「安倍辞めろ」で逮捕も 東京版治安維持法、都議会で委員会可決
http://tanakaryusaku.jp/2018/03/00017819
高島なおき都議(自民=後ろ姿・衛視の前)は、委員会閉会後、採決に抗議した都民に対して「傍聴人がどういうことだっ!?」と暴言を吐いた。田中が「あなた今『傍聴人が』と言いましたね」と質すと踵を返してスゴスゴと逃げて行った。=22日、都議会 撮影:筆者=
官邸前デモが、権力監視の張り込み取材が、取り締まりの対象になる。
逮捕、起訴され有罪となれば「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」だ―
戦前戦中の治安維持法を再現する東京都の条例案がきょう、都議会の警察・消防委員会で可決された。
共産党を除く、全会派(民進、都民ファ、公明)が賛成した。
正式名称は「東京都迷惑防止条例の改正案」。
表向きは「ストーカーの規制強化」となっていて、安倍広報のマスコミもそっちで報道する。
だが実態は言論表現の自由をガチガチに縛る内容だ。
キモは「つきまとい行為における『行為類型』の追加」である。
東京都(警視庁)が追加したがっている類型は―
・監視していると告げること
「安倍首相が記者クラブや与党の政治家と今、赤坂の日本料理店で会食している」とツイートしようものなら、まさに これに かかる。
首相動静も対象になりかねない。
事実、小池都知事は国会議員時代の2013年、秘密保護法に関する質問でこう述べている。
“新聞各紙の「首相動静」は知る権利を越えている。見直すべきだ”。
・名誉を害する事項を告げること
安倍晋三が中学生以下の知的レベルしかないことを指摘したら、これに該当する。
「安倍ヤメロー」もアウトだ。
昨秋の総選挙、男性は安倍首相の演説会場で警察官から両脇を抱えられ、駅まで連れて行かれた。=昨年10月、秋葉原 撮影:筆者=
・みだりにうろつくこと
抗議行動が目的で官邸前や安倍邸前に集まれば、これにあたる。
決定的に恐ろしいのは、被害者の告訴がなくても取り締まり可能なため、現場警察官の裁量で逮捕できることだ。
官邸前やアキバで安倍首相に向かって「お前が国難」と書いたプラカードを掲げたら、即お縄となる可能性が出てきた。
警察は予行演習を行ったフシがある。
昨年10月の総選挙だった。
安倍首相の演説があった秋葉原で、「森友疑惑・徹底究明を」と書いたプラカードを掲げていた男性(60代・世田谷)が、警察官に両脇を抱えられて、会場外に連れ出されたのである。
この男性がきょうの都議会を傍聴に訪れた。
男性は条例案が可決されるや「ふざけるな」と言い捨てて退席した。
「警察と都議会は一体化して、市民の表現の自由、意思表明の自由を抑制する内容の法律を通そうとしている。市民の意見を無視して決めた」。
男性は激しく憤った。
昨年10月、秋葉原でプラカードを掲げていただけで警察に強制排除されたことについて触れると、男性は「今度は逮捕される」と言って表情を引き締めた。
改正条例案がもたらす委縮効果は抜群だ。
罰則も強化される。
現行「6ヵ月以下の懲役または50万円以下の罰金」→「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」となる。
東京都版の治安維持法は29日に本会議で採決され、可決成立すれば、7月に施行される。
参加者2人が公務執行妨害で逮捕、連行された。改正条例案の施行後は、デモで集まっただけで逮捕される可能性もある。=16日、官邸前 撮影:筆者=
〜終わり~
澤田愛子 @aiko33151709
東京都の迷惑防止条例改正案が非常に恐ろしい。
東京都の迷惑防止条例改正案が非常に恐ろしい。
ある分析を紹介。
成立で警察の判断で次のような場合に逮捕も。
国会前で首相を批判するデモや集会をすること、
首相夫人をネットで批判する事、
労組がブラック企業の前で宣伝したり過労死への抗議ビラを撒く、
9条改憲反対署名を集めること他。恐ろしすぎ。
2018年3月18日
[ゆるねとにゅーす]【ヤバイ】小池都知事が密かに急ぐ「東京都迷惑防止条例”改悪”」に警戒の声が続々!「東京版共謀罪」「デモ規制で安倍政権をアシスト?」との声も!
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=155981
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=155981
3月18日4本目の記事でも取り上げられている件ですが、
小池百合子都知事が安倍政権をアシストすべく、なんと東京都までが共謀罪のような条例をさらっと通そうとしています。
真実の解明を求めてデモをする人々を彼らがいかに恐れているか!との表れともおもえます。
このように権力強化のための条例を強行に通そうとすれば、こうした一連の悪意ある共謀はますます広く人々の知るところとなり、いずれは彼らの方がその共謀を問われることになるだろうとおもわれます。
どう見ても劣化した裸の王様にしか見えません。
とはいえ、私たちは彼らの策略をちゃんと見定めて、悪法がまかり通ることなどないようにしていく必要があります。
前川喜平前事務次官が男を上げた、あの一言が思い出されます。
「あったものをなかったものにできない!」
この当たり前の感覚が大切だとおもいます。
私たちは競争原理を意図したテスト漬けの学校教育により、体制におとなしく従うという洗脳を受け続けてきたために、おかしいことをおかしいとなかなかいえなくなっているのかもしれませんが、
「おかしいことはおかしい!」
という当たり前の感覚を大切にしたいものです。
…"裸の王様"を見てしまうことになりますが。
警視庁の迷惑防止条例改正案が「東京都版の共謀罪」と物議 解釈次第で報道の自由も制限可能か
https://news.careerconnection.jp/?p=51667
https://news.careerconnection.jp/?p=51667
同様の内容はストーカー規制法にも盛り込まれている。
しかし、ストーカー規制法は規制対象を「恋愛感情の充足を目的とした行為」に限定している。
復縁を迫る、交際を迫るなど、客観的に観測できる行為に限られるのに対し、都の迷惑防止条例は
「正当な理由なく、専ら、特定の者に対するねたみ、恨みその他の悪意の感情を充足する目的」
の行為とある。
正当性は現場警察官の判断に委ねられるほか、「悪意の感情を充足する目的」があるかどうかも内心の感情で違法・適法かを分けることになるため、解釈は難しい。
このまま改正されれば恣意的な運用が行われる可能性があるとして、一部では「東京都版の共謀罪だ」という声も出ている。
「刑法上の名誉毀損にあたらない行為までも処罰可能になってしまう」
(中略)
一番の問題は、「『名誉を害する事項を告げること』を追加し、刑法上の名誉毀損にあたらない行為も処罰可能にしようとしていること」だと指摘する。
刑法では、客観的に社会的な名誉を下げるような事柄を、不特定多数に向けて言うことが名誉毀損罪の要件になる。
しかし条例の改正案では「相手がむっとするようなレベル、たとえば『お前はバカだ』などのレベルであっても、解釈次第で適用が可能」になるという。
そうなると、国会前や路上で議員を批判したり、労働組合が社前集会で会社の批判をしたり、マンション建設に反対する住民がチラシを撒いたり、消費者が企業に対して不買運動するといったことも規制対象になりかねない。
行為の形に関する制限もないので、SNSでの発信でさえも規制対象になる可能性があるという。
【納得】前川喜平前文科次官が、改憲に”腐心”する安倍政権に警鐘!「憲法を勉強してない人が憲法を勉強してない人に憲法改正を提案している。これは非常に危ない」
https://yuruneto.com/maekawa-abe-keisyou/
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憲法よく学んで考えて 長野で前川前次官が講演
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20180322/CK2018032202000008.html
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20180322/CK2018032202000008.html
長野市内の市民団体などは二十一日、「親・子・みんなで考える 勉強ってなに? 憲法ってなに?」と題する講演会を同市の県社会福祉総合センターで開き、前文部科学次官の前川喜平さん(63)が講演した。
憲法や教育などに関する勉強会を開いている市民団体などの有志が、前川さんに子どもたちにも分かる言葉で講演してもらいたいと打診し、前川さんが快諾した。
前川さんは勉強の仕方などについて「自分の頭で考えることが大事で、常に疑問を持っている必要がある。自分で考えることに関して自分に質問してみることも大事」と指摘した。
憲法に関しては「国を縛っておくのが憲法。国民をいじめたり、戦争にかりたてないようにしたりするもの」と強調。その上で、日本国憲法は「人類普遍の原理。共通に大事にしないといけない考え方だ」と訴えた。
憲法改正には「よく学んだ上で改正しないといけない」とも述べた。
裾花小六年の宮沢紬(つむぎ)さん(12)は「勉強と学問の違いなども説明してもらい、面白かった。憲法の話はちょっと難しかった」と感想を話した。
講演会には約四百五十人が参加。講演後のディスカッションでは、前川さんと小学生や大学生らが意見を交わした。
(高橋信)
文科省圧力問題で再び「話題の人」となっている前川氏、長野での講演で日本の全国民に向けて貴重なメッセージ!