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前回↓

 

最愛の人が死んだ体

それに触れた時の衝撃

 

 

 

私はまーくんの手が好きでした。

 

40代のおじさんなのに

水分をたっぷり含んでいて

カサカサとは無縁の

 

ゴツゴツとしてない

柔らかい

 

ふにふにの子供のような手

 

 

まーくんに触る許可が下りたので

顔を見ずに横に寝ました。  

 

隣に寝る

最後のタイミングだろうと思って…

 

 

あんなにいつも

当たり前のように一緒に寝てたのに

 

今これを最後に

私の隣にまーくんがいることは

未来永劫無くなる。

 

 

今いるって言っても

それはただの体で

 

ここにいるのはまーくんだけど

 

それはもう空っぽの人形で

 

もうどこにもまーくんはいないのだと

泣きながら添い寝をしました。

 

 

二度と

言葉が返って来ることも

手をつなぐことも

ないのだと

 

まーくんがいた生活は

もう

無くなってしまったのだと

 

そっと触れたその体は

恐ろしいほどに冷たかった。

 

 

「暖かくない」ではなく「冷たかった」

 

 

何も入っていない。

魂も心も血の流れも

何も感じない。

 

ただのまーくんの形をしたモノ。

 

 

 

愛した家族が

ある日突然にその姿を変えた。

 

衰弱するでも

死が見えてたわけでもない

 

 

ある日突然ただの人形になった。

 

今まで動き話していたものが

全ての動きを止めた

ついこの間まで笑って動いていた

愛する人の死んだ姿

 

 

その衝撃。

あの破壊力。

 

 

忘れません。

 

 

 

私の好きだった手は

胸の上で重なっていて

 

もうあの柔らかさはなく

冷たくカチコチに固まって

 

寝転がった私からしか見えなかった

その指先は

もう黒ずみ始めていました。

 

ここまで一人にしてしまった自分を責め

 

 

奇跡が起こるとか

息が戻るとか

そんなレベルじゃないことに

心が砕けそうだった。

 

 

 

まーくんは

死んでしまったんだ。

 

 

 

受け止めきれない現実が

目の前に転がっています。

 

 

 

顔を見ることができなかった。

 

 

途中、

私のぶっきらぼうなメールに飛んできた父が

泣きながら手を合わせ

 

「眠ってる様だよ」

 

と言ってくれてたけど

 

そっと横になりながら、見上げて見たまーくんの顔は

きっと『穏やか』ではなかった。

 

目が開いていたと思う。

 

 

 

「あっ!」と思う間も無く死んだと後日言われたけど

 

きっと「あ!」と思った時の表情。

あぁ、この瞬間に命がなくなったのだなと

瞬間を感じる表情だったと思います。

 

正面からは見てないし

チラッと見たその表情に

怖くてパッと目を背けてしまったので

それ以上は分かりません。

 

怖かったのは

まーくんの顔ではなく

死んだ瞬間を感じることでした。

 

もしかしたら本当に眠っている様だったのかもしれません。

 

真正面から顔を見たのは

私の父と

発見者のMさん。

 

二人の心にそっとしまっておいてください。

 

 

 

添い寝した私

顔にハンカチをかけたタイミング

父が来た時間

 

頭ぐっちゃぐちゃで

時系列が分かりません。

 

 

添い寝してる時に

「もう運びます」と警察に言われ

「彼女の父親がもうすぐ来るので待ってあげてください」と

Mさんが言ってくれてたので

 

添い寝が先かなと。

いや、運ぶと言われてから添い寝したのかな…

そして「行く」と父から連絡があったのでしょうきっと…

 

どこかのタイミングでハンカチは外したのかな。

最初に部屋に入ったのがハンカチを探す為だった気も…

 

 

全部断片的

時間の流れが分かりません。

 

 

ただ

ずっと頭を巡る

 

 

『もう、まーくんはどこにもいない。』ということ。

 

 

『世界からまーくんが消えた。』

 

 

 

その現実に震えが止まらなかった。

 

 

 

ちなみに

まーくんは裸でした。

死ぬ前の行動が手に取るように分かる。

 

妻だから。

何もかも分かる。

 

そんな通じ合った相手が死んでしまったんだ…

 

 

 

続きます。

 

 

 

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『初めから読む』

 

↓もう二度と会えないと思っていたまーくんに会えるのかもしれない!!

と思ったある人からのメッセージ。

『生まれ変わりがあるのなら…』

 

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前回↓

一人で家で死んだまーくん。

警察が調べにやってきました。

 

悪意たっぷりに刑事を書いています。

 

分かってますよ。

彼らには仕事。

 

ただの仕事。

 

 

こちらの人生が壊れたことなんておかまいなしの

仕事の遂行。

 

 

本ブログで警察のことを書いた時に

「仕事だから仕方ないでしょ」

とコメントいただいたことがありました。

 

ぜひ、その方には

大切な愛する人が死んだ直後に

ただの仕事だと心もなく任務遂行する警察官に当たることを願います。

(は!ブラックな私が…)

 

もちろん

「そんな方ばかりではないですよ!」と

コメントくださった方もいらっしゃいました。

 

 

ただ、私が当たったのは

完全なる『仕事』の人。

あの冷たい目を忘れません。

 

 

まーくんが死んだことが受け入れられず

玄関先で佇んでいると

数人の刑事と鑑識がやってきました。

 

 

ここはいわゆる『現場』

 

人が死んだところ。

もしかしたら人が殺されたところ。

 

そしてもしかしたら犯人がここにいる。(私)

何も分からない状況じゃ、そんな可能性も視野に入れる。

 

 

慌ただしく事件の色を帯びていきます。

あらゆるところで指紋を取ったり

何かを漁ったり

写真を撮りまくります。

 

 

いえ、正確には何をしていたか分かりません。

私は玄関でうずくまっていたので…

 

 

 

部屋の中にある

まーくんの死んだ体。

 

足だけは玄関から見えて

そーっと伸ばして触ろうとしたら

「触らないで!」と割とキツめに言われました。

 

ビクッと手を引っ込めましたが

フツフツと怒りが湧いてくる。

 

あんたらのじゃない!

私のだ!!!

 

私が愛した旦那だ!

触れようと抱きしめようと私のものだ!!

妻が夫に触れて何がいけないのだ!

 

 

触れることすらできない。

させてもらえない。

 

 

少し前まで何事もなく

気軽に触れていたまーくんに

今は許可がないと触れない。

ただのモノ。

でしかない。警察には。

 

 

お悔やみもなく「話を聞けますか?」と

まーくんを見ないように部屋に入りました。

 

結婚はいつだ

子供は何人、いつ生まれたか

それぞれの名前や生年月日

まーくんに持病はあったか

病院には行っていたか

仕事は

家の購入時期

家にいなかった理由

最後に連絡をとったのは

鍵はなくなってないか

カードは現金は

通帳に実印

家に変わった様子はないか

どうやって見つけたのか

…………etc.etc.etc.

 

完全に事情聴取。

いや、聞いている内容は当たり前のことなんですけども

 

完全にトーンが冷たい。

あまりの質問の応酬に

 

震えながら泣きながら答えている私を見かねて

ずっと隣にいて手を繋いでくれていたMさんが

「それ今じゃないとダメですか!?」と言ってくれました。

 

 

「こちらも状況把握しないといけないので」

 

 

ということで続行です。

 

 

財布を見られ

中に入っていた診察券を『調査』の為に持っていきました。

 

スマホのパスワードを教えてくれと言われ

お前なんかに(あ、失言)触らせたくなくて、見て欲しくなくて

「パスワード分からなかったらどうするんですか?」と聞いたら

「持って帰る。から調査が遅れて、遺体引き渡しも遅くなる」と。

 

泣く泣く観念してパスワードを教えました。

手袋をした手で確認しています。

 

 

 

なんなんでしょうこの状況は。

 

 

たった今

大好きだった人が死んだことを知って

 

訳が分からない状況なのに

その訳をひたすら聞かれる。

 

私が聞きたいわ!

どうしてこうなったのか…

 

どうしてこんなことになってしまったのか…

 

 

 

頭をもたげて

自体の状況を必死に飲み込もうとしている最中も

パチリパチリと鑑識が撮りまくります。

 

 

しばらくしたら鑑識の人に

「顔にかける白い布はありますか?」と聞かれました。

(もしかしたら事情聴取の前だったかも)

 

ご臨終の時によく見るあれだ…

 

けど

いわゆるな白い布なんてなく

タオルはどうかと思って(というか「タオルじゃない方が…」と言われたと思う)

薄い花の絵が付いているハンカチを顔にかけました。

 

悲惨な状況なのに

まーくんの顔には

可愛らしいお花のハンカチ。

 

 

正直、冷たかったのはメインで現場を仕切っているこの刑事。

推定40代。

もう本当、顔も見たくない。(「触らないで!」と言ったのもこの人)

 

他の人はどことなく、申し訳なさそうな空気を感じました。

 

 

 

鑑識の許可が降りたので

久しぶりにまーくんの体を触ります。

 

それこそ仲違いしてしまったあの日から

ずっと触れていなかった体。

 

 

まさか

 

次に触る時が

こんな形だなんて

思いもしていませんでした。

 

 

 

続きます。

 

 

↓暴言からの仲違い。どうして今なんだろう。

『初めから読む』

 

↓そしてまさかの翌年に2年連続で事情聴取受けることになるなんて…

『孤独死に怯える』

 

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前回↓

 

旦那さまのまーくんと死に別れた時のことを

思い返して綴っています。

 

現在遺体確認をするところまで来ました。

 

 

今日は本筋とは違う流れのご報告。

 

死別当初から別ブログで日常や心情をずっと綴って来ました。

そのブログが『すくパラ総選挙』というところで

優秀賞いただきました。

 

 

本ブログでお礼のコメントを書いています。

読んでくださっている皆さま、ありがとうございます!

 

↓本ブログで取り上げています。

『ブログ優秀賞いただきました!!』

 

 

 

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↓アメブロでは死別した当時のことを振り返っています。

『初めから読む』

 

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