ご訪問いただき、ありがとうございます。
心理コンサルタントの白瀧です。
さて、本日、二件の医療事故に関する記事が目に付きました。
一件目は、路上で倒れている男性を搬送するために現場に着いた救急車が、過ってその男性の足を轢いたというもの。
記事によれば、渋滞で停車スペースがなく、男性の横をすり抜けようとした際にひいた、ということらしいのです。
もう一件は、切迫早産で入院中の女性患者に点滴をするため、静脈内に細い管(カテーテル)を挿入した際、管内の金属製ワイヤ(長さ約40センチ)を抜き忘れたというものです。
記事によれば、産科の男性医師がカテーテルを患者の右肘から静脈に挿入した際、管内のワイヤを抜かずにそのまま留置。
患者が翌日、肩や左上半身に痛みを訴えたために発覚したらしい。
ワイヤはカテーテルをスムーズに挿入するために管内にあり、挿入後は抜き取る必要があるが、医師は知らなかったと答えており、病院が設置した医療安全調査専門委員会は、医師に十分は知識がなかったと結論づけた、とあります。
私たちは、日常生活の中で、自らの不注意によってさまざまな過失を犯してしまいます。
そもそも不注意、つまり注意を怠る主な要因は、そのものに対する興味の欠如がもたらします。
例えば、救急車の例で言えば、停車スペースばかりに気を取られたときに、つまり自分が車を停めることばかりに気を取られ男性に対する興味を失ったときに、男性の足をひくという事故を起こしています。
また、産科の医師は、患者に対する興味を失っていたがゆえに、金属製ワイヤを残すという過失を犯しています。
そもそも患者に興味を持っていれば、手術で使う用具が患者に対してどのような影響を及ぼすのか、ということに考えが及ぶでしょう。
そうすれば、手術用具がどのような仕組になっているのか調べることに興味を持つことになります。
医師は、知識がなく知らなかったのではなく、興味がなかったがゆえに知ろうとしなかったと言えるのではないでしょうか。
最近、増加傾向にある自転車による事故も、他者への興味を失い、自らのことばかりに関心を持っているがゆえに引き起こされています。
交通事故とは、元来、他者に対する興味の欠如から引き起こされるものでしょう。
人の不注意による過失ということからも、他者に対する関心ということの重要性が浮き彫りになってくるのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
心理学教育の必要性と気づきの思考法を広める活動をしています。
↓ご協力のほど、よろしくお願いします。
にほんブログ村
幸せになりたい方は、
幸せになるための気づきの思考法テキスト
「気づきの思考法養成講座ー総論ー」を読んでください。
→コチラ
をクリックしてください。