アナログメディアということでカセットテープとVHSについても。
と言ってもこの辺はあまり熱心に終えてる分野ではなく結構抜けがちなので
まとめて番外編ってことで。
その流れでDVD、以前書いたCD-R記事の補足も。
〇カセットテープ
意外にもオフィシャルでリリースされたテープは特典のMIX一本のみ。
ただメジャーでの活動期間があったのでアドバンステープやプロモ的なものは存在します。
一番有名なものとしてはやはりホームシックの予約特典などで配布されたILLICIT TSUBOIのMIX。
ECD自身が近年サウンドクラウドにアップしてたので現在はこちらで聴くことができます。
ガッツンガッツン2枚使いするだけに飽き足らず音も足しまくりで全く別物になってる曲まで。
禁断の元ネタも飛び出したり、短いMIXながらやりたい放題感が当時から健在です。
MASS対COREに至ってはREMIX！こちらは単体で後年MASTERに収録されました。
数年に一度くらいセールに出たりもしますが、あこがれの一本ですね。
Cutting Edge時代はおそらく作品ごとにアドバンスはあると思うのですがめったにお目にかかれず、
存在を知ってるのは下の大脱走以外は前記事で触れた
俺達に明日は無い（未発表バージョン）とBIG YOUTHの文字ジャケテープ位。
それと、数日前にMix Tape Troopersさんが未知のMIX TAPEを紹介されていました！
「Fuck You !! We Are From Shimokitazawa」、詳細はこちらです。
写真では1stとCheck Your Mikeのアドバンスまで。
さすがMTTさん、唸るしかない、、、
ECD [大脱走] CT
1:大脱走
2:大脱走 (FORCE OF NATURE REMIX)
00年、大脱走のレコードのアドバンステープ。
収録内容はレコードと同じ2曲。
まぁいわゆる普通のアドバンステープ、なんですがなぜか90分テープ。
そりゃ気になりますんで聴きましたよ全部。
A面に2曲、最初に入ってるだけでした。謎。
ECD [動物達の世界] CT
14年、JETSETの特典用ミックステープ。
ECDといえば和物、ということで今作も和物MIX。
Chillというよりは物悲しいやさしさに包まれた曲で構成されてます。
ただ優しいだけでなくどこかアシッドフォーク感も感じさせる何かが引っかかる選曲。
最終的にはプログレからのスクリューMIXと、ずぶずぶ終わらせる仕上がりにニヤリです。
個人的にこのテープで気になったのが北原ミレイの「生きていようよね」なんですが、
この曲のオリジナル、自分の好きなコンピ「唄の市沖縄フォーク村」で
北炭生が歌ってた曲なんですね。流れから見つけるこういう発見が嬉しかったり。
〇VHS
ビデオ関係も意外に少ないです。
そもそもワンマンでのライブやツアーをやることがなかったので単独の映像化が無い。
90年代初頭あたりはクラブカルチャーを紹介するビデオマガジン的なのもあって、
Krush Posseやナツメグ特集なんかのビデオもあったりするので
もしかするとそういうので何かあったりするかも？とは思います。
[さんピンCAMP] VHS
97年、日本語ラップの一つの節目。
これがビデオで出た時は狂喜乱舞で買いました。
当時地元にHIPHOP扱ってるCD屋がなくて電車に乗ってたまに買いに行ってたんですが、
小遣いも限りがあるので雑誌もまだ買えてなくて店頭の情報のみだったんですが、
OSTでさんざん聴き込んだあの曲が映像で見れる！と興奮して買ったのを覚えてます。
何度も何度も繰り返し見て、父親にまで何度も見せてた思い出。
内容は、前回も載せましたが過去記事ご参照です。
余談ですが、以前リカとHACの記事で触れた「野外授業」という映画のクレジット、
やはりさんピンCAMPの原案だったようです。
もともと映画を撮る企画だったという話があるのでその時のタイトルですね。
[cutting edge HIPHOP VIDEO CLIPS] VHS
1:CUTTING EDGE
9:大脱走 (video edit)
00年、Cutting Edge所属アーティストのMV集。
確かレーベルコンピCreation Rebelと同時期に出てたと思います。
今となってはYoutubeなんかで見れちゃったりしますが当時はこういうビデオも
スペースシャワーとかでしか見られなかったんでVHSは嬉しかったです。
ボーナスも入ってるんですが今うちでVHS見れないので確認できず、、、
〇DVD
当サイトは基本アナログ媒体のみですが
おまけの今回、ここからはデジタルのお話。
代表的なものとしてはECDVDのリリースがありますが
DVD-Rで作られてるものは結構あるのではないかと。
[ECDvD] DVD
04年、自身のレーベルRecordsより。
08年には同じく自身のレーベルFinal Junkyから再発も。
ECD単独の映像といえばこれは外せませんね。
当時のキーボード手押しとSAX、ILLICIT TSUBOIのDJでのコンビのライブを
余すことなく収録したライブ編集版。
当時よく一緒にライブをやっていたイルリメとのコンビやインプロ、
Think TankからJube&K-Bombを迎えたライブまでほんと盛りだくさん。
シチュエーションも山谷の炊き出しにサウンドデモ時の公園ライブなど様々。
[にせんねんもんだい featuring ECDイルリメ] DVD-R
06年、円盤document DVD-R seriesより。
当時ECDイルリメでのアルバムを出した直後の円盤ジャンボリーでのライブ。
にせんねんもんだいのノイジーな演奏に2人がラップとSAXを乗せた異色な取り合わせ。
2人ともHIPHOP以外の現場でもライブを重ねてただけに
こういった異色の取り合わせにもがっつり絡んでいけるのが頼もしい。
とっても熱量のあるセッションが見れます。
[イカナニ or DVD] DVD-R
1:ELECTRO HUMANGEL with ECD
08年、Zine付コンピレーション「イカナニ or DIE2」の初版100冊の付属DVD。
ELECTRO HUMANGELとのLAND OF THE DEADのライブ。
後にELECTRO HUMANGELのアルバムにもこのコンビで収録されたようです。
当時、この組合わせのLAND OF THE DEADの7インチが出るって話もありましたが
結局出てはいないんですかね？見たことない、、、
[ECD×yudayajazz] DVD-R
08年、円盤document DVD-R seriesより。
円盤ジャンボリーでのユダヤジャズとの共演。
ECDのアカペラとSAXを軸に、その姿をビデオで撮影、
その場でEDITする映像も込みでの異色中の異色セッション。
ユダヤジャズ自身もノイズやほかの映像を挟み込んだり
DVDのスクラッチを割り込ませたりとさながらフリーインプロビゼーションの様相。
ECDの曲に真っ向から壊しにかかる、ヒリヒリしたやり合いが見ものです。
[天国よりマシなパンの耳 ECDの男の60分] DVD-R
09年、アルバム「天国よりマシなパンの耳」のJETSET特典。
当時この男のシリーズでいろんなアーティストが出してました。
こちらはECD宅での淡々としたインタビュー。
機材紹介や使用ネタばらし、自宅ライブなど盛りだくさんな内容。
普段の曲作りの姿が垣間見れるような貴重な映像です。
まだ赤ちゃんなくらしちゃんと戯れるやけのはらの姿も。
〇ドネーションCD
以前こちらのブログでECDのCD-Rについて取り上げたのですが、
「ECD CD-R 和物MIX編」「ECD CD-R 音源＆ライブ編」
その続きとしてECDへの寄付のために作られたドネーションCDについても。
ここに上げたCD以外に思い出せるだけでもDommuneの特番配信＆根本敬作品、
ステッカー、ポスター、トラスムンドのTシャツとMIX、加山雄三Tシャツ、空間現代とのライブ音源など
多くの方が企画を立ち上げていて本当に愛されていたんだなと改めて思いました。
まだ続いてるものはリンク張っておくので奥さんと娘さん達のためにも是非。
ECD+ILLICIT TSUBOI [WINTER CROSSING] CD-R
17年、入院時に寄付の為に物販されたライブCD-R。
09年に鶴岡で行われたイベントの録音。
当時「遠くには行けないわけがある！」と歌っていたECDの最も遠い場所でのライブ。
通称坪井道場ことILLICIT TSUBOIのガナリもたくさん収録されていて
この時代の様子がよく伝わる好内容。
FUCKER,YUKARI,TOMONARI [ALIVE ECD] CD-R
16年、Less Than TVの谷ぐち順からのドネーションCD。
逮捕時にECDから寄せられた「FREE谷口」に対するアンサーソング。
谷ぐち順 a.k.a FUCKER (ex:UG MAN他)、奥さんのYUKARI (ex:Limited Express(has gone?)、ニーハオ！他)
息子さんの共鳴 (exチーターズマニア)の親子3人からのECDへのエール。
「ECD！いつ！でる！CD！」
band campではまだ配信されてるのでこちらからどうぞ。