きっかけを見失わないこと

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長野県伊那谷セラピー相談室の澤です。

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ここ数日は雨が降ることも多いですが、晴れると雲一つない見事な青空が広がります。

先日、家族で近所へ登山へ行きました。

子どもたちは山の保育園に通っているお陰か、３時間の行程もスイスイと。口では疲れたと言いながらも足取りは軽やかでした。

少し遠くへ行っては木の影に隠れて、バァーっ！と驚かすのが楽しいようでずっとしていました。

娘はまた一緒にお弁当持って行こうね・・・と話してくれ、子どもたちが山を好きになってもらうための教育もゆっくりと進行中です。

標高が高くハードで危険な山に無理に行かせると山嫌いになることが多いと聞くので、心地良い程度の山をあと数年は続けようと思います。

親子で一緒と言うと、鬼滅の刃「刀鍛冶の里編」が４月から始まり毎週楽しみに観ています。

私は漫画で全冊読みストーリーは知っていますが娘と息子はテレビが初見です。
（アマゾンプライムで見てます）

大人になると子どもの頃とは違った視点で、台詞や仕草の１つ１つを噛み締めて、意味を考えながらアニメを見てしまいます。

キャラクターの台詞を、一人の社会人として、またセラピストとしての職業的なフィルターを無意識に働かせ、作中で心に響く言葉があると気に留めてしまいます。

昔は、小説の中にそのような言葉を探し求めていました。

今ではそのような習慣は減りましたが、気になった言葉はメモとして残すようにしています。

そんな中、アニメの中の回想シーンで記憶喪失の人に対しての言葉がけで、

きっかけを見失わないこと。

些細なことがはじまりとなるんだよ。

と、記憶を取り戻す手がかりを伝える際に話していた内容が、セラピーや人生においてもとても大切な言葉だと感じました。

人が変わるきっかけというのは毎日のようには無いかも知れませんが、毎週もしくは毎月のようにならあるように感じています。

セラピーというのは、そんなきっかけになる１つの場でもあり、またきっかけに気づくための促しの場でもあるような気がします。

そして、きっかけを掴む腕力や勇気を育む場でもあると感じています。

私自身も自分の幾つかの人生の転機を思い返ってみると、１つ１つは些細な事ばかりでしたが、時間が経って後々すべてを繋げると、あらかじめ用意されていたストーリーようでした。

日々の些細なことの中に、大切なものが散りばめられているように感じます。

でも自分にストレスがあったり余裕がないと、きっかけに気づくことも掴むこともできません。すぐ近くにあるのにないように感じてしまいます。

そういう事に気づくために、心に余裕を持つためにセラピーという存在があります。

頭のモヤモヤが晴れたり、気持ちがスッキリするだけでかなりの余裕が生まれます。

誰もが良くいう言葉ですが、セラピーというのは気づきのワークです。

気づくだけで問題が解決することもあるし、タッチフォーヘルスの五行メタファーでいうと気づくだけで痛みや症状が緩和することも良くあります。

きっかけを見失わないこと。

些細なことがはじまりとなるんだよ。

アニメの中の何気ない一コマなのですが、そういう細部にも大切なメッセージが秘められているなと感じました。（漫画を読んでいるときは気づかなかったのですが・・・）