着物コモノ 2021 -135ページ目

使いどころに困る着物

どうもこんにちは。コヤナギです。

我が家の着物の中で、一番使いどころに困るもの。
それは、色無地。
母が若い頃に作ったもので、譲り受けた着物です。

色無地とは名前の通り、色のついた無地の着物。
ちなみに、色無地を着るシーンはこんな感じ。

1. 普段使いの帯と合わせて、お茶会などに。
2. 一つ紋(家紋)をつけた色無地なら、結婚式などに(訪問着と同じ)。
3. 黒い帯を合わせれば、法事やお通夜にも。

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着るとこんなんです。

一般的には「1枚持っていると便利」と言われていますが…。
うーん。お茶なんて高尚な趣味はないし、結婚式は華やかさ優先で訪問着を着ちゃうし、
法事やお通夜は忙しいから着物なんて着てられない。
…だめじゃん!!

そんな色無地でしたが、唯一着られるチャンスがあったのです。
それは「入学式」。
母が4月から大学に通うことになり、入学式は行きたいなと思っていたのです。
そして入学式の今日。
ばっちり着て行きましたよ、色無地。
母の晴れの日に、母の着物が着られて、ある意味よかったのかも。
「次にこの着物をアイコが着るのは、子供の入学式かな?」と母。
どんだけ先だよっっ!!

ともあれ、私の色無地デビューはこれにて終了。
次は母の卒業式に着たいと思います。

「すてきだな」粋な着物人思い出(男性編)

こんにちは。三島です。
3月を見送る前に書いておきましょう。
着物って、見知った人が突然着てるのを見るとはっとしますよね。そんな思い出。

この男性も昔の職場でお世話になった方。
定年間近の、高倉健が気さくになった感じのおじさん。せっかく(昔風の)男前なのに人を茶化してばかり。あったかい感じの茶化し方ですけれどね。
ある年の3月に、係のみんなでこのおじさんのうちに招かれたことがあったのです。
私は、職場のひとのご自宅に訪問したなんてあとにも先にもこれっきり。
職場で、おじさんの持ってくる愛妻弁当をほめすぎちゃったかなあ?とにかく係のみんなにご自慢の鮭入りのちらし寿司をごちそうして下さることになったのです。

普段降りることのない駅でみんなで待ち合わせたのですが、迎えにきてくれたおじさんの、紺の着流し姿のかっこよかったこと!驚きました。普段下手なしゃれを言ってばかりなのにこの決まり様。何のてらいもなく着物を着ていられるなんて。外を出歩けるなんて。

おじさんの自宅がまたすてき。カンカンと音の響く階段を上った、鉄筋アパートの2階です。
住まいにお金をかけなくて、着道楽というわけでもなくて、それでもおもてなしにご夫婦で着物を着ていたりする、ご夫婦ふたりのミニマム生活。理想です。
玄関とキッチンを通った奥の6畳間は、アパートならではの低い位置の窓が何とも良い感じ。
たんすの上にはコンパクトなお雛様が飾られていて、壁には『夢』という書の額が。
北海道出身というお二人にちなんだ鮭入りちらし寿司には、錦糸卵、絹さや、しいたけ、白ごま、青じそと、色合いがとてもきれい。たくさんいただきました。今では私も、ちらし寿司といえば鮭ですね。
気持がこもれば、どこでだって楽しいおもてなしの空間は作れるという素晴らしいお手本。
そして、気持のゆとりを感じさせる、暮らしの中の着物姿。楽しいひとときでした。

3月のミーティング報告・その1

中根(世田谷233)です。

3月23日(日)に行われた着物コモノ展のミーティング・レポートです。
だんだん暖かくなってきたのは嬉しいのですが、花粉が...。マスク姿もちらほら。
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今回は決定したロゴとDMの発表及びスケジュール確認、
各メンバーごとの進捗状況などを報告しました。
だんだんと作品が形になりつつあり、ミーティングも盛り上がってきました。

まずはコヤナギアイコさんから帯留作品の発表。いきなりのモモンガーっ!!!。(@o@)
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カ、カワイイ。しかし何ゆえ???でもカワイイからいいっか。なぜか違和感ないし。

さりげなくコーディネーターのひでさんも帯締作品を披露。さわやかな色合いです。
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そして、再びモモンガーっ!!!。
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いや、まじでカワイイですね。
これつけて歩いてたら注目されること間違いなしっ。
ミーティングがヒートアップしてきました。

続いては風舎さんの吹きガラス作品。
こちらは風舎さんのブログでも紹介されていたコバルトブルーの酒器。
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ペンギンライクな佇まいと注ぎ口がナイスです。これひとつで気分は夏。大きさも手ごろ。

さらにいろいろ持ってきてくださいました。こちらは違うパターンの酒器に抹茶茶碗にぐい呑み。
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吹ききガラスの抹茶茶碗は初めて見ました。感動。小鉢として使っても映えそうです。
ぐい呑みのカラーリングも落ち着いた鮮やかさでいいですねえ。
他にもぐい呑みは何種類か持ってきてくださいました。
やはり酒好きとしては見ていてワクワクします(笑)。

ちなみに『着物コモノ展』はまず作家さんありき、の企画。
なので、身に着けると言う意味のコモノにとらわれず、
いろんなコモノたちを提案していきたいと思います。まだまだいろんなものが登場する予定です。

ということでまずはこんな感じで。次回に続きます。

桑の実、食べた?

Moji屋の大谷です。

着物と言えば、絹 → 繭 → 蚕 → 桑。
皆様は桑の木、ご存知ですか?
キモノコモノ連の年長組で田舎育ちの私も、桑の実物は見たことがありませんでした。
そうしたら昨年、突然の意外な出会い。

花屋で「スイートマルベリー」という赤い実の付いた小さな鉢を買いました。
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名前と見た目から想像すると、甘~くて、ラズベリーやブラックベリーみたいな味?
店主にも美味しいと言われて、ちょっとワクワク。
帰宅後、早速ネットで栽培方法を検索したら・・・「スイートマルベリー =」!
さらに、育てている人のブログでは「大味でイマイチ、持て余した」。ガ~ン!!
私の脳裏には「赤とんぼ」のもの悲しいメロディーが流れたのでした。

やがて、実は色づき・・・
確かに大味でした。芯があるような固い食感も食欲をそそりません。
う~ん、じゃあ、ジャムにでもするか?
しかし、一度に熟れるわけではないので、
熟した物から順に摘み取り、タッパに入れて冷凍庫にストックし、そのまま放置。
イマイチなものは手間掛けて加工しても、やっぱりイマイチかも。

そこへ友人のアドバイス、「ブランデーに漬け込んで果実酒にすると美味しい」。
実は100gしかないのでわざわざブランデーを買うのも何だし、
残っていたホワイトリカーに、氷砂糖、レモンと一緒に漬け込みました。

これ、けっこう良いです(^O^)
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色がすごく鮮やかなので、お菓子やデザートの色づけにも使えそう。
水抜きしたヨーグルトに混ぜると、淡いピンク色になって
お花見のデザートにぴったりかも~

3/23現在の枝。
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今年はケチらずにブランデーに漬けます☆
キモノコモノ連のミーティングに持って行くのを楽しみに、ね。


*キモノコモノとはあまり関係ない食いしん坊的雑談でしたが、
 今日は何だかブログを書きたい気分だったのです。
 ほら、アレですよ。
 試験の前になると、普段やらない部屋の掃除がしたくなったりするという・・・(^^;

自己紹介・Moji屋 大谷

Moji屋の大谷です。

フリーのグラフィックデザイナー&商業書道作家です。
詳しくは「筆文字なび」に登録中のプロフィールをどうぞ。

デザインはポスター、チラシ、カタログなどの広告物全般。
エディトリアルデザインもウェディング情報誌から筋肉雑誌までいろいろやっています。
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依頼があればパッケージやSPツールも・・・と守備範囲が広いので、
困ったとき(時間が無いとき)の駈け込み寺になっているかも(^_^;
日々皆様に鍛えられてここまできたことに感謝しつつも、
好きな業種のお仕事に絞りたいな~と思う日々です。

書は、店舗ロゴや商品ロゴ、広告のタイトルなどの筆文字が中心ですが、
意外にアルファベットや洋風の物も少なくありません。
↓は先週書いたワインラベルの文字(提出しなかった分)
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変わったところでは「クレヨンタッチのやや丸文字」とか「映画の字幕風の文字」、
「50代の知的な女性が書いたような万年筆の文字」なんていう抽象的なオーダーもありました。
個人の方向けには、表札文字のデザインもお受けしています。
基本的には筆で書いたものをスキャニングし、アウトラインパスを作ったデータをメールで納品。

これまでの作品を紹介したMoji屋のサイト
ちゃんと更新(できればリニューアル)してから自己紹介したかったのですが
いつになるかわからないので観念して…しょぼん


さて、肝心のキモノコモノ。
コヤナギアイコさんの帯留めに刺激されて、陶芸教室で試作中。
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ニッポンの夏と言えば、キ○チョー、蚊取り線香でしょう!
そしてビール好きの私には、やっぱりビールジョッキ音譜

はい、これはあくまで自分用です。
私の担当は、扇子、団扇、ポチ袋、風呂敷、手ぬぐい。
確定申告も終わったし、本腰入れて制作しなければ!!