「きものTPO/コーディネート相談」 第13回目の、八寸帯に合わすきものや季節についてです。
what’s 「きものTPO/コーディネート相談」?
きものステーション・京都に来て下さるお客様からの
「きもののコーディネートがわからない」
「こんな時はどんなきものを着たらいいの?」
というようなお声から始まった相談窓口
今回の質問は
単衣のきものには、八寸帯を合わすと良いと聞きますが、八寸帯ならなんでも良いのでしょうか?
答え
八寸帯は年中着用できるものが多いですが、帯芯を入れないぶん涼しいので、単衣の季節には重宝されます。
名古屋帯には、八寸帯と九寸帯があります。
これは、仕立てる前の帯地の幅のサイズによって、この様に呼ばれます。
八寸帯は仕立てる前の帯地が八寸幅(30.3cm)で、芯を入れずに布の端を表面からかがって仕立てることから「かがり帯」とも言われています。
八寸帯は織り帯のみです。
九寸帯は、九寸幅(34.1cm)の帯地を両端を縫って芯を入れて仕立てます。
両端の縫い代分が取られますので、仕立てあがりサイズは八寸になります。
帯芯が入るぶん風通しが悪くて、八寸帯に比べれば熱がこもりやすくなります。
九寸帯には、織りの帯と染めの帯があります。
下の写真の様に、地の目が詰まった織り方のものは、夏の単衣には暑いので、9月の終わり頃から6月の初めまででしょう。
講師の先生も毎月変わりますので、いろんなアドバイスが聞けるかも💭
是非お気軽に、ちょこっとお話しをする感覚でご利用下さいね
講 師 和装学院振興協議会加盟各校
参加料 無料
備 考 申込み不要
※相談したいきものや帯、小物があればお持ちください。
※主催:(公財)京都和装産業振興財団
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