わかっていて頼むもの | 悪あがき女製作所

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熱海の旅行記はちとお休み。



お店に入りメニューを眺める。

またはバイキングなどで並んでいる料理を見る。

「あ、あれは業務用の冷凍食品だろうな」とわかる(想像できる)ものがある。

高いお金を出していたら、わたしはついそういうものを避けるところがある。

そこでそれを食べなくてもいいではないか、そう思ってしまうのだ。

オットはというと、そんなことは考えずに好物を食べる。


そんなわたしだけれど、

わかっていて頼む時もあるんだな。



エビピラフ。


喫茶店でピラフを頼むと、ほぼ冷凍食品であるような気がする。

それでもレンジでチンではなく、フライパンで炒めたり

具を何かしら加えたり、最後に彩りでパセリを振ったりするお店はイイ店だ。

勝手にそう決めている。



このお店は良心的。


近くのスーパーに買い物に来た時、

ついでに遅めのお昼にしようと入った。

そしてなんとなくエビピラフが食べたくなって注文した。

なんだかずいぶんと久しぶりに食べる気がする。



駅近くの2階にある、このリベルテさんにはもう3度目か4度目になる。

(過去記事⇒


以前は窓際の席からは改札から出てくる人が見えたっけ。

ここ雑色駅も少しずつ開発が始まり、予定ではもっともっと変わるようだ。



小学生の頃に3度の転校をした。

そのうち1度は以前いた学校への出戻りだったのだけど、

遠くの地へ越したわけではないのに、久しぶりに思い出の場所へ行くと

そこはもう自分が知っているところではなくなっていて

とても悲しくなったことを覚えている。


おとなになってから、

何かで近くに行く用事があって、

ついでにふらっと使っていた通学路に行ってみた。

その頃、大通りだと思っていたトラックの往来も多かったバス通りは

なんだかとても狭い道だった。

記憶の中でとてつもなく大きく見えたものは

自分が小さかったからなんだとその時気づいた。



この店ではガムシロとミルクを入れるかと聞かれ

お店の人が入れてから出すアイスコーヒーを飲みながら

この日が父の命日であることを思い出した。

…親不孝でごめんなさい。


43歳で亡くなった父は

今生きていたら75歳だ。

(となると母トミコは70歳だ)

40代で亡くなった父が75歳の姿が想像できない。

想像できなさ過ぎて、父と同年代の人を見ても

その姿に父を写すということもない。

父と同級生である徳光和夫さんをテレビで見かけると

「そうかー、あれぐらいになっているのかー」と

ぼんやりと思うくらいである。


こんなことを急に考えたりしたのは、

今年会社に入った新卒くんが配属されてきて

誰かがした質問で、ご両親が自分より年下と知ったのとは

きっと関係ない、関係ない…

(結構ショックだった)



ごちそうさまでした☆



リベルテ喫茶店 / 雑色駅


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