着物コモノ 2021 -133ページ目

自己紹介

はじめまして。まえだふきえと申します。

着物コモノ展では、ふんどしと風呂敷、手ぬぐいを担当します。

特別な日や勝負の日につけたくなるようなふんどしを作りたいと思います。




パンツをぬいで、ふんどしをつけましょう。



宜しくお願いいたします。

ガラス工房見学 2

新井ひで です。
ガラス工房見学の後編です。

型に入れて模様を付けて形を整えたガラス。先端を平らに整えたところで、不思議な言葉が聞こえてきた。
「ポンテお願いしまーす!」
はてな?と思ってい見ていると、別の細い竿の先端に少しだけガラスを巻いたものを、平らにした部分にピタっっとつける作業。これが「ポンテをつける」ということらしい。
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で、それまで吹き竿にくっついていた部分を切り離す・・・ここでようやく事の真相に気づく。
今までの先端は「グラスの底」で、切り離した部分が「グラスの口」だったのか!

更に暖めて口の部分をハサミで切って広げる。
見ていて面白いのは、熱すれば柔らかくハサミでも切ることができるのに、あっという間に固まって硬いガラスになってしまうということ。当たり前ではあるのだが、目の当たりにすると不思議。
口の形を整えて、最後にヘラで平らにする。
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そうしてできたものを切り取り・・・これも切り傷をつけて、軽く叩くと離れるのが手品のよう・・・徐冷庫へ。なんでもそのままだと急激な温度変化でひびが入るそうで、1日かけてゆっくりと冷ますんだとか。
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徐冷庫・・・と書いたけれど、これ基本的には釜。この時点で内部は100度以上。ガラスがぎりぎり溶けない温度設定になっているそうです。

涼しげで夏らしいものを作るにも、陰にはアツ~イ苦労があるんですね。
最後に道具を拝見。
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なお工房では体験も行っているということなので、興味のある方はお問い合わせくだい。

ささきさん、どうもありがとうございました(^^

写真撮影レポート

中根(世田谷233)です。

4月13日に第1回目の写真撮影を行いました。まだ作品も試作段階のものもありますので、今回はどちらかというと試し撮り的な意味合いです。ロケーションもいろいろ考えた結果、まずは233が良いのではないかと言うことになりましたが、日程的に急だったこともあり、撮影時間も短め。とはいえ、写真をお願いしたカメラマン・小澤千香子さんはやる気十分。さすがプロです。233がスタジオになりました。ちなみに小澤さんは、6月に233で個展を予定されています。

内容的には、個別の作品撮りと複数の作品を組み合わせたイメージショット。イメージショットはプレスリリース用にも必要ですからね。

ひでさんご夫妻と中根にて、撮影のコーディネイト&アシスタント的作業をお手伝い。作家の風舎さんも立会いの中、怒涛の撮影がスタートしました。
以下、簡単ではありますが、写真にてご紹介。


まずはセッティング。あいにくのお天気だったので基本室内で。
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ひでさんご夫妻大活躍。
右上に怪しげな物体が写っていますが、今回参加いただいている”まえだふきえ”さん
の作品です。このテイストでどんな着物コモノが登場するのか...。
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小澤さんがバッシバシ撮影を進めていきます。
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森さんの織りによる巾着。
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コヤナギアイコさんの帯留め。
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waccaさんの手ぬぐいに風舎さんの酒器。
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池田さんの帯留め&根付(金魚)+cabineさんの革製バッグ
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かいたりぬったり・かんちゃんのキャンバス製の帯+cabineさんの携帯ホルダー
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いかがでしょうか。まだまだ他にもあるのですが、今回はこのぐらいで。
小澤さん、厳しい条件の下で素晴らしい写真をありがとうございました。ひでさんご夫妻、いろいろお疲れ様でした~。作品を提供いただいたみなさん、ありがとうございました。最終的にはモデルさんにも加わっていただいての撮影も予定しております。乞う、ご期待。

自己紹介・柿元とこ

 キモ連に参加させていただきます、柿元とこ、と云います。

 普段は和と関係ない文房具や雑貨などを作る活動をしていますが、着物を着るのが大好きなので、今回仲間に入れてもらいました。…というか、昨年の秋頃、ひでさんに「着物のイベントやりましょうよ~」とけしかけたのが事の発端だったみたいで、それなのに自己紹介が遅くなってしまってすみません。

 今回参加される作家さんが手間隙かけた手作り一点モノを作られる方が多いので、『着物コモノ 2008 夏』で素敵なコモノに出会えるのが楽しみです。わたしは逆に、遠慮なく使い倒せる普段使い用の和雑貨を作っています。
 今回ご紹介するのは手ぬぐい。
 普段の活動では和のモチーフのものを作ることが少ないので、ここでも「いかにも和」なものというよりは、洋装でも使える和の雑貨をコンセプトにしています。

雪の結晶てぬぐい

星図てぬぐい

 好きでよく着物を着るので、今後はこのブログで作品紹介と着物のお話をちょこちょこ書いていきたいと思います。
 どうぞよろしくおねがいします。

ガラス工房見学 1

新井ひで です。

今回の企画には色々な分野の作家さんが参加しています。せっかくなので、日頃見ることのない製作プロセスを紹介したいと思います。
今回は吹きガラスの風舎ことささきさん。彼女が通っている工房GlassRootsさんにお邪魔して参りました。この日作っていたのはまさにキモノ小物に並べるためのグラス。

まず坩堝(るつぼ)。溶けたガラスが見えるよ、と言われても熱くて覗き込むことすらできない。サングラスを借りてかろうじて判るかな?という高温なのである。
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そこに先端を暖めた吹き竿を入れて、溶けたガラスを巻きつける。形を整えるのは手に持った水で濡らした新聞紙!でも途中で焦げる程の高温。息を少し吹き入れて形を整え、モールドと呼ばれる型に入れる。
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型から出したガラスの塊は、ねじりを加えて先端を切り落す・・・とここまで来て、ようやく型の模様=グラスの模様なのね、と気がつく。
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息を吹き入れながらでっかいピンセットみたいなの(ハシと言うらしい)で形を整える。
この間、常に作業用の釜・・・グローリーホールと言うらしいが、に入れて熱しては作業、熱しては作業の繰り返し。
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言っておくがガラスのついた竿も決して軽くない。
それを転がしながら均一になるようにし、整ったところで板や鉄ゴテで先端を平らにする。
時間との戦いながら根気のいる作業だ。

ここまでが作業の半分。

続きはまた後ほどアップいたします。