第480話

こんばんは
菊水千鳳です

前回までの神田明神日記はこちら
   
の続きになります。

  ⛩

 拝殿の裏側の、金刀比羅神社の御祭神である
オオモノヌシ(大物主)さん、カナヤマヒコ(金山彦神)さん、アメノミナカヌシ(天之御中主神)さまの前代未聞の奇行(前回の日記参照)について、話題に花を咲かせながら、次に向かったのが、
神輿が納められてある
江戸神社

と、その隣の
大伝馬町八雲神社

と、更に隣の
小舟町八雲神社
です。


いずれも御祭神はスサノヲさん(建速須佐之男命)となっていますが、
今回は《江戸神社》《大伝馬町八雲神社》にはスサノヲさんの存在感が薄かったです。

逆に《小舟町八雲神社》には氣が濃く、しっかりとしたスサノヲさんが現れました。

なんと、身長180センチくらいの凛々しいスサノヲさんが、デーンとお社の表(おもて)に飛び出してきました。

この時の服装は上が少し暗めのグレーでした。

スサノヲさん
【 この場を監視している
名前(=社の名前)を覚えておくように 】と。
キリッと勇ましかったです。

スサノヲさんは、俺達と一緒に少し歩きながら、辺りをしっかりと見渡して、そう仰ったのです。
神田神社(明神)全体を監視してるかのような振る舞いを見せてくれていました。

スサノヲさんにお礼を言い、立ち去ろうとしたら、長身のままスサノヲさんはスーっと社の中へと戻られました。

カッコいい (*゜∀゜)b
渋いです!

スサノヲさんはとてもダンディーフェイスなのです。
しかし、お顔に似合わない お茶目な側面もあります。
そのギャップが素晴らしい(笑)
今回は堂々と勇ましく、お茶目さは無かったです。

因みに出雲の八重垣神社のスサノヲさんは、妻のクシナダヒメ(奇稲田姫、櫛名田比売、稲田媛)さんと仲睦まじく、とてもお茶目でした(笑)

スサノヲさんにお会いするなら、三社ともご挨拶されると確実にお会いできます。
何故なら、神様は移動することもありますからね。
もしかしたら、次は 《大伝馬町八雲神社》 に現れるかもしれませんよー。

と、ここまでスサノヲさんについて下書きを書いたところでした。
食事をしようとお店に入りました。

すると、すぐにお茶目バージョンのスサノヲさんが、クシナダヒメさんと共に、席の横に現れました。(このタイミングですか(笑)) 
クシナダヒメさんは、もうすでにクスクスと、お上品に微笑んでいます。 

では、食事もそこそこに
ただ今より、ダンディーフェイススサノヲさんが何を仰りたいか聴いてみましょう。

スサノヲさん
【(あの時)もっと背丈を大きく視せてやってもよかったかぁ?

(ワシの)足のサイズはいくつになる?
(ワシが)根っからのお茶目だというのかぁ?
お主の(足)サイズはいくつだ?
並べて図ってみるかぁ?

もっとも信頼のおけるお主だからこそのお茶目振りを示してやっているのだぞ

まあ好きに書けや
どうせお主の頭には
ふさわしくない表情のワシを
これから書くではないのか?】

『あはは、さすがです!近日 投稿予定の八坂神社日記ですね?』 

スサノヲさん
【 無論だ 】

『……』

スサノヲさん
【 フフ…お主の元気な顔を見に来ただけだ

お主達の真心のこもった笑顔が見たいんだ
その持った天性で
世に解き明かせ】


そう言って帰られました。

おっとっと…脱線💦
話を神田神社に戻します。

 
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続いて
魚河岸水(うおがしすい)神社


ここでは、女神ミツハノメさんが現れました。
弥都波能売神、罔象女神、水波能売命とも記されるようです。

俺達が、
『この女神は昔から海の番人だったのでは? 海から人々を護る際の力を感じる』
などと話をしていたら、

ミツハノメさん
【 会いとうございました

...おおせの通りです
多くの助けを求められて
それを担(にな)ってきました

今となっては古い話となりましょ

されどワタシは
この地に鎮座しております
力はありますが 今はとても穏やかです

見守っていきます

私の社は小さいものが多いです
ここは 大きいでしょ
かつて盛大に信仰されていたからです

良くも悪くも時の流れ

誠心誠意 いつでもお待ちしております】

女神の服装は、薄い紅白の着物に、刺繍が施されていました。刺繍の絵柄を説明しようと、例えるためにキョロキョロと辺りを見回してみたら
(・_・ = ・_・))
 
ありました。

『あ!この賽銭箱の柄が、赤い刺繍とそっくりの柄だよ!』
(目の前の柄を刺繍してらっしゃったのね。分かりやすー↓)わ

すると、
ミツハノメさん
【 その様な絵柄であります 】

女神から、水で洗い清められるかのようなエネルギーが放たれました。

ミツハノメさん
【(神田神社と)共にあり

種類は違えど
ここに私がいる意味がある

冷静さ 穏やかさ 均一さ
そうしたものをお届けしていきたいです

それと バランスを保つために必要なものでございます】

なるほど、
熱い のぼせた思いを冷まして冷静にしてくれそうです。
確かに神田神社境内は
どちらかというと、熱いエネルギーの流れを感じます。
境内ではバランスも必要です。

ミツハノメさん
【 私 いなくならないから
安心してね(⁎ᵕᴗᵕ⁎) 】
と、最後はちょっとお茶目っぽかったです。

C君には
ミツハノメさん
【 ぜひ 三河(みかわ)にいらしてください】
(愛知県の三河(みかわ)に、ミツハノメさんがデーンと祀られている神社があるようです。)


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続いて、
恵比寿様ご尊像

金ぴかのご尊像で、しかも少彦名(スクナヒコナ)さんの姿してるのに、恵比寿さんとして扱われていました。
もしや? 神様は入っていないのでは? と議論しながら、恐る恐る柏手を打ちました。
 
少彦名さん
【 ワタシはここにいるが
恵比寿と勘違いされている

深刻に合体されると
信仰 その対象の神の影響を受けやすくなる

つまり 人の篤(あつ)い信仰の賜物によって 新たな結合が生じる場合がある

おわかりかな?

だけどワタシはワタシでありたい
その気持ちは否めない】


世の中では、オオクニヌシさん(大国主命)が大黒天扱いされていたり、イチキシマヒメさん(市杵島姫)が 弁財天扱いされていたり、弁財天が宇賀神扱いされたり…
それぞれ別の神仏ですので、あしからず。

例えば、あまりにも同一存在と信じられてきたため、弁財天の頭に宇賀神さんが乗っかって、本来の姿を変えている弁財天がいらっしゃる寺社もあります。

神様サイドとしては、

ワタシはワタシでありたいようです。

東京の井の頭公園にいらっしゃる弁財天の頭には、宇賀神さんが乗って視えましたが、弁財天自身はあまり気にしていないようでした。
(恐らく、お互いに素性が似ているからでしょう)

しかし、少彦名さんと恵比寿さんは全然違います。
気質もまるで似ていません。
少彦名さんは少々 困り気味でした。


続いて、
大黒天様ご尊像
見上げるほど巨大な像ですが、像の顔から上の周りに、ダークな色をした煙のような人々の欲が渦巻いていました。
ここには、今回は大黒天を感じませんでした。

俺はこの時やっと、神田神社の御祭神がオオクニヌシさん、少彦名さん、平将門さんの3柱だと知りました。

『大黒天不在の大黒天か…』

すると、オオクニヌシさんがこの大黒天像に関して口火を切りました。

オオクニヌシさん
【 しかしこの姿形を見て ご利益があるものと信じる者たちにとっては 有益かもしれない
信じる人も多くいるから】

更に
オオクニヌシさん
【 多くの神々に見守られているこの場所で このようなめでたい姿をした像を見上げ ひとときに包まれた時 人々の心に神氣が芽生え行く場合もあるからなのだ】

『なるほど…そういう形でのご利益はあるかもしれませんね』

と!ここで、境内をひと通り回り終えて、随神門まで戻ってきた時、本殿の裏に祀られてる金刀比羅神社三柱から突撃メッセージが降りてきました!


長くなりますので
次回に続く


 ~ミツハノメさんのお召し物の色合いのような梅の花~(参拝したのは2月中旬)

神田明神日記   
はこちらからもご参照できます。