【「無茶苦茶!!」 「復興五輪」は名ばかり。まるで聖火リレーのための避難指示解除とJR常磐線全線再開。放射線量とは関係なし、津波被災地も見せかけ復興劇】
安倍総理は「年頭の施政方針演説」でこう言った。
「常磐自動車道に続き、本年三月、JR常磐線が全線開通します。これに合わせ、双葉町、大熊町、富岡町の帰還困難区域における避難指示の一部解除に向け、準備を進めます」と…。

詳細は⇓⇓です。

 令和2年1月20日 首相官邸ーー
【第二百一回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説】

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2020/0120shiseihoushin.html
動画


https://youtu.be/xz1frSwCT_Y

それが、具体的に日程が以下のように決まった。
3月04日 帰宅困難区域の避難指示が一部解除する。
3月14日 JR常磐線が全線再開する。
3月26日 聖火リレー初日。福島からスタートして、聖火リレーのルートに含まれていなかった双葉町が追加される。


放射線量は無視しての、聖火リレーではないか!?
走るランナーや街頭で旗を振り応援する人のことの被爆は無視している。

 

 




共同通信 2020年1月18日 06時02分ーー
【聖火ルートに双葉町追加へ 復興五輪、第1原発立地】
https://this.kiji.is/591010093791265889

要旨: 東京電力福島第1原発事故による全町避難が続く福島県双葉町の双葉駅周辺などの避難指示が3月4日に解除されることが決まり、同町が新たに東京五輪の聖火リレーのルートに組み込まれる見通しであることが17日、複数の関係者への取材で分かった。県の実行委員会が近く追加方針を固め、大会組織委員会に提案する方向で最終調整しており、組織委は了承するとみられる。
 第1原発が立地し、全町避難が唯一継続する双葉町にも聖火が通ることで、福島県としては原発事故から復興が一歩ずつ進んでいることを国内外にアピールする機会にもなりそうだ。
 内堀知事は「双葉町が聖火リレーのルートに追加されることは、福島県の今の状況を国内外に発信していくうえで、非常に大きな意義がある」と述べた。
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Twitterの反応ーー。

ーー以下略ーー

 

【放射線量が下がって、人が住めるようになって解除であるべきなのに、東京オリンピックのための日程ありきで放射線量など全く無視の計画だ!】
 常磐自動車道や三月のJR常磐線が全線開通に合わせて、帰宅困難区域の避難指示が一部解除して、福島から聖火リレーがスタートして、これまで、ルートに含まれていなかった双葉町までもが追加される事になったのだ。
 これも、放射線量が低下して安全だからではない。
フクイチの現場の近い場所も「復興アピール」のため無理やり、ルートに組み込まれたとしか言いようがない。
 安倍政府と福島県は避難解除もそうであったが、日程ありきで進めている。
 


 滅茶苦茶な話ではないのか! 
 当たり前のことだが、オリンピックがあるから放射線量料が下がるわけではありません。
メルトダウンした核燃料棒はそのままだし、まだまだ、除染土の入ったフレコンバッグがたくさん置かれているのが双葉町や大熊町なのですよ。 後で示しますが、実際に線量が高い状態ですよ。
 なかなか、収束は進まず、この前は地下水を止める東壁土が壊れて、汚染水タンクは満杯で置き場所もない。
 双葉町が追加されて、自民党から送らてた堀内知事は、「嬉しい」とまで言っていた。バカではないのか?
 まずは、県民の健康を守るべき知事が、これに手放しで賛同して一緒に喜んでいるのは、地方自治を忘れた行為だ。
 そもそも、この知事は原発事故があって、自民党から送られた元官僚の知事である。選挙では自民党が総力を上げて、金もバラマキ(疑惑) 応援したのだ。
 当選してから、全て安倍政府いいなりの県政である。

ちなみにだが、岩手では、知事選挙では絶対に野党の知事に自民党候補者は勝てない。県議会会はでも野党が多いのだ。 昨年夏の選挙では、自民党候補者の2倍以上で、全市町村で自民党候補者は負けているのだ。

これは、野党時代の自民党の酷い国会を見てるからである。


 

 被災地漁師の声~東日本大震災津波
【野党自民党の国会議員は、何故、民主党の足を引っ張るのか? 支援策に全てに反対ばかり 超党派で災害支援策を何故しなのか? 政局三昧の国会に呆れ、怒りを感じる】
https://ameblo.jp/kin322000/entry-12513654403.html

政治家のあなた方は何んのため政治家になったのですか・・?

 

国会議員の仕事の原点は:
国民の生命、身体及び財産を災害から保護し、国土を保全して、国民が幸せになるため」に政治はあるはずです。
▼岩手県・田野畑村島越漁港の被災の状態。(2011年4月20日 撮影 管理人)

イメージ 31特に野党の自民党は酷い対応だ。民主党の被災地支援政策の邪魔ばかりしている。
これでは、全く前にすすまない。
 菅首相は、この未曾有の大災害に与野党を挙げて対応するため、自民党の谷垣総裁に復興担当大臣として入閣を要請しした。

 しかし、谷垣総裁は自民党執行部の強い反対もあって入閣に至ることなく、自民党は震災対応のための「内閣法改正」への協力も「審議拒否」し、「内閣不信任案」まで出して抵抗してる。 
 一体、これはなんなのだ!!  この非常時にこんな政党の争いごとをしてる場合ではない。 呆れてしまう。

ーー以下略ーー
 こういう事が県民に焼き付いているからでしょう。その前は岩手沿岸出身の鈴木善幸総理が出た県であり、自民党一色だった。しかし、東日本大震災以降はあの総理に出身地の山田町でさえ、今は野党をおしているのです。
 だから、絶対に自民党は排除してるのだろうと感じます。



また、福島県政では以前はこんなこともやっていたのだ。

2019-04-28 07:45:32ー
【「鬼畜政権」と「堀内福島県知事」を許すな! 福島県が県民である原発事故避難者に「退去通告!出ていかなければ損害金として家賃2倍」 安倍自民の言いなりで冷徹県政だ】



さて、問題の放射線量の詳細ですが
こちらをご覧ください。

【全国の放射能】  https://atmc.jp/#d=m

各都道府県の4233地点の放射線量グラフを公開しています。
最新放射線量データです。(10分毎更新)しています。

その中で、福島(夫沢三)では、平常値:0.071ですが、なんと、その107倍の

月平均: 7.616μSv/h 現在値: 7.692μSv/h 平常値:<0.071(107倍)


・月平均:  7.616μSv/h 
・現在値:   7.692μSv/h
今でも、もあるのですよ。 

 

恐ろしい話ですよ。1時間あたり7,6μSvなら、間違いなく健康に悪影響が出るのは誰が見ても明らかです。
【国の安全基準は年間20ミリシーベルト(mSv)に設定していますが、逆算すれば、3.8μSv/hとなります。 この2倍以上もあるのです】
 1日(24時間)の被ばく線量×24h×365日=年間被曝量で計算しますが、ゾッと外にいるわけではないので、通常は以下の通りの計算をします。
 ↓↓
屋内での被ばく線量 [ 3.8マイクロシーベルト(μSv) × 16時間 × 0.4(低減効果;屋内木造の場合)]
+ 屋外での被ばく線量 [ 3.8マイクロシーベルト(μSv) × 8時間 ]=20mSv

 

 

【東京五輪は、最初から「復興五輪」と言われた。現実は「復興妨げ五輪」だった】
 この、「復興五輪」フクイチ収束工事が加速するはずだったし、岩手や宮城でも、国や県、市町村の復興工事などが進むはずだった。しかし、東京オリンピックが決まって半年後には工事業者がいなくなったのです。
あの時でさえ、足りなかった建設業者や作業員は「被災地を置き去り」にして、みんな「東京五輪」のために、首都圏に移動して、この3年半、この工事は業者は作業員がいなくなり、ストップしたのです。
 コンクリートについた鉄筋は赤錆がついている。


フクイチ収束工事も津波被災地工事も現地からみれば「復興妨げ五輪」としか言いようがない。


この間に被災地は故郷での再建を諦めて、多くの人が転出したから、超超少子高齢地域になっているのだ。

昨日、NHK盛岡が01月24日09時59分放送していたがーー。
【震災被災地の産業 「業績伸びず」深刻】

https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20200124/6040006425.html
要旨:県は去年8月、沿岸12市町村の商工会議所や商工会など商工団体を対象にアンケート調査を行い、前年度の平成30年度と比較した業績についてたずねました。
その結果、建設業水産加工業製造業卸売小売業・サービス業宿泊業の5業種すべてで、「伸びていない」という回答が「伸びている」という回答を上回りました。
また、今後の見通しについてもすべての業種で「悪くなる」という回答が半数以上となっていて、被災地の産業が置かれている厳しい現状が浮き彫りになりました。
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【とにかく、東日本大震災での被災地にとって、復興妨げ五輪でしかなかった】
 無茶苦茶。 誘致の時から安倍晋三は、オリンピック開催地に決まるIOC総会で「原発汚染水は完全にブロックされています」と大ボラを吹いたときには驚きました。

 


「復興五輪」とのキャッチフレーズは、完全に偽りですよ。
 ましてや、福島ではこの9年間で「復興がほとんど進んでいない」のです。
「民の声新聞」でその事を紹介しています。
2020/01/23 15:38ーー。

【「106カ月目の双葉町はいま」 避難指示解除のち聖火リレー。福島県の実行委がルート追加を了承。「偽りの復興PRだ」。届かぬ双葉町民の怒り】
http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-409.html
要旨: 
 避難指示が3月4日に部分解除されるのを受けた措置で、2月中旬にも正式決定される見通し。だが、双葉町民や町出身者からは「偽りの復興PRだ」、「聖火が走ったところで何も変わらない」など否定的な声があがっている。福島県知事の言う「影」の部分がますます覆い隠されていくとの懸念があるからだ。

 

▼画像の大熊町と浪江の間の白の部分が双葉町です。(事故のあったフクイチは双葉郡大熊町・双葉町にまたがって立地している。)


【双葉駅周辺を走り復興PR】
 避難指示の部分解除が、まるで聖火リレーに合わせるように「3月4日」に決まった事については「聖火リレーと全く無関係とは言い切れないし、連動していると思われても仕方ないです。ですが、聖火リレーありきで避難指示解除を進めて来たわけではありません」と否定した。この点については、福島県オリンピック・パラリンピック推進室の担当者も否定している。

▼「東京2020オリンピック聖火リレーふくしま実行委員会」の冒頭、挨拶する内堀雅雄知事=福島県庁



▼JR福島駅には、聖火リレーをPRする大きな垂れ幕が掲げられている


 

▼昨年12月に東京国際フォーラムで行われた「ふくしま大交流フェスタ」では、実際のトーチを手に記念撮影するブースも設けられた


【「原発事故の幕引き図っている」】
当の双葉町民はどのように見ているのか。
 「聖火リレーを走らせるために今年3月4日に町の一部で避難指示解除をして、偽りの復興PRや原発事故の幕引きを図っているとしか思えません。聖火リレーという行為があまりにも懐疑的として捉えられ、国そのものが世界中から信用、信頼を失う、その時だけのパフォーマンスになるのではないかと危惧しています」
 そう憤るのは、原発PR看板撤去に最後まで反対し続けた大沼勇治さん(43)=茨城県古河市に避難中=。 双葉北小学校6年生の時に「原子力 明るい未来の エネルギー」という標語を考案。国道6号線から見える場所にアーチとして長らく掲げられていたが2015年12月、撤去された。
 「私も避難指示解除を境に自主避難者となる」と語る大沼さんは、「〝復興〟とはまるで〝ファンタジーの世界〟ですよ」と表現した。五輪を軸にした〝復興〟と現実とがあまりにもかい離しているからだ。ご先祖様の眠るお墓の後ろにフレコンバックが積まれる粗末な光景は耐えられません」と語気を強める大沼さんは、こう疑問を投げかけている。
 「これが復興と言えるのでしょうか?」

▼双葉町沿岸部では、大津波が襲いかかった場所にフレコンバッグが積まれている=2019年6月4日撮影

 

 



▼双葉町民が眠る墓地の敷地内にもフレコンバックが積み上げられている=2019年4月13日撮影(3枚とも大沼さん提供)


【「事故前の生活、回復出来てない」】
 双葉町に生まれ育った中通りの70代女性は「聖火リレーが町内を走ろうが走るまいが、福島で野球やソフトボールの試合が行われようが、私たちには関係ないんです」と語った。
 「聖火が町内を走ったところで何ら変わる事は無いのです。町の存在が改めて国内外に発信されるのは良い事だけれど、復興の象徴のようにされるのは違うと思います。だとしたら結局、話題づくりですよね。被災者が原発事故前の生活を回復出来ているかと言えば、全く回復出来ていないんですから」
 双葉町内にある女性の実家では、昨秋の台風で蔵の屋根が抜け落ちてしまったという。
 「12月に実家に行って片付けて来ましたが、中にあった我が家の歴史が全て泥水と放射能にまみれてしまい、駄目になってしまいました。
女性の実家は避難指示解除準備区域内にある。3月4日に避難指示が解除されるが「帰れると言ったって、人っ子1人いません。そういうところに目を向けないで、オリンピックに浮かれ騒いでいる。オリンピックばかりが騒がれれば騒がれるほど、本当に意味での復興(地域の回復など)は全然進まないのです。そういう心情を誰がどこで分かってくれるのでしょうか」と怒りを込めて話した。
【「復興五輪」という言葉の嘘】
聖火リレーが走る陰で、私たちは失われた我が家を片付ける作業を黙々としているわけです。華々しい聖火リレーの影で、いまだ復興していない被災者の心が全然取り上げられていないという事はぜひ声を大にして言いたいです」


※ 要旨ですので、是非、このリンクをご覧頂きたいのです。
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【「復興五輪」という言葉そのものが、実態を反映していない形骸化された言葉】
 今では、あの東日本大震災の被災地を訪問する人はほとんどいません。
 しかし、この原発事故は現実としてこの先100年かかるか分からないし、津波被災地だって絶対に元には戻らないのです。 


安倍政権は、米国追従で、農家も米国とのFTAで売りました。そして昨年の「漁業法改悪」で、沿岸漁師の資源も外資系民間企業に売り渡しました。
 またも、食料生産産地の東北は置き去りにされているのです。 

「被災者に寄り添った復興」をテレビの前では強調していますが、実際にやっていることは真逆で被災者を見捨てることばかりです。


 「この6年で2回にも渡る消費増税」でのダメージも非常に大きいのです。  311以降の災害もありましたがどこの被災地も、経済的復興に困ってるはずです。
 福島を始め、そこに住む被災者の暮らしは苦しくなるばかりです。 不安と焦りだけが増幅していきます。