こんにちは!はりっこです🌸
 
今年は、祇園祭も大文字の送り火も3年ぶりに執り行われ、京都の人たちにとっては嬉しい夏になりました。

 

 

でも、まだまだ暑い日々は続きます。
暑い時期のきものに合わせる帯は何が良いか?
 
 そこで、今回は、5月/15(日)に開催された、

「きものTPO/コーディネート相談」 第13回目の、八寸帯に合わすきものや季節についてです。

 

 

what’s 「きものTPO/コーディネート相談」?

きものステーション・京都に来て下さるお客様からの

「きもののコーディネートがわからない」

「こんな時はどんなきものを着たらいいの?」

というようなお声から始まった相談窓口ひらめき電球

  

 

今回の質問

 

単衣のきものには、八寸帯を合わすと良いと聞きますが、八寸帯ならなんでも良いのでしょうか?


 

答え

 

八寸帯は年中着用できるものが多いですが、帯芯を入れないぶん涼しいので、単衣の季節には重宝されます

 

 

    

名古屋帯には、八寸帯と九寸帯があります。

 

これは、仕立てる前の帯地の幅のサイズによって、この様に呼ばれます。

 

八寸帯は仕立てる前の帯地が八寸幅(30.3cm)で、芯を入れずに布の端を表面からかがって仕立てることから「かがり帯」とも言われています。

八寸帯は織り帯のみです。

 

九寸帯は、九寸幅(34.1cm)の帯地を両端を縫って芯を入れて仕立てます。

両端の縫い代分が取られますので、仕立てあがりサイズは八寸になります。

帯芯が入るぶん風通しが悪くて、八寸帯に比べれば熱がこもりやすくなります。

九寸帯には、織りの帯と染めの帯があります。

 

下の写真の様に、地の目が詰まった織り方のものは、夏の単衣には暑いので、9月の終わり頃から6月の初めまででしょう。

 

 
 
 
透け感が有るものと、部分的に透かし織りが組み込まれているのとは違うので、気を付けなければいけません‼️‼️🙀
 
部分的に透かし織りが組み込まれているものは、地の織りを見て判断することです。

透け感のある帯

これは、盛夏も着用できます。

 

そしてこちらは、部分的に透かし織りが組み込まれているもの。

透かし織り以外の地の目が詰まっているので、これは盛夏では無く、その前後の時期までです。
 
 
 

こちらは、ウールの単衣の帯です。

合わせるきものは袷はもちろん、単衣でも夏以外のものなら🆗 です👌

 

また、この帯の様に、シンプルでカジュアルなものは、お太鼓部分にタックをとって、手を斜めにして結んで、ちょっと粋な雰囲気を出したり、あるいは後見結び風にしても面白いです。と教えて頂きました。
この様に、軽くて結びやすい八寸帯は、いろんなアレンジを楽しむのにも良いですね
 

 

 

 

講師の先生も毎月変わりますので、いろんなアドバイスが聞けるかも💭

是非お気軽に、ちょこっとお話しをする感覚でご利用下さいねニコキラキラ

 

 


講 師 和装学院振興協議会加盟各校

参加料 無料

備 考 申込み不要

※相談したいきものや帯、小物があればお持ちください。

※主催:(公財)京都和装産業振興財団 





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