言い切る言葉の強さ

ご訪問ありがとうございます。
長野県伊那谷セラピー相談室の澤です。

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春の湿っぽい雪の日が続きました。

２月の暖かさで春を早くに感じていましたが、３月は冬へと逆戻り。

今年は、例年以上に桜が待ち遠しく感じますね。

ちなみに、私の住む伊那市高遠町は日本三大桜観光地でもあり、春は人で賑わいます。

先日、ラジオを聞いていたら、心に留まる会話がありました。

それは有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMERというラジオで、ゲストとして結婚相談所の植草美幸さんという方がゲストで登場していた回です。

『ザ・ノンフィクション』というTV番組で、ズバズバと相談者に物言う姿が面白くて反響があり、それでラジオのゲストに呼ぼうという流れがありました。

ラジオの中でも、切れ味の良い言葉をスパスパと話されて、内容的にも面白い回でした。

ゲストの植草美幸さんが帰られた後のトークで、

「結婚したいけども、上手くいかずに不安を抱えている相談者に対して、あそこまでズバズバと言ってくれると、その強い言葉に悩んでいる人は信じようと思うだろうな・・・。」

との話がありました。

「結婚したいなら目を整形しなさい。」

「服装がダメ、姿勢がダメ、考え方がダメ」など、

コンプライアンスに厳しい時代に、自分の経験則から思ったことを平気でそのまま伝える植草美幸さんの言葉には、やはり賛否はあるそうですが、言い切れることが凄いとの話題になってました。

私がこの内容が心に留まった理由としては、セラピー業界にも通ずると感じたからです。

言葉を言い切る先生ほど、この業界でも人気があり有名な人が多いと思われます。

・他のセラピーは偽物だ。
・これだけが唯一の本物です。
・この食べ物は絶対に体に良くない。
・これが病気の原因だ。

ズバッと言い切ることで信用させて、それが功を奏する場合もあると思います。

セラピーの業界も、心や体で悩んで困っている人が相談に来るので、自分よりも知識や経験ある人に言い切られる方が安心だったりします。それが権威者なら尚更です。

それを意識的にしているのか、無意識にしているのか、真意は定かではありませんが、言い切るというのは、言葉としてすごく強く重みを感じるし、私も信じ切ったことがあります。

逆にいうと、私は言葉を言い切ることはあまりなくて、いつも曖昧な表現をしてしまいます。

それは賛否の否を恐れる気持ちや、自信の無さが影響していると思います。

また絶対と言い切る先生が、絶対じゃなかったことも近くで多く見てきたこともあるからです。

その冷めた感覚を持っているのは、自分の弱みでもあり、正直さが強みでもあります。

そして言い切ることは、どこか嘘をついているような感覚もありました。

お陰様でトラブルは今までありませんが、人によってはもっとビシッと伝えた方が良いのかなと思うことは今でも多くあります。

ただ、やっぱり有吉さんが秀逸だなと思ったことは、

「結婚なんて人生で多くても２、３回しかできない。多く経験ができないことを、あそこまで強く言えるのは多少のハッタリやペテンが入っていると思う。そうじゃなきゃ言えないよと。」

それを悪口や皮肉ではなくて、リスペクトを込めて言ってたように感じました。

形のない曖昧なものを扱っているセラピーの世界だからこそ、ペテン師にようになってしまう可能性もどこかに秘めていると思います。

まぁでも、人気のや信用のためとは言えども、私は強く言い切れない性格だよな・・・と、思いながらラジオを聞いていました。

しかし、悩んでいる人に対して自分の考えを伝えるときは、曖昧な言い方ではなくて、賛否の否を恐れずに正直に伝えなきゃなとも感じました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

伊那谷セラピー相談室の澤でした。

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