結婚記念日
先週、4回目の結婚記念日だったので、お気に入りのオーガニック系・スーパーであるTrader Joe's でチーズ・フォンヂュとワイン(Clos du BoisのChardonney/2003)を買って、家族4人で祝った。
下の子が風邪気味だったので、午後は外出せずに家で暇だった為、妻が苺のショート・ケーキも作ったんだけど、上の子が帰宅を告げる電話で、
「今日は結婚ちゃんのハッピ・バースデーなので早く帰ってねっ!」
と言っていた。どうも、ケーキは誕生日にしか作らないと思っているらしく、妻に誰の誕生日か聞いていたらしい。何回教えても理解できず、結局は「結婚さん」の誕生日ということで漸く納得いただけた模様。
ワイン($12.99)は自分的には今ひとつだったが、チーズ・フォンヂュは美味かった。結婚祝に知り合いがプレゼントとしてフォンヂュ鍋をくれた時は「んなもん、いつ使うんじゃ・・・」と思っていたけど、祝い事がある度に結構活躍している。
笑ったのが、最後にケーキを出した時に、上の子がロウソクを4本ケーキに立てて、電気を消してハッピー・バースデーを歌わされたこと。
不倫
最近、接待と深夜残業が重なって連日帰りが遅い。
それが原因か、妻が昨晩私が不倫する夢を見たそうです。
内容は、今日も帰りが遅いなぁ、とイライラしていたところ、「うぃ~、ただいまぁ!」と上機嫌で出来上った状態で帰宅した私が2名の女性と手を繋いで玄関から上がって来るというもの。
しかもその女性2人は可愛くない、ちょっとギャル入っていて下品な感じ。
この人達は一体なに?と問い詰める妻に対し、僕のほうは「えへへ」とニヤけるだけなので、頭来て出て行こうとするが、外を見ると車どころか、車庫までない。
そのことを僕に伝えると、僕が血相を変えてどこかに電話していると、女性2人がうちのソファに腰掛けて化粧しだした上に、どこかに携帯で電話かける始末。
ここで起きたらしいが、夢の内容も情けなかったけど、家を出ようと決心した時に電子辞書を持っていかないとホテルにもチェック・インできない!ととっさに思ったことが情けなかったらしい。
結構ヤキモチ焼いてくれるんだな、とちょっと可愛く思ってからかっていたが、同時に、育児と英語での生活でストレスがたまっているんだなぁ、と可愛そうに思った。
しかし、連日の徹夜で疲れていたのと、遅刻しそうだったので気の利いた一言が思い浮かばず、フォローのつもりでとっさに言った言葉が、
「いいか、俺が不倫するときはスーパー・モデル級と決めているんだっ!!」
と逆ギレ(?)っぽい捨てゼリフを吐いて出かけてしまった。
(あんた、背が低いんだから、スーパーモデルを2人連れていたら、校長室に連行される小学生みたいになるよ、とすかさず逆襲をくらってしまったが・・・)
今週末、家族サービスをしようと思います。
呼吸器
現在、仕事でアメリカに住んでいるのですが、海外に出ると日本社会のサービスの良さを実感できます。中でも公共サービスという生活の根幹にかかわるサービスは、残念ながらアメリカではとても質が低い。
代表的な例としてDMV(Department of Motor Vehicles)というのがあり(日本で言うと陸運局と免許証センターを足した感じ)、ここでは雇用均等法の煽りを受けて、一定以上のマイノリティ(白人以外)の人間の採用を義務づけられたのは良いもの、序々にマイノリティ率が上がり、かつあまり働かない人間が勤勉な人間に「お前が働きすぎると俺らがまるでサボっているみたいだろ!」とプレッシャーをあたえて、全く働かない、いやむしろサボリ具合を競うような環境になってしまっている。
悪いサービスに慣れているアメリカ人でも「今日はDMVに行かないといけないんだ・・・」と流石にゲンナリするみたいです。
さて、DMVほどではないものの、ガス・水道・電気という生活のセット・アップに関わるサービスも地域差はあるものの、頼んだ日に来ない、新規申し込みを電話で行うと受付日が1週間後になってしまう、など日本では考えられないことが日常茶飯事。
そんな中、会社の部下(アメリカ人)が先日家を買って引っ越した。新しい家の完成が遅れて、前の借家の引渡し日当日に引っ越すハメとなりました。荷物を急いで搬入するが、新しい家では肝心のガス・水道・電気が繋がっておらず、かつ連休前も重なって下手すれば1、2週間暗闇の中で生活しないといけない。
大丈夫か、と尋ねると、大丈夫、明日には繋げれる、と自信満々の回答が返ってくる。
どうやら彼女には秘策があるようです。
以前彼女が私に授けた映画を無料で観る秘策が忘れ物をした、と出口から入ることだっただけにロクでもない秘策という雰囲気がプンプン漂っています。
一体どうやるんだ?と尋ねると、まぁ見てなさい、と私に会話を聞こえるようにわざわざスピーカーホンにしてダイヤルを回す。
「はい、○△です。」
「こんにちは、こんど新しい家に引っ越したのですが、大至急サービス開始して欲しいのですが。」
「それでしたらサービス開始は来週の木曜日になりますが・・・。」
「いや、それでは困るのです。明日には来ていただけませんでしょうか?」
「すみません、それまで各作業員の予定が詰まっており、木曜日が最短です。」
「無理は承知ですが、うちの赤ん坊が喘息を患っていて、呼吸困難に陥ったときの呼吸器を使えないと死んじゃうのです!お願いです!」
無論独身、子供なぞいない彼女ですが、どうやらどこかで「子供」「病気」というキーワードを使うとすぐに繋げてもらえるという悪知恵を誰かから授かった模様です。
人の良心につけこむとはあんた・・・。
「・・・・。(電話越しの暫しの沈黙)
あのぅ・・・
その呼吸器って・・・
ガスを使うんですか?」
どうやら彼女は電気会社と間違えてガス会社に電話した模様です。
思わず二人で目を合わせる。
(°O°;)
↓
`;:゙;`(;゚;ж;゚; ) ブッ
もはや我慢できません。私なんて腹を押さえながら笑い転げまわっています。彼女もなるべく声をひそめてくくっと涙を流しながら笑っています。
もうヤケクソです。
「そ、そうなんです、ガ、ガスを使うんです、ぷぷぷぅ~っ。」
元来ノリが良いアメリカ人、先方さんも例外ではない。すぐに応戦す。
「そ、そうですか、いやぁガスを使うなんて、最近の呼吸器はすごいですねぇ、ぷぷっ。どこで手に入れたのだい?」
「そりゃ、やっぱウォルマートでしょ~!!ぶふぉ。」
「へぇ~、す、すごいね、なんでも売ってるね、ウォルマートぉ!!がーははっ!」
向こうもこのネタをよほど気に入ったのだろう、それなら明日早速伺います、とあっさり前言を翻して約束してくれました。
先ほどまであんなに頑なに無理だと言っていたのに、融通が利くというか、アバウトというか。
ともかく、なんでもトライしてみるものだねぇ。
いやぁ、めでたし、めでたし。
<後記>
次の日、笑いを堪えながら来た作業員に呼吸器の所在を聞かれた彼女、あっさり
「そんなものねぇよ」
と真顔で答えたそうです。
逞しすぎます、アメリカ人・・・。
はじめまして
本日よりブログをはじめさせていただきました。
これよりなるべく更新したいと思いますので、ご愛読宜しくお願い致します。
肝心な内容ですが、現在のアメリカ生活(ロサンゼルス)を中心に、
過去の失敗談、笑い話(日本に居たときの話が多いかも)も
加えて行きたいと思います。
Blog Titleは深い意味なく、好きなバンドであるOasisの曲から取りました。
