環八→東京湾アクアライン(800円)→国道127号と車を走らせ、安房神社(館山市)に至る。ここの駐車場に停めて神社と漁村を散歩した。一粒万倍日など吉日が重なったせいで駐車場は満杯状態であった。

 

安房神社拝殿 谷戸地形の一番奥にある

・延喜式の明神大社で安房国の一宮。四国から来た忌部氏が祀った神社

・関東では出雲系の神社が多い中では、系統の異なる神社。

 

本殿

 

御神水(湧水)

 

境内は人が多い、境内は明るい樹木のせいもあって明るい印象

 

田圃の中の道を抜けて房総フラワーラインにそって白浜方面に向けて歩く。20分かからず右手に神社が現れる。参道は海側なのでそっちに回ることとした。

 

布良崎神社

・太平洋に面する海岸段丘上の鎮座。かつてはもっと下段にあったが、元禄地震の被害(たぶん津波)により現地に移転。

・天富命が御祭神。5世紀に神武天皇の勅命で四国の忌部氏を率いて、紀伊半島、伊豆半島を経由して、布良崎に上陸し、最初の安房神社を建立。

・現在の安房神社(上社)の創立により、当社は下社となった。

 

 

かなり清々しい神社。かなりのおすすめ。

 

 

 

境内から太平洋を展望。鳥居越しに富士山が見えるらしい。

 

大鳥居から集落に細い生活路を下っていくが迷いそう。でも何か楽しい。

6匹の猫を発見。あまり逃げない。

 

布良崎神社から南に400M、海面水位に近づくと目的の神社に到達。

 

駒ケ崎神社

・ここが布良崎神社の旧社地とも。結構、カッコいい。

 

社殿 裏から縄文遺跡が発掘されている。

 

眼前の海岸

 

 

海岸の道に沿って布良漁港へ

 

元禄地震の再来想定津波高 海岸線の家屋は流されるが、すぐ裏の坂道が多く、よほどでなければ逃げられそう。なお集落の中心は海岸段丘上部にある。

 

布良崎神社は海抜19.6Mだそうです。

 

布良検潮所 津波の高さも測定できる

 

ゆっくり回って2時間 適度にアップダウンもあって楽しい。また、大地震・津波の歴史を肌で感じる場所でもあった。

なお、布良漁港のあたりは、地魚料理や喫茶店などあり、平日なのに人がいた。よ

 

(参考)元禄地震

・1703年12月31日午前2時頃、震源は房総半島南端。 推定M7.9〜8.2の巨大地震。
・相模湾岸と房総半島南部で震度7。江戸の被害は軽微。

・布良(房総半島)では地盤が4.7M隆起。

・津波:房総半島南部8-10M、熱海7M、江の島8Mなど