今週末の講座は濃いメンバーに集っていただけて、かなり面白いことができそうな予感がしています。



師匠にも紹介いただき有難い限りです。


 
アナトミートレインにおいて、模倣すべきは手技ではなく、その精神です。
どうBodyReading(ボディリーディング)し、どうアプローチするかを模倣すべきです。アプローチが決まれば、その手技は何でも良いのです(と、TomもTadも言います)。ただ、ある程度、形は決まってきますので、僕らは型を真似るところから学びます。その方が近道だと思います。
 
これをトーマス・マイヤーはこう言います。
 
重要な技能は、適用される手技ではなく、パターン認識である。
 
パターン認識なのです。
パターン認識とは非常に広い言葉です(僕らは解剖直観と呼びます)。

トーマス・マイヤーが持つイメージがあり、

筋肉、筋膜群の4次元から2次元に落とした、
LINEで考えることは、観える世界を変えてくれます。


※アナトミー・トレイン 第4版


線でみたあとに、その写像としての筋肉がぶら下がっていると考えて、解剖学を「位置の関数」として捉える視点も重ねていくと、構造的に捉えやすくなるように思います。
たしかに「あなたの骨を数えましょう」も線と階層構造で覚えたことを思い出します。

そうやって頭の中が変われば、
身体は変わるし、その上で身体を変えていくと頭の中も変わっていくのだと思います。


 
情報が物理を書き換えるプロセス、意識の変化、血流の変化、身体の緊張が抜けることで呼吸も変わり一挙に膨らんでいくような不思議な現象を一緒に観ることができたのは、あの空間だからこそ可能なものでした。

それを通して情報と物理の双方向性も感じられたかと思います。
 
頭の中が変われば身体は変わりますし、身体が変われば頭の中も変わっていきます。

そこには双方向性があり、その認識が世界を変えます。

身体に龍脈が通り、クンダリーニが通り、大周天が巨大になったことによって、ようやく観えてくる風景。


それは、これまで観えなかったことが、
一緒に観ると、自然と観えるようになってしまう現象にも繋がっていますよね。(知らないと観えないし、観えないと知ることもできないループから抜け出すには──)

たとえば、身体が変わる。

というと、姿勢が変わるとか、痛みが減るとか、
スタイルが変わるとか、どうしても目に見える変化を想像しやすいと思います。



もちろん、それも相当に面白いです。

実際、その場で脚がふわふわに柔らかくなり、
脚の形が細くなったり、引き上げがしやすくなり立ち姿が変わったり、センターが立ち、顔の印象まで変わったりすることは講座に参加いただいている方たちはよくご存知だと思います。

もちろんそういう変化が起こるようなことは、
いろいろとやっていく予定です。

今回、できたらやろうと思っている「System」で扱いたいのは、いろんな変化をさらに加速させる鍵が、何かを新しく加えることではなく、手放すべきパターンの側にあるかもしれない、ということです。

それは、これまでの古い習慣かもしれないし、
うまくいかない思い込みや恐怖かもしれない。

原因をいつも同じところに求めてしまう癖かもしれないし、本来は移動できるはずなのに、そこに留まらせている何らかのパターンかもしれません。

そのSystemを、努力することも深く考えることもなく、変化の喜びと共に、自分を動かせなくしていた楔を外していくシステマティックな方法論として使えたらどうでしょうか。

今回やろうとしていることを、
面白そうだからと、とりあえず試してみると、「これはやばい、たしかに手放していないものがたくさんあったし、それが緊張であり、それを留めていたのは私自身だった」と感じるかもしれません。



それをわずかでも感じられたら、身体は快適になり、枷も外れ、そのRゆらぎによって、意識的にも無意識的にも新しい選択をつい繰り返してしまうことになっていきます。

それまでとは違う選択を繰り返すようになり、
変化すること自体がどんどん上手になっていくのだと思います。

ただ、傍から見れば、同じことを繰り返しているようにしか見えないかもしれません。

そうしていくうちに、いわゆる潜在能力は解放され、才能は開花し、加速学習のコツを掴み、進化成長性が加速し、いろんなことがどんどん達成されていくのでゴールの更新に忙しくなり、本来の自分へ戻っていくことを実感していくようになっていくのだと思います。
Khronosの施術を受けた方はご存知のように、
触れているだけで脱力していく変化や、僕自身が200キロを扱うようなトレーニングをしているのに手にマメができるような硬さがない不思議な柔らかさのカラクリが少しみえてくると、もっと面白くなっていくと思います。
シンプルなことが重なっていく体験です。

たとえば、それまで、
「これは出来ない」と思っていた動きが、
身体の状態が少し変わっただけで、
普通に出来るようになる。



すると、出来なかった理由そのものが、
自分が思っていたものとは
違っていたことに気づきます。

筋力がなかったからでもなく、
才能がなかったからでもなく、
年齢のせいでもなく──
単純なシステムを知らなかっただけなのかもしれません。

そして、知った世界に移動することで、
身体はそれまでとは違う選択を取り始めます。

これは、身体だけの話ではないと思っています。

僕たちは日常の中でも、

「自分には出来ない」
「これは難しい」
「これは怖い」
「こうなるしかない」

と、たくさんの境界線を引いています。

けれど、その境界線は、
本当に存在しているのでしょうか。

一緒に観ていくこと、
システムを知ることによる変化というのは、
そのことをとても分かりやすく見せてくれます。

数分前まで出来なかったことが、
目の前で出来るようになる。

さっきまで窮屈だったことが、
突然、なんのひっかかりもない快適さに変わる。

鏡に映っている身体のスタイルまで変わってしまうことに気付かされます。



そうすると、「これは変わらない」
と思っていた自分の認識の方が、
手放せない何かを大切に握っていただけだったことに気づくかもしれません。

だから今回は、
何か正しい身体の使い方を覚えてもらうための時間というより、
むしろ、自分が当たり前だと思っていた身体や、
出来ることと出来ないことの境界線を、
いろいろと一緒に動かしてみたいと思っています。

美容や美脚も、
そのための楽しい入口のひとつです。

身体が快適になって、
見た目も変わって、
動ける範囲も広がっていく。

そのとき、
自分が観ている世界まで
少し違って観え始めるかもしれません。
そんな変化を説明として理解するのではなく、
いつもながら目の前で実際に体験していきましょう。

それでは、
今週末ご一緒する皆さんは、
楽しんでいきましょう。

 
服作りに対する思いはまったく衰えることがありません。坂口安吾じゃないですけれど、命と引き換えにものを作っている。自分のさだめに自分を捧げている。そういう風に決めてしまえば楽です。
(山本耀司『服を作る モードを超えて』


Yohji Yamamoto S/S 2027

今回の記事も、
お付き合いありがとうございました。
 

 

 

また次回の記事でお会いしましょう!

 

Khronos / The salone|Hiro
 
追伸:
スタンプのバリエーションを増やしてみました。
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