向ヶ丘遊園駅より歩き出した。府中街道(二ヶ領用水が並行)の長尾橋を右折すると急坂を登る。府中街道のあたりは古多摩川の低地であり、登った丘陵部に縄文時代かの遺跡が残っている。

 

見晴坂(丘陵部の中間部)

 

住宅街の左右にカーブしながら坂道を上る

 

五所塚第一公園

 

五所塚と権現台遺跡

・五所塚は、円墳らしき形態の小山が5つ連なっている。古くは古墳と思われていたが、尾根などに形成する庶民信仰らしい。

・このあたりと長尾神社にかけて縄文後期の遺構が発見されている。

 

 

 

川崎市街地や横浜市街地方面の展望 標高は80mあるらしい。

 

長尾神社の石段

 

江戸時代の創建は確実だが、戦乱により古文書が喪失しておりそれ以前は不明。ただ縄文時代からの土地であることからすれば、丘陵地の高台にあり、何等かに祭祀が行われていたのかもしれいない。

 

 

丘陵部を下る(尾根を下るイメージ)と、東名高速を越えて、東高根森林公園に突き当たる。この中に、弥生時代の東高根遺跡がある。

(看板)

(拡大)

(埋めたあと)

 

どんどん丘陵を下り、平瀬川沿いに出て平地を歩く。道間違いをしつつ目標に到達。

 

久地円筒分水(くじえんとうぶんすい)

 1941年に建造。二ヶ領用水の水を下流の各地域へ正確に分けるために造られた分水樋。高度な技術であり、国の登録有形文化財。

 多摩川から取水した二ヶ領用水(取水堰2本から2つの流れ)は、久地で合流。久地円筒分水で今度は4方向へ分岐する。
 建設当時、この辺り一帯は肥沃な田園地帯であったため、水争いが絶えなかった。

 

 

久地円筒分水②

・以前来た時は水が少なかったが、今回はフル稼働中。なかなかの見もの。

 

久地円筒分水③

 

津田山駅までは、ひと山越えて行く感じ。溝の口駅に行く方が平たんである。