと言った方が良いぐらいなんですけど、そこに入りますよね。入ると人がいつもよりかなり少ないんですよ。台風で早めに帰ったんでしょうね。これはもう寿司か弁当とビールでも買って帰ろと思って、お惣菜コーナーに向かったんですね。入り口から反対の角にあるのでけっこう歩くんですよ。70-80mかな。もっとあるかな。たどり着くと、店員のおばちゃんも「今日は客もそないこーへんし早めに半額にしたろ」と思ったんでしょうね。けっこうな量の惣菜がすでに半額だったんですね。弁当おにぎり系以外にも、おかずとかも半額でしたね。それで、寿司を1つ取ります。そない食べると太る思って、果物コーナーでカットすいか取って、野菜コーナーでカット野菜取って、肉のコーナーで牛肉とって、今度お菓子コーナーでイカのするめを取りに行こうと、また入り口の近くにあるお菓子コーナーに戻ったんですよ。それで、せんべいあります、ポテトチップスあります、そして、つまみ、つまみ、と思ってパッと棚を見たら、

20%引きシールが貼られた12カン入りの寿司が置かれてるんですよ!!!
 

アカン!考えられへん!!!!絶対考えられへん!!!もう絶対考えられへん!!!!誰がこんなところまで持ってきたん!!!しかも刺身コーナーでも肉コーナーでもない!冷蔵機能が一切ないお菓子コーナー!考えられへん!!!ごっつ考えられへん!!!

どのお菓子と比較して寿司諦めてん!!!どのお菓子のボリュームと、この12カン入りの寿司を比較して両方食われへんしな,,,よし、お寿司戻そうってなったん!!!考えられへんやん!!!!!ごっつ腹立つ!!!ごっつ!!!いや、むしろ泣きそう!!!かわいそう。1カン1カンかわいそう。泣く泣く、アカン、泣きそう。
 

それで、これどうしようかな思ったんですよ。もう常温じゃないですか。クーラー効いてるゆーても夏にこんな大きな食品コーナーですよ。しかも20%シールが貼られてるということはですね、今半額=50%なんだから、けっこう前ですよ。半額シールの前に、30%シールもありますし、今日は早期帰宅ラッシュのサラリーマンとパートのおばちゃんのシール貼る貼らない、割り引く割り引かない、いわゆる持ち帰れるか持ち帰られてたまるかの攻防も夕方にはあったことは予想されますし、けっこうな時間経ってるわけですよ。もう絶対アカンやん。
 

これですね、80m離れた場所まで、戻すも地獄だし、戻さないもいやなんですけどね、まごまごしてるうちに、パッと隣見たら、もうおばはんと子どもがごっつ僕のこと見てるんですよ。ものすごい疑いの目で見てるんですよ。いやいやいやいやいや、俺ちゃうよ。俺は寿司大事にするよ。俺は北海道函館生まれよ。悪そうなやつと魚介類はだいたい友達よ。
 

これは立ち去るのも地獄だし、ここでその寿司を取ってレジに行くのももっと地獄だし、なんで俺が買わなアカンねん!ってね、もうどうしようもなくなって、


ああああああああ、こんな時は、


貝になりたい


と思いましたね。


おばはんと子どもにも睨まれず、暴風雨でも波に動じることなく、戦時中でも兵隊にも取られず、海の底でゆっくりとしている

 

貝になりたい


と思いましたね。


海とか寿司とか貝とかね、最後の結びというか握りがよくわからなくなってきましたけどね、


とにかく、みなさん!取ったものを買わない場合は、元の棚に戻しましょう!漁師も農家も泣いちゃうよ。
 

お願いしますよ。

三つ折りの千円札

今年も広島平和記念式典の後に、いつもどおり事前にいっさい連絡していないが受付のところに佇んでいた浴と合流し、まっすぐ喫茶店「エイト」に向かいました。
 

店の前におばあちゃんがおりました。「また今年も来ましたよ。どうしました?」と僕が尋ねると、どうやら脳に血栓があり、今日は店を閉めて近くの病院に行こうとしたがタクシーが来ないとのこと。8月6日は1年でもっともタクシーが利用される日のためなかなか捕まりません。配車も断られたとのことです。途方にくれているおばあちゃんと喫茶店の中に入りました。原爆で患った骨粗鬆症や最近骨折もして脚が不自由になっていたのに、アイスコーヒーを入れさせてしまい申し訳ないです。今年も73年前の話を聞きました。


ここで浴と2人でスマートフォンという文明の利器を使い片っ端からタクシー会社に電話しました。10分後にタクシーを配車できる会社が見つかりました。ちょうど僕らも広島駅へ戻るところだったので、タクシーに乗り、おばあちゃんを送っていきました。おばあちゃんはものすごい喜んでいました。


その病院は喫茶店から800mほどの場所であったし、もちろんお金は受け取らないつもりだったので断ったのですが、3つ折りにした千円札を置いて降りていきました。そして先の角を曲がるまでずっと僕らを見守っておりました。
 

喫茶店や弊社の社名でもある「エイト」。確かに、末広がりとか、無限大という意味もある。だが、もう1つ大事な意味があります。それは「物事はなんでも8分ぐらいがいい」ということです。それより多くを求めない。際限なく求めすぎない。心もお腹も資源でさえも8分目がちょうどいい。すべてを求めると戦争が起きる。
 

今年も運良く会えてよかったです。来年86歳になるおばあちゃん。また来年の8月に来ますね。


千円札は財布の奥にしまっておきますね。来年この千円札でアイスコーヒーをまた飲みに来よう。


絶対元気でいてくださいね。





偏見や差別は無知による

「人間が人間でなくなるのはどんな時か」

その問いに17歳の時に広島の原爆ドームを訪問してから今まで関心を寄せてきた。

それは非常に恐ろしいし悍ましいからだ。

 

去年のある時にその事実を知り、それに囚われるようになり、瀬戸内と聞いたらそれが頭に去来するようになり、昨日広島を後にし、その島に向かった。


日本が犯した過ちの中では最大最悪とされるハンセン病患者の強制隔離政策。日本で一番最初にできたハンセン病患者の隔離施設。長島愛生院。


当時そこは診療所でも療養所でもなく収容所だった。今までイメージしてきた収容所そのものだった。所長が職員が彼らの判断だけで患者に懲罰を自由に与えられるようになった瞬間そこはもはや療養所ではないのである。治療ではなく絶滅させることを目的とする時、それはもはや療養所ではないのである。
 

僕が生まれた頃にはまだあった。戦後すぐに完治できる病になっていたのに、なぜここが必要なのか?なぜだ?なぜだ?の連続であった。
 

この島についてだが、現在161名の患者がまだ住んでいる。その倍の数の職員がいる。皆高齢のため中心にある病院の近くにいると思われ、居住区域に人が住んでいる形跡はほとんどない。
 

この島全体で不思議なことがある。どの場所に行ってもラジオが大音量で流れているのである。森の中でも大音量で流れている。隅から隅までラジオが流れていて監視カメラがあった。


今日までハンセン病については歴史から学んだ。当時の政策も形成された世論、それがもたらした被害も学んだ。らい予防法についても学んだ。多くの患者の手記も読んだ。患者の家族の苦痛苦悩も学んだ。離島であるからこそ起きることも学んだ。強制労働、懲戒検束、不妊堕胎、強制隔離、終世隔離多くのことを学んだ。
 

ただ1つの答えに行き着く。どの問題も。


それは「偏見や差別は無知からくるもの」ということである。これが怖いのである。科学的に検証可能かどうかということもあるが盲目的にそれを真と受け取る、正と受け取る無知が怖いのである。「ハンセン病はうつる、原爆はうつる、放射能はうつる。」と盲目的に信じる無知が怖いのである。「その時代、その場所で人々が醸し出す空気の伝染、感染」こそ僕が本当に恐れているものなのかもしれない。
 

それにしても海がきれいだった。夏休みの2日間ものすごく充実した。明日から東京でがんばる。台風が来ているらしいので吹き飛ばすぐらいがんばる。主体性こそ集大成。





73年目をむかえて

73年前の今日も暑い日だった。
 

8時15分を境に、この場所は4,000度にも達した。


それは、猛暑、酷暑などと表現できるようなものではなかった。


「市内は余燼猛烈。全身熟柿のように腫れた人々。苦悶の姿を一瞬に凍結した様な遺体。」


自分の知りうるありとあらゆる言葉を用いてもその状況を表現し尽くすことはできない。


「水ヲクダサイ。ダレカ水ヲクダサイ。」「オカアサン。オカアサン。」


と聞こえた。時が経つにつれ、


「殺シテクレー。ダレカ殺シテクレー。」


苦しがりながら声をあげていた。


わずか73年前のことである。
 

今年の展示ではこの言葉が胸に突き刺さった。


「人間が人間に対してなしうる残虐にこれ以上のことがあるだろうか。」


36歳になった。毎年歳を重ね、訪れるたびに、
 

「自分は日々ちゃんと生きているだろうか。生き長らえようとしていないか。」
 

その気持ち強くする。

Relux新卒の受田くん

今年1月29日にReluxを運営しているLoco Partnersの受田と名乗る人から広告の問い合わせメールがあったんですよ。

 

メール文頭から「突然のご連絡」が「いきなりのご連絡」といきなり書かれていたので、即「こいつアカンな」と思ってプランごとの広告料金を書いて送ったんですよ。そしたら電話して来て、勢いよく「安くなりませんか?」と来て交渉力もないのでスルーしてたんです。
 

Reluxはスタートアップ業界では有名でKDDIに売却したOTAなのですが、民泊業界ではあまり知名度がありません。


ちょうど2日後の1月31日に「民泊カンファレンス"運営代行スペシャル"があるので良かったらご参加下さい」とメールしたら、当日、受田が上の人連れて2人で来たんですね。会ってみたら、Reluxのパーカー着てアピールする気満々なんですよ。それで聞いたら新卒1年目なんです。おーこいつなんやねん。ガンガンくるやんみたいな。


そして代行会社のプレゼンが終わりトークセッションの時間になり、いつも通り僕がまず質問します。その後、会場から質問タイムになるのですが、その瞬間に受田がもう手挙げてるんです笑 そして僕が当てるともうぜんぜん的外れの質問したんですよ。君、今までのプレゼン聞いてた?みたいな。「Relux新卒の君、質問は的外れだけど手を挙げる勇気はいいね。」ぐらい会場で言ったと思うんですよ。

 


次の日曜日に、横須賀の空き家活用を含めた町興しイベントがあり、僕が次の月に横須賀で講演するので下調べに参加したら、またその会場に受田がいたんですよ。「横須賀出身なの?」って聞いたら「いいえ、縁もゆかりもありません。」と。
 

 

それで、「今夜京都から来ている民泊ホストSohtaroさんと飲みます」と、僕がFBにポストしましたよね。そしたら即効、受田から連絡が来たんですよ。受田、すごくないですか? 今日土曜日ですよ。今から汐留オフィス出て人形町向かいます!って言って、すぐ来たんですよ。

 

それで、店内に入ってきてパッと受田をみたら、


「Relux」


のパーカーまた着てるんですよ。

 

もうお前な、土日ぐらいは会社のこと考えずリラックスせぇや笑 
 

そーたろーさんと鞍安さんと熱い民泊トークしてたら、受田ぜんぜんついていけないんですよ。そりゃそうですけど、まったくFBのポストも見てないんです。「大津山さん?児山さん?誰ですか?」って言ってきて「受田、よし、もうお前帰っていいぞ」ですよ。


あとトークもウケダという名前の割には、ぜんぜんおもんないんですよ笑 まったくウケてないどころかトークが受身なんですよ。もはやウケダ改めウケミダと名付けたいぐらいなんですよ。もっと攻めてこい!笑
 

 

受田くんからの御礼メール

「本日は参加させて頂きありがとうございました!
日頃聞けない話で大変勉強になりました。
お話についていけないとところもあり、実際にやらないとわからない部分も多いなと感じました。
また、記事についても読破いたします!

引き続き何卒よろしくお願いします!

本当にいい話が聞けました!!!」
 

すごいポジティブでしょ。すごいでしょ。


受田くんへ、Reluxが民泊業界で天下取るためにはまずは自分が他の誰よりも詳しくならなアカンで〜。民泊大学の記事をまず次会う時には全部読んで来てね〜特にインタビュー記事。インタビュー記事があるメディアは民泊大学だけよ。超貴重よ。俺より詳しくなったら、民泊大学で最強の枠である"ABCチェックイン専用スーパーバナー"をRelux様に無料進呈したいと思います。まあ俺に勝つどころか追いつくのすら到底無理だけど。


ということで、私並びに民泊大学は、新卒でへこたれず何度でも喰らいついてくる受田 宏基を全力で応援していきます。うちの坂田、撤退太郎を展開する川田くん、弁護士の野村さんよりさらに若い受田くん(まったくの他社ですが笑)強烈にプッシュしていきたいと思います。
 

みなさまもReluxの民泊プラットフォームVacation homeを担当している受田君とぜひ話してみてください!将来が楽しみな男です!


今日は激論!民泊トーク!4時間スペシャルお疲れ様でした!

Sohtaroさん、鞍安さんありがとうございました!私も大変勉強になりました!

3つの坂

あまりここで書くべきことではないのかもしれませんが、さきほど実家の母親と電話していて、とあるニュースについて、「おまえも酒に気をつけろ」とか「調子に乗るんじゃない」とかいつも通りの言葉を聞いた後、はいはいと答えて、ジムに行きました。

 

 

ルームランナーで時速6km、傾斜2.0でずっとウォーキングしていました。22時55分になったので、ルームランナーについているテレビをテレ東のWBSに合わせようとチャンネルを操作していると、さきほど母親が北海道では東京以上に連日連夜報道されているニュース映像がまた映し出されていました。

 

札幌で起きた事件なので、知り合いの方の顔と名前が浮かび、誰なのかその方に聞こうと考えていた瞬間に、実名が表示され、「あ!」と、イヤホンをしていたせいか僕の大きな驚きの声が館内に響き渡り、よろめいてルームランナーのスピードについていけず後ろに倒れてしまいました。

 

映し出された名前は、まさに、連絡しようとしていた

 

 

その方でした。

 

ものすごいびっくりして更衣室に戻り着替えてそそくさと帰りました。

 

帰り道、去年札幌でのベンチャー企業向けの講演にご招待いただいたこと、東京でもイベントの後の二次会でご一緒した時のことなどを思い出し、親切で気さくな先生というイメージがあり、非常にショックでした。

以前からも今までもそうですが、経営者の方々と飲むことが多く、過去に酒を飲んで失敗した経験から、酒を絶っている人によくお会いします。僕もいつか書こうしていたのですが、やはり酒がなまじか強いだけに飲みすぎてしまい、失敗してしまうことが多いです。酒を飲んであらぬ方に向かってしまったというのは、思い起こせばめちゃめちゃ多いです。やはり飲みすぎると飲み会でも全員の話を記憶できなくなり、大事な話を聞き逃すとか、話のオチの手前でオチを忘れるとか、やはりその場のことだけ考えても良くないことがあるんです。

 

人生には3つの坂があるそうです。1つ目は、上り坂。2つ目は下り坂、そして3つ目は「まさか」と言われています。

僕はニュースを見て「まさか!」と叫んで、傾斜2.0のルームランナーという坂から転げ落ちました。

 

それは一瞬の出来事でした。

 

一瞬というのは気を緩めるといきなりやってきて、転げ落ちて、痛みを伴います。打ち所が悪ければ、再起不能に陥ることもあります。

 

本日はボジョレーヌーボー解禁日というのがこれまた皮肉ではありますが、気を引き締めて京都大阪出張行ってまいります。