平塚『廣苑』

（画像は2011年10月の訪問時のもの）

餃子（中）定食 １１００円。

餃子が１５個にごはん、赤出汁のお味噌汁がつく。

ちなみに（小）は１０個ついて８５０円、（大）は２０個ついて１３５０円だ。

もちろん餃子の単品もある。

１０個で５００円、１５個で７５０円、２０個で１０００円だ。

とっても美味しくて、お客さんのほとんどがこの餃子を注文している。

餃子が安くて美味しいお店。

ただひとつ、他とは違っているのは・・・

このお店は日本蕎麦屋さんなのである。

よくある中華も蕎麦も洋食もありますよ～、という食堂なのではなく

麺はそばとうどんだけである。

ごはんものもカツ丼とかだ。

けれど餃子とホルモン焼きがなぜかある。

なので天ざるを食べながら餃子をつつくご婦人と、

向かいにはホッピー呑りながら餃子とホルモン焼きをつつく男性という

そんなお客さんもいる。

このお店のご主人は平塚の餃子の有名店『川純』出身とのこと。

あちらより低価格で供給するこちらのお店、

餃子と日本蕎麦の取り合わせは不思議な感じだけれど、どちらも旨い。

のれんにもそばとうどんを助さん、格さんを従える黄門さまのように

真ん中に君臨する餃子。

平塚という土地はラーメンが有名な日本蕎麦屋さんがあったり、

焼き肉を食べられるラーメン屋さんがあったりと、

なんだかゆるい雰囲気がいい。

垣根を取り払い、いずれも引き立て合う名店、此処に在り。

神奈川県平塚市徳延435-4
TEL：0463-31-1936
営業時間：10:00～13:30／16:30～20:00
定休日：月曜日

廣苑 （定食・食堂 / 平塚駅 、大磯駅 ）

関内『延明』

（画像は2011年6月の訪問時のもの）

大羊肉餡蒸餃子 １０個 ９８０円（税別）

ここ最近は２４時間営業の店はあれこれあるけれど、

それでもこんな風に中華のお店はそれほど多くはないのでは？

中国東北料理のお店『延明』san。

【大】とついているだけに大きな蒸し餃子。

一緒に出てきたタレは黒酢とかではなく辛口のものだった。

ひとくち頬張れば中からスープがあふれ出る。

蒸篭から取り出す時にはそおっと破かないように、

口に入れたらやけどしないように、汁を飛ばさないように、細心の注意で。

「羊の肉にはカルニチンが多く含まれているから、脂肪を燃焼して太らない」

そんなことを言いながらばくばくと羊を食らう。

たくさん食べ過ぎたら、そんなことは関係ないだろう。

わかっていながら、羊をたくさん食べたいがためにそう言い訳をする。

こんなにも羊が恋しくなったのはいつのことからなのか。

大人になった証拠かな？

２４時間、羊欲求を満たせるお店、此処に在り

神奈川県横浜市中区末広町2-5-1 2Ｆ
TEL：045-241-3889
２４時間営業
年中無休

延明 （北京料理 / 関内駅 、伊勢佐木長者町駅 、日ノ出町駅 ）

浅草『餃子の王さま』

(画像は2012年4月の訪問時のもの）

王さまの餃子（６個） ４２０円

王将ではなく王さま。

浅草の路地裏にある、まるで日活のロケで使われるような雰囲気の中華料理屋。

もちろんお酒をいただきながら、が似合います。

カリカリと油多めに揚げ焼きのような餃子は、結構お酒を提供する店

（居酒屋とか）で多く見られる気がします。

たしかにカリカリとした食感がつまみにぴったりです。

本場中国では焼き餃子はあまった水餃子を翌日食べる時などにそうしたもの。

それが日本では焼き餃子の方がポピュラーだし人気。

日本人というのはこの香ばしい焼き目に、なにか惹きつけられるのかも。

石焼ビピムパだって、韓国では焼かない方が普通らしいし。

こうして記事を書きながら見ていると、また餃子が食べたくなってしまう。

それもやはり焼き餃子の場合が多い。

餃子というのはなんでこうも魅力的なんでしょう。

内装もまた味の店、つまみにぴったりな餃子、此処に在り。

東京都台東区浅草1-30-8
TEL：03-3841-2552
営業時間：11:15～14:45（L.O14：30）/16:00～20:45（L.O20：30）
定休日：火曜日

餃子の王さま （餃子 / 浅草駅（東武・都営・メトロ） 、浅草駅（つくばＥＸＰ） 、田原町駅 ）