最近のRévia Luxやパーソナルセッションを通じて、
「呼吸が変わるだけでも世界の“見え方”が変わってくる」
──そんな声をよく受け取ります。
ここでいう呼吸の変化は、
ただ身体が快適になっていくこと、“気分”や“リラックス”の話ではなく、もっと深いところで何かが“接続しなおされている”感覚のことです。
僕たちは、
臨場感が変わると、それまでとはまったく違う世界に触れているような感覚を持ち始めます。(情報空間における臨場感の階層性の理解は、僕たちに大切な気功共感覚にも繋がっていきます。)
もう少し綺麗にすると、
呼吸が変わると、臨場感が変わる。
臨場感が変わると、世界そのものが書き換わっていく──
その“違い”がどこで起きているのか、
今回はその奥にある「構造」へ一緒に触れていきましょう。
さて、臨場感とはなんでしょうか?
少し考えてみましょう。
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考えてみましたか?(ブログを読むことも対話として捉えられると読むだけで変化が促されていきますので、お時間取っていただけると嬉しいです。)
臨場感とはある整合性を持つアルゴリズムに対して、我々がバイオフィードバックを取る現象のことを指します(多分)。バイオフィードバックと定義しているのは、意識的なフィードバックだけではなく、無意識的な生体のフィードバックも含むという程度の意味です。
逆にある整合性を持つアルゴリズムを提示してしまえば、臨場感は生成できるということです。あとはそこに重要性を付加させてしまえば、臨場感生成が終了です。
でも、ひるがえって考えれば、これって映画でも小説でも普通にやっていることですよね。緻密で壮大なストーリーというアルゴリズムを提示し、あとはそこに観測者の重要性が付与されば、人はそこに勝手に強くフィードバックループを作ってしまいます。そうすれば仮想現実でも、リアルとして感じるのです。いや、仮想現実だからこそ、よりリアルになるというのが脳科学の結論でしょう。だからパズドラからは外に出るのは難しい。だって、中の世界のほうがはるかに脳にとってはリアルだからです。
臨場感とは何ですか?と言われたときに、「まといのば」ではこのようによく筋トレを例に出します。なぜかと言えば、筋トレはもっともシンプルにできることできないことの境界がはっきりするからです。そしてその境界は正しく鍛錬をすれば、移動させていけるものだからです。
境界とはシンプルな壁のことです。
150kgがベストの人は160kg、もしくは180kgは絶対に上がりません(そのときは。未来はわかりません)。
その境界がはっきりしているので、例として使いやすいのです。
まといのばブログより
※ここで久しぶりに僕のトレーニング動画を貼り付けておきます。(少し前の動画なので、今見ると身体に使い方に色々気になる点がありますけど、分かりやすいと思います。軽そうに挙げていますが、220キロあります。)
臨場感とは、
記憶や予測を含む知覚全体が生成するリアリティであり、感覚、感情、そして認知を含めた“知覚構造そのもの”の強さのことでもあると思います。
この「できること」と「できないこと」の境界が明確であるからこそ、臨場感のスケールを意識的に拡張していくことが可能になるのです
ここからスケールすることを考えてみると
視覚や聴覚に限定されず、情報空間を五感で感じる、言語と身体感覚の混合としての共感覚でもあります。
先日の記事でのご紹介しましたが
T理論(まといのば)ではこのように整理されます。(プラス数学)
- 言語抽象度
- 視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚
- Feeling(臨場感)
つまり、
「臨場感」とは感覚の最深層ともいえるかもしれません。(ここに再帰的な動きをみることもできるかもしれません。哲学者のカール・ポパーを師とするジョージ・ソロスは再帰性のことを、こんな風に定義しています。「甲か乙かの確然たる決定を不可能にしてしまう相互作用」)
そこが変わると、
世界の情報構造そのものが変わって見えてきます。
それは気功のカラクリでもあります。
気功のカラクリは驚くほどシンプルです。
たとえば臨場感とは何かと言えば、平たく言えば筋肉の反応です。
強く筋肉が反応すれば、それは高い臨場感だととりあえず言っても良いでしょう。
演劇でのリアルさも、表情筋も含めた全身の筋肉がいかに整合的に情動に対して反応するかにかかっています。
と考えると、筋肉の意識が高ければ高いほど、臨場感の生成は容易になります。
筋肉の意識を鍛えるのは途方もない鍛錬が必要となりますが、シンプルなコツを用いるとあっさりと手に入ります。
非言語書き換えのコツはシンプルです。
第一に、自分の頭の中に言葉ではなく、映像を広げること。略
2つ目のコツです。
それを自分の脳から、相手の脳へと流し込みます。略
そして、、、3つ目のコツは、フィードバックです。略
上手になりたければ、ひたすらに練習です。
自覚的な練習を繰り返すことです。きちんとフィードバックを取れる環境で練習を繰り返すと、Deep Learningの教師付き学習と同じく、自分の脳内ネットワークが鍛えられます。それも意識部分ではなく、無意識部分が鍛えられるのです。
無意識のネットワークを強化するという視点が非言語書き換えでは重要です。
なぜ、Khronosは身体性を活動を始めた当初から大切にしているかというと、
そこに気功のカラクリがあり、非言語書き換えのコツの一つである「臨場感」があるから
です。
引用にも書かれているように、ディープラーニングにおける「教師付き学習」の概念が深く関わっています。(これは抽象度を上がる鬼門を通り抜ける方法のひとつでもあったりします。もう一つは、、、またどこかで書きます。ルータイスのチームということにも絡めたいです)
最初は「真似事」でも構いません。
繰り返し模倣することで、
脳内のネットワークが強化され、無意識のうちに新たな創造性が生まれてきます。
これは、
近似解を繰り返すことで本質に近づいていくプロセスであり、厳密な点を見つけることよりも、近似を続ける態度こそが重要だということですね。
真似が本物になるのは、近似解が厳密解になるのではなく、近似を続けていて、ネットワークが強化されて、自律的に動き出す瞬間です。新しい創造性を生み出すときです。でもそれは「真似事」であり、「近似解」でしかないのです。
近似の近似の近似でより本質に近づこうとする態度こそが重要で、厳密な点を見つけることには意味がはありません。第一にそのような点が原理的に存在しないこと(が分かっていること)、第二にそのような点を厳密に見つけたと確信する人々の末路を我々は良く知っていることが理由です。
真似事で良く、Fake itで良く、Stealで良いのです。
というか他の選択肢がありません。あるのは虚妄の間違った古いパラダイムだけです。
このプロセスは、
情報空間における臨場感の階層性とも深く関連しているのが分かりますよね。
言語抽象度から視覚・聴覚、触覚・嗅覚・味覚、そしてFeeling(臨場感)へと段階的に上がっていくことで、「なんだかわからないけど分かる」というフェイズに至るのです、
と師匠は語ります。
ここで大切なのは、
「抽象度を上げよう」「世界の見方を変えよう」と思っても、
人は“感じたことのあるもの”しか臨場感を持てないということは一つの視点として持っていると良いのかもしれません。
それは、こうも言えるかもしれません。
感じたことのない未来には、アクセスできないと──
(ここにランダム性や弱い紐帯、スコトーマがある人にはスコトーマがない、というメタ構造などが入ると面白いかもしれません)
だからこそ、
まずは“真似事”からで良いと思います。
最初は真似事でも良く、そしてずっと真似事で良いのです。
ただどんどん洗練された真似事になり、脳内のネットワークが強化される。
→ それが「近似解」から「構造の書き換え」へとつながっていく。
ステップ化してみましょう:
- まずは誰かの臨場感を真似る
- 繰り返すことで脳のネットワークが強化される
- 臨場感が自律的に変化する段階に入る
- 新しい自己として、別の情報空間へアクセス可能になる
つまり、
近似を繰り返すことは「構造そのものを鍛える行為」ともいえるかもしれません。
(もう少し日常に落としてみると、アランは楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ、ということに繋げてみると、その言葉の深さに改めて感動出来るかも。)
ここまできて、
ようやく抽象度の転換=世界観の再構築が可能になるわけです。
なんかよくわからないことを言っている様に感じるかもしれませんが、大丈夫です。
Khronosでは、
これらが“場”にいると意識するだけで、変化を意図するだけでも未来へ移動していくきっかけが起こるようなデザインをしています。
だから、
ただ仲間であること、場に所属していると意識すること、仲間の変化が自分の変化でもある、ということを意識にあげてもらうだけで変化は起きていきます。
で、
臨場感の入口はどこにあるのかというと、
その一つが「呼吸」です。
呼吸とは、
身体と情報空間をつなぐ最初の“チャネル”。
浅くなれば、身体は世界に閉じ、
深くなれば、世界はもう一度ひらかれます。
その先の未来へ向かうための橋渡しとして、パーソナルセッションやRévia Luxがあるということ。
以前の記事でも触れたように、
NO(一酸化窒素)やCO₂が感覚をひらくことによって、人は「まだ知らなかった現実」にアクセスし始めるのです。
そして、今回のRévia Luxで実施している
気功技術の「能力の輪」も自分の在るべき場所の輪郭を浮き上がらせるきっかけを作ってくれます。
「なんだか分からないけど、わかる」
「文章が身体に染み込んでくる感覚があった」
「読み終わったあとに、ふと呼吸が深くなっていた」
そんな体験は、
すべて臨場感の階層が動いている合図です。
未来は、
知識として理解するものではなく、
臨場感として“接続”するものでもあります。
だからこそ──
まずは真似で良い、近似で良いのです。
そこから、
呼吸と共に“世界の書き換え”が始まっていきます。
今夜は最終日。
呼吸が静かに深まりはじめる、その瞬間から、
未来はもう、あなたの中で動き出しています。
一緒に楽しんでいきましょう。