【震災後の阪神間にビジネス成長と成功のヒント有り。】 第1回 阪神淡路大震災から20年
平成7年 1月17日、兵庫県南部に阪神淡路大震災が発生し、死者6千名以上を出す未曽有の大惨事となりました。人だけでなく多くの建物やインフラが倒壊や焼失し、その被害総額は10兆円規模とも言われています。多くの大切な命と物が失われました。 震災から20年が過ぎ、現在では三宮や元町等の神戸の中心地区には綺麗なビルが立ち並び、休日には観光客が沢山訪れています。街は活気を取り戻し、神戸は復興したかのように外から来た人には感じるかもしれません。たしかに、この20年で神戸は建物やインフラは綺麗になり元通りに戻っていると言えるでしょう。 しかし、産業面で見た時に神戸はこの震災を境に衰退の一途を辿っていると言っても過言ではありません。その事実を様々な視点や関係者からの取材で得た情報を基に、関係者複数で今回プロジェクトとして研究しました。その結果、震災からの厳しい経済状況でも成長している企業と成功している経営者がいることがわかりました。そして、彼らには様々な共通点があり、逆に成長出来ていない方にも同じように様々な共通点がありました。 このブログでは、最近起こった九州,熊本・大分での大地震や東日本大震災の被災地で、今後産業の復興を目指している方々をただ励ますのではなく、時には厳しいようでも苦言を呈し、神戸での成功例だけでなく失敗例も反面教師として参考にしてもらいながら被災地や産業の再構築を目指していただきたく思っております。