【「隠せない!」 フクイチ(福島第一原発)の現場で最大4京ベクレル 2~3号機の格納容器上部で猛烈な高線量 事故から10年経過も減らず 原子力規制委➠あまりに深刻な現実で隠ぺいできなと判断したのか?10年で悪化していたフクイチ 「なにが復興五輪だ!」】

 1月26日に原子力規制委員会が福島第一原発に関する中間報告書をまとめた。その中で原子炉建屋の上部付近にも大量の放射性物質が確認されたと明らかにしたーー。

 大量の放射性物質が発見されたのは2号機と3号機の原子炉がある格納容器と建屋の最上階部分だ。

核燃料が収容されている原子炉格納容器はフラスコ状となっているが、その最上部に位置している蓋から約2京~4京ベクレル(京は兆の1万倍)の放射性セシウムが検出された。

 3号機の蓋は約3京ベクレルで、放射線量は毎時10シーベルト前後となっている。 
これは、防護服を着た人間でも、接近すると1時間以内に死ぬほどの強さである。 
今まで原子力規制委員会や東京電力は「溶け落ちた核燃料がある地下部分の線量が高い」と認識していましたが、その影響で建屋上部の検査や確認作業は遅れ、事故から10年近い歳月が経過して、このような蓋の汚染に気が付いたとしているが、ズサン過ぎる。
確実に見えて露出している部分であるが、この10年何をしていたのか! と言いたくなる。


 

 







コロナ禍の中での発表ではあるが、予想以上に高い線量が今になって確認されたことに原子力規制委員会でも、これは隠ぺいできなと判断したのだろうか。 それとも、コロナでこっちは注目されないと判断したのだろうか。
この、レベルだと絶対に隠せとうせないのは確実であるし、バレた時に言い訳は通用しなとの判断であろう。


 

【「福一の原子炉格納容器4京ベクレル」になす術なしの原子力規制委、なぜか一般に意見募集へ Buzzap 2021年1月28日】

 

 

 東京電力福島第1原発事故について、原子力規制委員会は26日、2、3号機で丸いフラスコ状の「原子炉格納容器」上部の蓋(ふた)に当たる部分が、極めて高濃度の放射性物質に汚染されていたという調査結果の中間報告書案を明らかにした。格納容器内の底部などにある溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)周辺と同程度の放射線量で、廃炉作業の遅れなど影響が懸念される。
 原子力規制庁の担当者は「大量のセシウムは予想していたが、ここまで集中した汚染は想定していなかった」としており、廃炉作業は極めて困難との認識。
 東電の担当者も「蓋の部分をどうするかは見通しが立っておらず、今後検討したい」となす術なしの状態です。
 報告書では廃炉作業で慎重な対処を求めるとし、なぜかここで
報告書をまとめるにあたり、一般からの意見募集を行うことを決めました。
当然ながら原子力規制委員会や原子力規制庁、東京電力といった日本で最も原子力に精通したプロ中のプロになす術がないのであれば、一般人がどんな意見を述べたとしても実現性のない絵空事でしかありません。
 こうした事案について意見募集をする意味は特になく、場合によっては何もできないことへの言い訳づくりと言われても致し方ありません。
 一方で、漁業を筆頭に周辺住民の生活に大きな影響を与えるおそれのある
汚染水の海洋放出にはパブリックコメントでも反対が相次ぎ、今年の世論調査でも55%が反対という結果が出ていますが、政府と東電は海洋放出の方針を変更していません

 

 

【第18回東京電力福島第一原子力発電所における事故の分析に係る検討会】

 







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Twitterの反応ーー。

 

【福島夫沢三で6.884μSv/h(マイクロシーベルト)で、関東にも南下している】

 確かに、「新・全国の放射能一覧」 https://atmc.jp/ では、

 各都道府県の4181地点の放射線量グラフを10分ごとに公開しているが、1月に入って 福島の観測点の夫沢三の数値はグラフ数値を振り切っており、今現在で、6.884μSv/h(マイクロシーベルト)となっており、この一週間で関東などにも広がっている。

今の次期は北風が強いから、南に南下して関東なども通常の1.2倍~1.5倍の高さになっている。

※ 詳細はこのリンクをみれば分かる。

▼パソコン画面からの写真 (福島の夫沢三)や関東が高くなっている。




 

※ 大きな問題であるのに、毎日新聞しか報道していない。
やはり、コロナ感染拡大で注目されない時を狙っての報告としか思えないのだ。 この発表を受けて、海外メディアが報道してほしいが、この事実だけでも、「東京五輪」など開催は不可能ではないかのか。
だんまりの大手マスコミに大きな違和感を感じざる得ない。

 

【フクイチは全く収束作業は進まず、10年で「フクイチって何?」っていう若者もいるようになった】

 今まで原子力規制委員会や東京電力は「メルトダウン」(溶け落ちた核燃料がある地下部分の線量が高い)のは誰でも知っていることだが、その影響で建屋上部の検査や確認作業は遅れ、事故から10年近い歳月が経過して、このような蓋の汚染に気が付いたと同規制委員会で報告されている。

 これ事態がおかしいと思う。現場にいかに立ち入っていないのか、白状したようなものである。

 東電はずっと以前から知っていたはず。 知っていなければ作業員に死者が出たはずだ。

 

【当初からこの「メルトダウンした溶けた核燃料棒をどうやってひきだすのか」かが、課題であった】
 そもそも、原発政策は自民党が始めた政策である。

東電だけの問題ではない。マスコミも国民の関心が薄れる中で、今では全く報道しなくなった。

 


しかし、この10年で何も作業が進んでいないことが判明したことになる。

ここからも、「何が復興五輪か!!」と言いたくなる。

 311の東日本大震災の頃は、盛んに「脱原発」など世論も高まっていたが、10年経過して年代も変化して中には「フクイチって何?」っていう若者もいるようになった。

しかし、なんにもあの頃とフクイチの現場は変わっていないことをものがたっている。

 

#福島第一原発事故 #猛烈な放射線 #最大4京ベクレル #メルトダウンのフタ #関東も上昇 #10年の歳月 #何が復興五輪か #風化した原発事故

 

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