①和文化のきっかけは、大人女性を体現していた祖母 | 茶道を通じ、感性を磨き高める《西宮・神戸・オンライン》 福崎きみ 和文化の玉手箱

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茶道や着物という和文化やヨガの教えをもとに、
和のこころで自分を整えるエッセンス、和文化を身近に感じるトピックやヨガマインドなどをお伝えします。

〇和文化の玉手箱〇

茶道や華道、着物着付けをしています。

というと良く聞かれます。

 

「実家がそういう関係のお仕事?」

 

いえ、全く。

 

サラリーマン家庭のもと、

洋風の家で育ちました。

 

 

 

じゃあ何で

茶道や和文化を25年も続けてきてるのか、

 

というと10代までさかのぼります。

 

 

一番は祖母への憧れ。

大正生まれの祖母は、いつも和服でした。

 

 

着物の匂いや、

洋服にはない色使い。

 

優雅さに心惹かれました。

 

「大人になったら、着物を着る人になる。」

とひそかに思っていました。

 

そして祖母の

上質で丁寧な暮らしぶり。

 

ゆったりとした京ことばや、

 

見事な細工が施された欄間や

日本庭園がある邸宅。

 

「浮世離れしていて、竜宮城みたい。

時の流れがここは違う。」

 

とこども心に色々と感じ取っていました。

 

 

和やかで、美しくて、精神的に自立した

優雅な日本の大人女性の姿。

 

~~~~~~~~~~~~~~~

「どうしたら、

こういう大人になれるんだろう…?」

~~~~~~~~~~~~~~~

 

振り返ってみると、

10歳頃に感じていた

この問いが、

 

私の人生の軸になっています。

 

 

 

*ちなみに私は、

決して大人しいタイプでなく元気いっぱい。

 

学級委員長をして

外遊びが大好きな小学生でした。

 

中学生になり、

もうすぐ高校生。

 

受験もないので、

退屈な夏休みを過ごしているうちに、

「このままじゃ、理想の大人にはなれない気がする」

 

と感じたのがこの頃です。

 

理想の大人=和に精通している

というイメージだったので、

 

理想に近づくには、和の習い事をしよう。

と決めます。

 

 

そして、茶道に力を入れていた学校だった事もあり

高校から茶道部に入部。

 

「着物が着たい♡」

という単純な理由で

日舞部にも入部しました。

 

 

茶道はとても気軽な習い事で、

 

日舞の方が、

発表会などもあり真剣に

取り組んでいました。

 

着物姿での立ち居振舞いは、この時に

身につけることができました。

 

かつらと衣装が重くて、フラフラでした。
 

”演じる事の楽しさ”

が私にはどうにも分からなくて、

日本舞踊は3年で辞めましたが、

 

茶道は様々な偶然が重なり、
その後も続いています。
 
 
「何か楽しい。理想の大人女性へ近づける気がする」
 
一番初めに茶道を体験したとき、
感じたこの気持ち。
 
理想の世界への扉が、開いた気がしました。
 
 

②に続きます。

 
高校茶道部時代の話はこちらから。
本当に!大人気の部活でした。
 

 

 

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