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非正規には悪夢のGW 「給料前借り」「カードローン」でしのぐ
http://tanakaryusaku.jp/2018/05/00018007
 
文・橋本玉泉

 

ゴールデンウィーク真っ只中。
 
非正規労働者として働く身には、厳しくつらい時期だ。
 
多くの企業が休みに入るこの時期、非正規に割り振られる仕事は激減する。
 
筆者が警備員の仕事をするようになってから、5年以上になる。
 
警備員のほとんどは、1勤務ごとの報酬で働く非正規である。
 
工事関係もそうだ。
 
3月末までの年度末には道路や鉄道、建設などあらゆる種類の工事があるが、4月に入るととたんに激減する。
 
そしてGWともなれば、まず工事関係は望めない。
 
わずかな現場しかないため、ベテランでも仕事の確保は難しくなる。
 
「厳しいねえ。これで雨でも降ったら、もう泣くしかないよ」。
 
知り合いの50代のベテランは苦笑する。
 
雨が降れば、工事は中止。
 
収入は絶望的となる。
 

 

土日祝日は概ね休みになるのは、製造関係も同様だ。
 
通常は24時間稼動し続けている工場なども、4月28日から5月6日まですべてのラインが停止する現場がほとんどだ。
 
ゴールデンウイークは9日間の連休になることが恒例化している。
 
本来は平日である5月1日、2日も休みになるのだから、働いた分しか給与が得られない非正規には死活問題である。
 
筆者は今年は事前準備して、この時期に施設関係の仕事を確保することができた。
 
施設の仕事は拘束時間が長い上に、報酬も割安だ。
 
無いよりはましだが、相当きつい。
 
工事であれば、通常は1万円から1万2000円程度の日当がつく。
 
だが、施設関係はまちまち。
 
14時間の拘束で報酬が9000円程度か、それ以下というケースもある。

つい先日、同僚からこんな話を聞いた。
 
「橋本さん、A社さんは我々へのギャラに、休日手当分を上乗せして払ってくれているらしいですよ」
 
A社とは発注元の大手企業だ。
 
派遣会社は、発注元にはギャランティについて聞くなと禁止している。
 
しかし、現場の人間が訪ねると、わりと簡単に教えてくれる。
 
A社の担当者は、割り増しした金額を支払っていると言うのだ。
 
もちろん、現場の我々にはその分の金額は追加されていない。
 
こういう点を、在籍する警備会社に問い詰めても、はっきりした答えなど返ってこない。
 
「そんなはずはない」
 
「何かの間違いですよ」
 
などとはぐらかされておしまいである。
 
「要するに、俺たちが受け取るべき分のネコババだろう。頭にくる」。
 
同僚たちは不満を口にするが、どうにもならない。
 
言いなりの給料で言いなりの仕事をするしかない。
 
おまけに、正社員は月末に給与が振り込まれるが、非正規は先送りされることが多い。
 
筆者の会社でも、現場の我々への給料が支払われるのは、連休明けの、さらにその週末の5月11日である。
 
4月末に光熱費や公共料金を払ったら、手元にほとんど残らない。
 
同僚も「前借りか、カードローンくらいしかない」とため息をつく。
 
国会では働き方改革などという法案が進められているようだが、祝日こそ改革してほしいものである。

 

〜終わり~

 

 

「若者の〇〇離れ」じゃないよ。おカネが無いんだよっ!
http://sharetube.jp/article/7022/

 

 

 

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