機が熟すまで静かに思いを抱えておく

ご訪問ありがとうございます。
長野県伊那谷セラピー相談室の澤です。

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気づけば明日からゴールデンウィーク。

鮮やかな新緑とアルプスの残雪が美しい季節がやってきます。個人的には、５月が最も好きで、長野へ移住してから尚更好きになりました。

風景のどこを切り取っても絵葉書の世界のようです。

セラピストをしていると、それは当たり前のことですがセラピストと接することが多くなります。

また長年しているタッチフォーヘルスの協会でも、同じインストラクターとの接点も多く、語り合うことや話し合うこともあったりします。

そんな時によく思うのが、同じセラピーをしていても、それぞれセラピーをしている理由や、大切にしている点は全然違うんだなと感じることです。

・セルフケアで健康増進のために

・なるべく薬を使いたくないから

・本当の自分を知って欲しいから

・人生を変えるお手伝いをさせて欲しい

・地域の高齢者の健康に役立てたいから

・自分が元気になったので恩返しをしたい

・筋肉や骨など体が大好き

などなど、人それぞれの思いがあり、でも同じセラピーをしていることもあります。

その逆もあり、思いは同じだけども、しているセラピーは異なると場合も。

私自身は、「自分が長年悩んだ経験があり、どこに相談行けば良いか分からず、初めて人に悩みを話した時にすごく楽になった。」という経験が過去にありました。

ですから、「そんな時間を提供したり、居場所を作れたら・・・」という思いが根幹にあります。

あとは自分が吃音だから、会社員ではあまり出世や仕事は望めないような気がしました。

そんな思いを抱えている時に、たまたま目の前にキネシオロジーが現れたという感じでした。

タイミング的に他のセラピーが現れていたら、私は全く別のことをしていたかも知れません。

占い師だったかも知れないし、ヒーラーだったかも知れない。

もしかしたらカウンセラーと名乗っていたかも知れません。

しかし、パラレルワールドの世界があったとして、違うセラピーを選択していても、私は長野に住んでいたような気がするし、同じように今のサロンを構えていたような気がします。

多分、それくらいセラピーの種類や手技というは絶対的なものではなく、それよりも自分は何を大切にしたいのかが重要な気がします。

だからこそ、あれこれと新しいものを探し求めるよりも、自分の心としっかりと向き合って相談する時間を大切にして欲しいなと思います。

静かな時間を作ることが大切だと言われているように、何もしないことをするというのは人生にとっても、また自分が前に進むために案外必要だったりするんじゃないかな・・・と

ささやかな人生の経験を通じて感じています。

私自身も、セラピストになりたいけども、どのようにして良いのかわからない時に、よく登山へいき、よく小説を読んでいました。

そして、ふとした瞬間に山の頂で、「よし！やってやるぞ。」と急にスイッチが入りました。

村上春樹さんの有名なエピソードにも、小説家になろうと思ったきっかけは、ヤクルトスワローズの試合を昼間にビールを飲みながら観戦している時に、ふと思ったそうです。

そんな風に、機が熟すのを待つことが大切なんでしょうね。

散ったばかりの桜の木に、栄養や水をどれだけ与えても来年の春まで咲かないように、待つことが何よりも大切だったりするのかなとも思います。

そして機が熟す時というのは、追い風のようなものが吹き、手頃な波が訪れるので、しっかりと乗りきれるように、心の準備だけは怠らないことが大切だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

伊那谷セラピー相談室の澤でした。

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