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心理コンサルタントのしらたきです。
さて、昨日の記事の続きです。
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一つの活動に深く没頭しているが気分はとてもリラックスしていて楽しい、という内的経験の最適状態である『フロー体験』は、ほとんどの人が、映画や読書、ゲーム、スポーツなど、その多くは趣味を通して経験しているのではないでしょうか。
しかし、たとえば、以前の記事で紹介した、ベルトコンベアーでの流れ作業において自分の能力を高めるために意識を集中させ楽しく仕事をしている方などは、まさに仕事の中で『フロー』を体験されていると言えます。
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この『フロー体験』は、次の8つの主要な構成要素を持っており、フローを体験した人たちは、最も生き生きとした経験をしているとき、少なくとも一つか、あるいは、しばしばその全部を挙げています。
① それは、達成できる見通しのある課題と取り組んでいるときに体験する。
② 自分のしていることに集中できていなければいけない。
③、④ その集中ができるのは一般に行われている作業に明瞭な目標があり、直接的なフィードバックがあるから。
⑤ 意識から日々の生活の気苦労や欲求不満を取り除く、深いけれども無理のない没入状態で行為している。
⑥ 楽しい経験は、自分の行為を統制しているという感覚を伴う。
⑦ 自己についての意識は消失するが、これに反してフロー体験の後では、自己感覚はより強く現れる。
⑧ 時間の経過の感覚が変わる。数時間は数分のうちに過ぎ、数分は数時間に伸びるように感じられることがある。
これらすべての要素の組み合わせが深い楽しい感覚を生むようです。
そして、『フロー体験』には、次のような共通点があるとも述べています。
まずは、発見の感覚を伴うということ。
そして、人を新しい現実へと移行させる創造的感情、それは人の能力をより高い水準へと押し上げ、それまで夢にも思わなかった意識の状態へと導いていく、ということです。
このような『フロー体験』を、仕事や人間関係など、日常生活のあらゆる場面で自ら意識的に経験することができれば、その人の人生はより豊かに幸せになるとM・チクセントミハイ氏は述べられています。
そして、以上のことから、『フロー体験』を実現するには、以下の4つの基本的な要素が必要になってきます。
① 目標の設定があり、それについて直接的なフィードバックがあること。
② その活動への没入。
③ 現在起こっていることへの注意集中。
④ 直接的な体験を楽しむことを身につけること。
しかし、日常生活の中でフローを体験するのは、なかなか難しいものです。
それはなぜなのか、など、続きは次回以降に書きたいと思います。
【参考文献】
- フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)/世界思想社
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