Don't Look Back In Anger -9ページ目

White Elephant

本日、会社のクリスマス・パーティーを行ったのですが、パーティーが終わった後、有志で集まってプレゼント交換を行う恒例行事がある。


その交換方法が、White Elephantと呼ばれる特殊なルールの下で行われる。


ルール:

 ① 全員で包装したプレゼントを持ち寄る

 ② 番号札を引く

 ③ 1番から順番にプレゼントを選んでいき、その場であける

 ④ 自分の順番が来たときに他の人がすでにあけたプレゼントが欲しければ、「盗む」ことができる

 ⑤ 盗まれた人は新しいプレゼントをあけるか、他のプレゼントを盗むことができる

   (自分の盗まれたプレゼントは盗み返せない)

 ⑥ 1個のプレゼントは3回しか盗めない


人気のプレゼントを巡る魑魅魍魎なバトルが見ていて面白いのですが、今年はプレゼントを持参するのを忘れ、急遽現金を封筒に入れたプレゼントが速攻3回連続で盗まれていた。

なんてゲンキンな人達・・・。(ダジャレではない)


ちなみにこのゲームに名前の由来ですが、珍獣でありながら体が弱く、無駄に食べるだけの白い像は、嫌な贈り物の象徴であり、もともとこのゲームは家に余っているいらないを皆持ち寄る風習ではじまったことからネーミングされた模様。


ちなみに今ではいらない物を持ち寄るという風習は消えている。

そういう僕が出品したのは、他の会社のクリスマス・パーティーでもらった電動ワイン・クーラー。

いらないので持ち寄った。



wine cooler


予想に反して、これが大人気で、盗み損ねた人からは「どこで買ったの?」と聞かれてしまい、いらないから持ってきたことがバレテしまってヒンシュク・・・。

しかし、今調べたら$95もしている。

Ebayで売れば良かった・・・。

(セコイ)


White elephant


てなわけで僕はStarbucksの$10券をゲットしました。

早速LATTEをすすりながら書いてます。

$95のラテは美味しい(笑)

犯罪都市

今出向している会社の本社は、全米でも有名な危険な町、Comptonにある。

全米を震撼させたギャング、BloodsとCripsの発祥の地であり、Dr. Dreを筆頭にしたGangster Rapper達もこの町出身。(Snoop DogはCompton出身ではなく、ぎりぎり隣町のLong Beachの境界にすんでいたらしい)


テニスのウィリアムズ姉妹もCompton出身であり、マネージャーをしていた3人目の姉は帰省中に殺害されたというのもあまりにも有名な話。


赴任したてのホテル暮らしの頃、仕方ないので運転免許の住所を会社の住所にした。

クレジット・カードを使用する度に身分証明書の提示を求められるが、その住所を見て、店員が動揺しているのが見て取れる。

それも、ロサンゼルス近隣だけではなく、ラスベガスやニューヨークでも引かれたのはビックリした。


実はCompton南部は工業地帯で会社のある場所はあまり危険ではないのですが、北部の通称「Battle zone」と呼ばれている地域の治安の悪さがあまりにも有名で、Compton全体に足を踏み入れてはいけないと言われている。


「お、おめぇComptonで働いているのか・・・」

と引く相手に実は全然安全だよ、と説明したこと数え切れず。


しかし、悲しいことで、

「ふーん、Comptonってどこ?」

という人に対して、如何に危険な町か、一生懸命説明してしまう自分もいて、複雑・・・。(笑)


gangsta


そんな本日の新聞。

「昨日の2人の殺人事件をもって今年殺害された人数は70人になり、New Orleansを抜いて人口当たりの殺人比率全米一に躍り出た。漸くラッパーによって作られた危険なイメージに実態が追いついた結果となった。」



・・・・・。




わーい。



深く考えないようにするが、なんでも一番が良いですね。

ねっ?

(泣)

くるみ割り人形

日曜日に家族で(怒り収まらない妻含む)バレエ、くるみ割り人形を観に行きました。

地域の小さなバレエ団(South Bay Balet)で、近くの地方大学の講堂が会場だったので、あまり期待せずに行ったのですが、なかなか良い出来でビックリ!


まずびっくりしたのが、カリフォルニア人らしからぬ、観客のドレス・アップぶり。

あんなにTシャツ・短パンを着ていないカリフォルニア人を見たのは初めてかも(笑)

そして、子供も多く、3歳と9ヶ月の娘達を抱えているので、気楽に観ることができて良かった。


でも、行く前から懸念していたけど、バレエって子供にとっては長い。

うちの娘も第二部の途中で眠くなってきて、「いつ終わるの?」と聞いてくるし、しまいには「トイレ」と途中退席するハメになった。

ホールに出ると、同じように子供を連れて出てるお父さん達が大量に居て、どこも一緒だなぁ、と思った。


nutcracker


しかし、僕も子供の頃、毎年クリスマスの時期にこのバレエを観に連れて行かれたのですが、ストーリーを全然覚えていない自分にびっくりした。

でも、このバレエを見ると、もうすぐクリスマスだなぁ、と嬉しかった感覚を思い出すことが出来た。


自分もしてもらったように、僕も出来るだけ子供に毎年このバレエを見せてあげたいと思う。

痛恨

娘の幼稚園の同級生の両親から忘年会に誘われたので、土曜日先方の家に伺いました。

いつものように早朝ゴルフ(バック9のみ)に出かけたが、今週はその後にサッカーの試合にも行った。

ちょっとハードなスケジュールだったが、家に帰ってから少し昼寝したので、ぜんぜん大丈夫だと思っていた。


お邪魔してから2、3時間はシャンパン・ビールを普通に飲んでいたが、特に体調が悪いわけでもなく、顔に出るのがいつもより早かったが、すこぶるいい調子。

そこで、他の招待客が持ち寄った日本酒とかにも手を出して、、、、


気がついたら家のソファで寝てました・・・。

途中からぜんぜん覚えてない


そして妻が超不機嫌である。

聞くと、急に電池が切れたように「酔っ払いモード」に入り

・シャングル・ジムで遊んでいる子供(含む他人の子)にいちいち「危ない!」と絡む

・「あのさぁ」と人に声かけるが、その後ダンマリ決め込んで、しまいにはウフフと笑い出す

・シャックリだしながら腹出して寝る

・じゃあなぁ、と嫁・子供・荷物を放ったらかしで先に帰ろうとする

・でも、千鳥足で車になかなか到達しない


曰く、「付き合っていたら(まだ結婚してない状態なら)間違いなく別れていた


俺も聞いていて恥ずかしい・・・。

自分でも少しセーブして飲んでいたつもりだったので、いきなり記憶が飛ぶのはショックである。

今週、33歳になるが、もう歳なのね、俺・・・。

そして、独身時代はよく痛飲していたが、その場で寝ることやムニャムニャ訳分からないことを言ったりすることはよくあっても、人に絡むことはあまりなかった。

完全にオッサン化しているよ、俺・・・。

悲しいな。

反省してます。

だから、お酒禁止なんて言わないで、お願い。


話はいきなり変わる(十分反省したということで)が、先方の家に持参したお酒は、

Sophia Blanc de Blancs (スパークリング・ワイン)

・Pyramid社のHefe Weizen (ビール)


sophia hefeweizen


両方とも自分的にはかなりヒットだった。

特に、Neubaum-Coppolla社のスパークリング・ワインがほんのり甘くて、美味しかったし、ボトルもセンスが良い。

値段も$18.99で、かなりコスト・パフォーマンス高し。

このスパークリング・ワイン、フランシス・コッポラが娘のソフィアの名前をつけている。

彼女も今じゃあ「Mystic River」や「Lost In Translation」の成功で大監督の仲間入りしそうな勢いです。

(自分としてはVirgin Suicidesが最も彼女っぽい作品だと思うが)


このスパークリング・ワイン、ロゼもあるらしいので、今度はロゼに挑戦してみたいです。

でも、飲みすぎない。(たぶん)

愛国心

日本では祝日に国旗を掲げる家庭をたまに見かけるが、アメリカでは毎日アメリカ国旗を掲げる家や、自家用車にも「I Love America」とかステッカーを貼っていたり、愛国心丸出しの人も少なくない。


野球の試合前に国家が斉唱されるし、アメリカ人の愛国心というのに感心することが多い。

しかし、その度に、子供の頃の苦い思い出が蘇ってくる。


I pledge allegiance to the flag of the United States of America

and to the republic for which it stands,

one nation under God, indivisible,

with liberty and justice for all.


アメリカの小学校では、授業がはじまる前に、全員で教室に飾ってある国旗に向かい、胸に手をあててアメリカ国旗とそれが象徴する自由に対して敬意を払う。

僕が通っていた小学校も勿論例外ではなく、毎朝この儀式が行われていた。

しかし、アメリカ国籍でない自分がこのようにアメリカ国旗に敬意を払うことに違和感を感じていた為、小学校6年生になった時、先生に申し出て免除してもらうことにした。


先生もその辺は理解があり、敬意を払うのも自由、敬意を払わないのも自由、と快くOKを出してくれたのだが、そこは保守的なアメリカの田舎町、むしろ同級生、そしてその親達から非難を浴びるようになった。

そして運悪く、その頃はレーガン政権下、アメリカVS(旧)ソ連の冷戦が最も盛り上がっていた頃でもあり、いつの間にか、共産主義者なのでは、との疑念の目で見られるようになった。(すぐ晴れたが)


小学校生共産主義者・・・・。

どう考えてもありえないが、小さな田舎町では、そんな噂もまかり通る怖さというものを思い知った。

(今思えば、小学生なのにそんなことでゴネた自分も可愛げなかったとも思うが)


それとは逆に、日本に帰国してからは、今度は日本人の愛国心のなさというのにも大きな違和感を覚えた。

学校での教育も君が代、日の丸を最初から否定するものであり、議論の余地がなかった気がする。

別に肯定するつもりもないが、同じ結論でも、こういう問題は議論の末に結論を導かないと、単なる洗脳になってしまうと思う。


そのことを友人に伝えたら、右翼じゃないかと、蔑むような目で言われた。


やらと忙しいですね、私・・・。


最近の日本の報道を見ていると、ナショナリズムが高揚している感じがし、ある意味嬉しくもある(日本人が過度に自国を卑下していたと感じていたから)反面、報道が極端すぎる気がする。


これから小子化で外国人労働者を迎え入れないといけない状況、中国のスーパー・パワーとしての台頭、等々を考えると、今のうちに「ナショナリズム」と「国際化」のバランスの均衡が取れるような報道、教育が必要なのでは、と強く思う。

人それぞれ考え方、価値観が違って当然だが、やはりなんでも両側からの議論あっての結論でないと意味ない。


インターネットの普及で国境がなくなりつつあるとは言っても、地域感の言語、環境、文化等の相違がなくなるわけではなく、自分の生まれ育った環境、文化の良い点を愛し、下の代に継承すると同時に、他の文化をも学び、それらの文化との比較において自国の悪い点を常に改善していこうという努力というのが愛国心だと思う。


まとまりを欠いた文章となったが、良い意味での愛国心を持ち続けたい。