銀次郎のギンギンぶろぐ

銀次郎のギンギンぶろぐ

千葉周辺の"ドッグカフェ探訪記"みたいなブログめざしてます。
…といいながら、
自分の好きな音楽とクルマのことばかり書いてる気がします…(^^ゞ

Amebaでブログを始めよう!
熱い…メラメラ

この記事を書こうとしている今でも興奮が冷めやらぬ…

ロックだぜぇ…べーっだ!

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Hiromi
THE TRIO PROJECT FEATURING
Anthony Jackson

Simon Phillips


※ネタバレ記事です!セトリとか出してます!ご注意ください!


12/6(土)、東京は国際フォーラムまで、
ひろみちゃんのJAPAN TOUR に参戦してまいりました。


TVでも、雑誌でも、ネットでも、
どこを見てもジャズピアニストとして紹介されているひろみちゃんですが、
彼女が現在(いま)でも探し求めている音楽の宝物
そんな限られた枠の中にあるもんじゃあござぁません。きっと…


ロック、ファンク、ジャズ、リズム&ブルース、そしてクラシックと彼女のバックグラウンドは広く、
捉え方は人それぞれあるとは思いますが、
最近の彼女の演奏から、個人的に表現させて頂くなら…

スリーピーススタイルのプログレロックバンド…ってとこですかねっあせる


そう…
このバンドってとこが重要なんです。

ドラムスのサイモン・フィリップスに、
コントラバス・ギター(6弦ベース)のアンソニー・ジャクソン


今さらこの2人の偉大な経歴を僕なんかがタラタラと述べるつもりはありません。


今回ご一緒した、ご年配の知人は
16ビート満載、ツーバスで2人分くらいの手数を叩き出すサイモンを見て、
『自己主張し過ぎ、ひろみちゃんのピアノをもっと聴きたい』
と仰ってましたが、いやいや…

この、皆対等…ってスタンスが彼女の音楽スタイルなのでしょう。
確かに、50~60年代のピアノトリオジャズとは完全に一線を画してますな。

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彼女自身、影響を受けたピアニストとして、
オスカー・ピーターソンエロール・ガーナーなど、
随分トラッドでレガシィなお名前を挙げているのをどこかのインタビューで耳にしたことがありますが、

僕が思うに、一番近いと感じたのは、やはりというか…


アコースティックバンドのチック・コリアですかねぇ…


でもね、それとも違うんですよ。
という訳で、以下が本日のセットリストです。

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掲載しておいてなんですが、こんなセットリストに意味はありません。
彼女がMCでも語っていたように、このバンドは毎回違う演奏をするんです。


その場、その時のひらめきとインプロビゼーションこそ彼女の全て。

のっけから、彼女の言う音楽の宝物を探す旅路へと吸い込まれるようにイザナワレます。

そして…

時空を超え、あたかも無重力状態にいるかのごとく、ハイになってる自分がそこにいる…(Θ_Θ)


いやね…
彼女のMCを聴いたことがある方はご存知でしょうが、
か細い声で、「大丈夫?」って声をかけたくなるくらい、頼りなげな感じなんですよ~


唯一声を張ってるはてなマークメンバー紹介の時でも、
同じバークリーの先輩、小曽根さんなんかと比べると英語の発音も怪しくて(失礼ビックリマーク)よう聞き取れん…
(そこは関係ないか…)


ところがいざピアノに向かうと、
鬼のような形相で(度々失礼ビックリマーク)、時には立ち上がったり、
ヨースケもビックリの拳打ちや肘打ち…
バラードではゾクッ恋の矢とするような表情を見せてくれたりなど…


まさにパッションのかたまり…



↑間違い↑


演奏だけでなく、楽曲としての完成度もアメイズィンパチパチ

このセトリの中でも何曲か、
「宇宙の騎士」や「Hydra」あたりのTOTOっぽい音(おと)がイントロから練り込まれていたり(私見)、
僕にとって、妙に懐かしい気持ちにもさせてくれました。


圧巻は、9曲目、ひろみちゃんの独奏による涙チョチョ切れモンのしっとりとした美しいバラード、

Firefly (蛍)

からの~音譜

スリリング極まりない、ツアー(アルバム)タイトル曲、

Alive (生きるっ!)


今回のライブでのまさにクライマックスともいえるくだり…


彼女にとっての音楽とは…

一瞬にして儚く、強烈な光を放ったかと思えば、
あっという間に空(くう)に消え、二度と同じものは生まれない…



特に、Alive でのひろみちゃんとサイモンのやりとりは、
命を削るようなデッドヒートを繰り返すカーチェイスのよう…

でもけしてどちらかが前に出ることはなく、
絶妙なバランスが寸分違わぬタイミングで保たれる…


百文は一聴にしかず…ってことで…本日のオープニング曲です。





いや~、終演後は立ち上がっちゃいましたねぇ~アップ
腰痛持ちなんで座れるコンサートではめったに立たないんですが…(笑)


同じ日本人として誇りに思います。ホント。


ジャパンツアーでは、「毎日食べたいモノが食べられるコトが最高の幸せ」
と、MCで語っていた彼女…


年の瀬には豊洲にて、オシャレキシとしてのライブでまた会えるはてなマークんで、
餅でも差し入れしようかしら…もち


それでは皆さま、

少し早いですが…


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Wish you have a Merry Christmas and a Happy New Yearラブラブ
本題に入る前に…

ちょうどその本題の一週間前にあたる 8/30(土)、
東京は代々木体育館まで、

J-WAVE LIVE 2000+14

の方にも行って参りましたので、
その模様をちょっとだけ…ホントにチョコっとだけチロルチョコ
お付き合いくださいませ…

(いつもいつも長い記事になっちゃってゴメンナサイ…)

いやねぇ…ドンピシャのタイミングであんなニュースが流れたもんやから、
現地に着いてクルマを降りた瞬間、
全身に虫よけスプレーを噴射しまくりましたよ。。。蚊取り線香

ま、今んとこワタクシの体には何の異変も起きておりませぬが…ふ
皆さまも蚊には充分お気をつけくださいませ…アースジェット



8/30(土)、第1日目のアーティストは出演順に以下のとおり…

高橋 優
秦 基博
平井 堅
斉藤和義(ゲスト:奥田 民生)
スガシカオ

この日はねぇ…
誤解を恐れず言わせてもらえば…
今日に限ってはシカオちゃんのライブビックリマーク
彼以外はみんなゲスト!!爆

※実際、タミオも出演後の大型ビジョンに映し出されるRADIOブースで冗談交じりに言うてはりました。

とかナントカ言って、初見の高橋優さん以外は皆、
単独ライブに何度もアシを運んでる人たちばかりなのに、
たった一人のレポートで終わらせてしまおうという…ちゃこ 得意げ

<メモ>
せっちゃん、出演時には、
「どうもスガシカオです…あっサングラス忘れちゃった…」
ってネタを数回やってました…
ついでにゲストで登場した民生まで付き合って同じネタを…
サングラスはしてたけど…(笑)
で、本日トリのシカオちゃんはといえば、
「どうも~斉藤和義で~す♪」
てな自己紹介でしっかりフォローするという一幕も…



ちょうど2000年に始まったこの J-WAVE LIVE
シカオちゃんは今年で15年連続15回目ビックリマーク皆勤でのご出演だそうです。
(平井 堅ちゃんも同じく)

レコード会社も、事務所も、マネージャーも…
無い無い尽くしだった2012年の大変だった時期…
色んなオトナの事情があった(らしい)なかでも彼の出演を決めてくれたこの J-WAVE LIVE

リスナーやファン、スタッフへの特別な想いを随所で切々と語ってくれました。

デビュー当初の頃のドSっぷりはなりをひそめ、
とにかく嬉しくて仕方がないというか…
ウザいくらい(笑)異常にテンションの高いシカオちゃん

ライブでは絶対盛り上がるコトうけあいな「俺たちファンクファイヤー」
お客に向かって、ちょうどピッタリ30回ジャンプしろって言わはりました。
「俺の指示通りにみんなが動くのがたまんないよなぁ~」
…だそうです。

やっぱ、ど、え、すっラブラブ

デスメタルチックなギターアレンジと重々しい歌声で決めてくれた
「Real Face」や、
皆勤賞同志の盟友、堅ちゃんとのデュエットで、感涙モノのハーモニーを聴かせてくれた
「夜空ノムコウ」とか…

夏フェスならではのステキなプログラムを堪能させて頂きました。

未来へのステップとばかり、思いきりブチ破っていったはいいが、
ある意味、リアルな現実を手に入れてしまったシカオちゃん…
いっとき、ホントに苦しかったんだと思います。
「しっかし、俺…生き残ったよね~」
なんて、堅ちゃんに向かってしみじみ言うてましたが、

まだまだ予断は禁物ですぞ…だってアナタ…

ギリギリでいつも生きていたいから…




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


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さて、お待たせしました。。。

9/7(日)は、東京国際フォーラムまで、
13th TOKYO JAZZ FESTIVAL 
最終日、昼の部のみ、行って参りました。

一番のお目当ては、JAZZというジャンルだけでくくれば、
作編曲家として最もご尊敬申し上げてます、生きる伝説、ベニー・ゴルソンです。

とにかく、彼の作る曲が好きで好きで、
自分のメールアドレスなんかにも彼のある有名な曲タイトルをもじって付けてるくらいで…

(ま、どうでもええ話か…このひと言だけで迷惑メールがきたりして…(笑)

で、この 東京JAZZ
2012年には、なんと、かのシカオちゃんも出演しているという…

あっ…いやいや…

無理やりひとつの記事に詰め込んだ、
一見、なんの繋がりもなさそうなこの2つの音楽祭レポート、
さも狙っていたかのように話を持っていこうとするこの図々しさ…



ダメよ~、ダメ、ダメ


はいっビックリマーク…え~、では本題に戻りまして、と。

9/7(日)のプログラムはこんな感じ…

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かなり早めに着いたので、地上広場をウロウロしておりましたら、
the PLAZA では、以前、過去記事
LIVE IN TOKYO ~CROSSOVER NIGHT~
にてお見かけした、スーパー女子高生ドラマー、川口千里ちゃんのステージ、
ANIME MEETS JAZZ featuring Senri Kawaguchi
が始まったばかりでした。

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CROSSOVER NIGHT では、借りてきたネコみたいにおとなしかった彼女ですが、
この日は、小雨の降りしきるなか、傘もささずに足を運んでくれた大勢の観客に対して気遣うような…
彼女のやさしさが滲み出た、なんとも癒しの効いたMCを披露してくれ…

「やさしさに包まれたなら」を軽快なスティックさばきで演奏する彼女を見ていると、
フシギと僕までやさしさに包まれたような心地になり、すっかり彼女のトリコになってしまいましたラブラブ

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千里ちゃん、14才ビックリマークの時の演奏を貼っておきます。
(今回の内容とは関係ないですが…汗
カシオペア好きの人なら、このベースとキーボード、
どなたかすぐにお分かり頂けると思います。



ゴルソン師匠のステージまであまり時間がありません。
もう少し聴いていたかったところですが、ホールの中へ…

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

The Quartet Legend featuring
KENNY BARRON
RON CARTER
BENNY GOLSON
LENNY WHITE

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最終日、昼の部のこのホールでのステージは、
THIS IS JAZZ
という、少し耳がむずがゆくなるコピーはてなマークが付けられてるんですが、
序盤、
彼らの演奏を聴いていて、連想されるコトバは…
堅実安定癒し

スリリング、とか、意外性高揚感って類いのコトバはどうしても頭に浮かんでこない…

グループの音全体を引っ張ってるのは、もう間違いなくロン・カーターで、
やっぱ、この人メチャクチャうまいな…と唸らせるモノはあったんですが、
なにより、ゴルソン師匠の元気がない…

途中、曲の合い間に、床に落ちてしまった譜面を一生懸命腰を曲げて拾うゴルソン師匠…
会場では小笑いが起きてましたが、僕はなんだか物悲しくなってしまいました。。。

別にエエやんビックリマークそんなモンなくても吹けるやろっ!?
みたいな…(← 何様はてなマーク

思えば、ベニー・ゴルソンの作った珠玉の名曲たちは、
他人名義のリーダー作での演奏の方が有名(定番)になっていることが多い…
そう…ゴルソン師匠はサポート役に回ってこそ、その存在が際立つ…
このステージもあと一人か二人、フロントマンがいたらもっと違うものに…

なんて、自分で自分をナットクさせようとしていた矢先…
4曲目、「You Are My Sunshine」
1曲丸ごと、ジャズベの神様、ロン・カーターによる独奏でした。
なんという表現力ビックリマーク
荘厳でいてなおかつ慈愛に満ちた独特の音楽世界。
ウッドベース1本でこれだけ広がりのある世界を表現できるなんて…

観客のボルテージは一気にヒートアップしアップ
それに焚き付けられたかのように、他の3人の演奏も少しずつ息を吹き返してきましたメラメラ

ラスト曲の演奏前、ゴルソン師匠が観客に向け、おどけたような感じで敬礼のポーズをとる…敬礼
もうこれだけで、ああ「ブルースマーチ」を演るのね…
と分かってしまう僕はやはりケッコーなゴルソンマニアなのかも…

アンコール曲は大好きな「ウィスパー・ノット」
浪漫と哀愁に満ちたテーマ(メロディ)が心の琴線をくすぐりまくります。
この曲をナマで聴けただけで充分幸せかな…


+ Freddie Hubbard (flh) / Ron Carter (b) / Mulgrew Miller (p) / Marvin Smitty Smith (ds)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

Makoto Ozone
featuring No Name Horses
VS
Christian McBride Big Band

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ぢつは、ワタクシ…
ビッグバンドジャズってのをほとんど聴かないんです。

もちろん、エリントン、ミラー、グッドマンあたりは一通り聴いて参りましたが、
どちらかというと苦手な部類…

でもね…
このステージは本日いちばんのアタリでした当たり

始まるや否や…
JBこと、ジェームス・ブラウンのお抱えMCとして有名だったダニー・レイが登場。
軽快なトークで本日のプログラムを紹介、観客の目と耳をステージに貼り付けにします。

先鋒はクリスチャン・マクブライド BB
途中、女性ボーカルのメリッサ・ウォーカーを迎え、
オリジナル曲をメインに歌モノもあり、と3曲を披露。

(曲分からなくてゴメンナサイ…SHAKE&BREAK とか、IN A HURRY とか言ってた気が…)

後攻の NO NAME HORSES に比べ、パワーがもう圧倒的に違います。
やっぱ、外人サンの肺活量って凄いんだな、と

で、我らが日本代表、小曽根さんチーム
曲は「ラプソディインブルー」
長いんで1曲だけ…(笑)

パワフルな金管楽器ばかり聴かされた後なんで、
クラリネットやフルートの音がとても心地いい…ニコニコ

小曽根さんのクラシカルなピアノソロをふんだんに取り入れた「ラプソディインブルー」
聞き飽きてる曲のハズなのに、一段と高貴な香りが漂います。。。

パワーで押しまくる先攻に対し、アレンジ面で迎え打つところがいかにも小曽根さんらしい…
対バン形式なんだからやっぱ勝負する姿勢は見せないとね…(← 何様はてなマーク

演奏の後、
平和への祈りを込めた小曽根さんの英語、日本語を交えてのスピーチ…
音楽というコトバで国境を越えて分かりあえる可能性…
国際間のコミュニケーションの重要性について、かなり熱く語りはるなぁ…と思ってたら、
そのまま流れるように、観客席にいらっしゃった、キャロライン・ケネディ 駐日大使をご紹介…

いやぁ…ケッコー近くにいらしてたんでビックリしましたよ…

そして嬉しいサプライズ…

なんと、小曽根さんがこの日、このステージのためだけに、曲を書き下ろしてくれたんです。
それもたった3時間前に書き上がったばかりで、ぎりぎりプリントアウトまで間に合ったとか…

一期一会…もう二度と他で演奏されることも、アルバムに収録されることもない、と。
そう、彼は言い切ってくれました。
(後日、この東京JAZZの模様はBSで放送されるらしいが…)

曲名は、本日のこの対バン形式よろしく、
「Bouncing in Two Different Shoes」
ご自身の曲、「Bouncing in My New Shoes」をもじったものと思われますが、
なかなかシャレがきいててよろしい…(← 何様はてなマーク

いかにも対バンっぽく、
ホーン、ベース、ドラム、そしてピアノと、
各パート間同士をひとりひとりアドリブでバトらせるという徹底ぶり…

もう会場のボルテージは最高潮ビックリマーク
本日一番のスタンディングオベーションが湧きあがったことは言うまでもありませんパチパチ

そして観客の興奮覚めやらぬまま、本日(昼の部)の最終ステージへ…

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

Herbie Hancock
and his band featuring
Vinnie Colaiuta
James Genus
Lionel Loueke



さて…
いよいよボスキャラのお出ましです。

ご登場するや否や、
「先ほどの2つのビッグバンドのステージはアメイズィンビックリマーク
と大絶賛…
(ジャズ史を共に作ってきた盟友たちは褒めないのね…)

ところで…
僕がハービー・ハンコックを知ったのは、多くの人のご多分に漏れず、
ロン・カーターらとともに在籍していた、マイルスの第2期黄金クインテットでの演奏から…

その後、マイルス門下の優等生らしく、
師匠と同様、電気音楽に傾倒していってからの彼はほっとんど聴いてない…

昔、どこかのライブで、
「もう、アコースティックピアノは弾けないんだろ!?
と、観客にヤジられ、
急遽、アコースティックピアノを用意し、弾いてみせた。
というエピソードを耳にしたことがありますが、
今日の僕の興味も、
アコースティックピアノを弾いてくれるかどうか、だけでした。

ステージには既に、で~んとグランドピアノが用意されていて、
確かにチョロっとは弾いてくれたんです。

でもね…演奏内容は、まあ…ほぼ予想どおりかな…

とはいいつつ、
今までCDでしか聴いたことのない
「ウォーターメロンマン」「カンタループアイランド」

やっぱ、ナマで聴くとスゴイビックリマークです。
で、とにかく、ヴィニー・カリウタのドラミングがアメイズィンビックリマーク
変則的なリズムを次々と繰り出し、このハンコックの奇妙奇天烈な音楽世界の
屋台骨になっていることは間違いありません。

で、アンコールの「ROCK IT」

この曲もナマでは初めて聴きましたが、
ライブ向きですよねぇ…メロディもキャッチーだし…
なにより、ハンコックさんのテンションが一番高かったです…クラッカー
(打ち込みリズムを多用してるんでカリウタさんがヒマそうでしたが…)




ワタクシゴト、千葉に越してきて20年以上経ちますが、
この東京JAZZに遊びにきたのは初めてなんです。

ホールでの高名なミュージシャンの演奏だけでなく、
地上広場で無料で楽しめる、ジャンルを越えた様々なアーティストの競演…
楽器の試奏、ワークショップ、各国料理のフードワゴンなどのイベントの数々…

いやぁ…楽しさ満載ですねぇ…ラブラブ

来年はもっと、みっちり計画たててこよ…

最後に…本日のライブでは演奏されなかった、ゴルソン師匠の名曲集から…

リー・モーガンの Blue Note での代表作、「Vol.3」より…
「I Remember Clifford」を…
(ベタな選曲でゴメンナサイ…だって好きなんだもん…)



いやはや…
随分と長い記事にお付き合いいただき、

本当にありがとうございます!!

BSプレミアムでの放送予定も貼っておきますね…

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※セットリストを掲載してます。ご注意ください。



2014年4月28日の月曜日、場所は武道館
行ってマイリマシタともビックリマーク
35周年という偉業を打ち立てたスーパーグループ、TOTO の来日ライブラブラブ
今回の…(大体、今回ってところがイカにもこのバンドらしい…)メンバーは以下のとおり…



左から…

ジョセフ・ウィリアムス(Vo)
ネイザン・イースト(B,Vo)
スティーヴ・ポーカロ(Key,Vo)
スティーヴ・ルカサー(G,Vo)
デヴィッド・ペイチ(Key,Vo)  「なんでみんなグラサンやねんっビックリマーク

それから、お写真には載っとりませんが、
今回から、あのサイモン・フィリップス様の後任として、
若手…でもないか…ナンバーワンドラマーの呼び声高い、
キース・カーロック君がおさまっております。
(やっぱ、ウマい人しか取らないのね…にひひ

結論から先に申しあげましょう…

今回のライブ、なんつーかホントにねぇ…

めえぇっちゃめちゃ、良かったですっビックリマーク



てゆーか、ホントにね…

めえぇっちゃめちゃ、良かったですうっビックリマーク

とまぁ…こんな風にボキャ貧な感想を繰り返し言うことくらいしか出来ないほどビックリマーク
水分とか脂分とか糖分とかコレステロールとか…
精気やら、魂まで全部抜き取られて持ってかれちゃいましたぁ叫び


とはいえ…

不満点がまったく無かった訳でもない…

まず、ジョセフさんは歴代の専任ボーカリストのなかで
高音域がいちばん狭いので、他の方が歌ってた曲を聴いた時、
なんかこう…迫力不足を感じることがあったり…

他のボーカリストの話が出たついでで…
ジェフやマイクの話はメンバーの皆さん、真摯な顔でなさるのに…
今年の1月にガンで亡くなった、ファーギィ・フレデリクセンには触れようとしない…
(いや、実際は触れてたのかも…ワシの英語力の問題で…触れてたらゴメンナサイ)

だって、そもそもセットリストに 『Isolation』 からの選曲が1曲もないショック!

そしてそしてなにより…

ルークの声が出てへん…痛々しいほどに…

肝心のギターワークの方も、全盛期の頃と比べると、安全策を取ってるとゆーか、
スリリングな!?フレーズがほとんど聴かれない…


でもねっ!!

やっぱ、TOTO は違うっアップ

なんてゆーか…ひと言で言うと、
バンドとしての総合力みたいなモンが他のバンドとはケタはずれに違う…

それにこれは個人的な見解でしょうが…

中学~高校の頃から今まで…感受性の一番強い時期にさんざん聴き倒した、
所謂、"いかにも"なTOTOっぽいサウンド、TOTOゆえのキャッチーなメロディライン…
リズムやコーラスワークなんかも含めたTOTOならではの(しつこいっ(笑))トータルアレンジ…

そういったモノが俺の心の奥底に眠った"なにか"!?を呼び起こし、(なんやねんビックリマーク
思春期の頃の甘酸っぱい想い出までもが走馬灯のように駆け巡り、
ラリったかのように、トンでもなくハイな気分にさせてくれる…飛行機

それは、イントロが始まった瞬間のたった1小節だったりしよるんよ、これが…



1オープニング1曲目は、
アルバム『Kingdom of Desire』に入るハズだったのがオクラ入りになり、
そのオクラの詰め合わせアルバム、『XX』からのナンバーオクラ輪切りオクラ輪切りオクラ輪切り
『On The Run』

イントロで、『Child's Anthem』のあの印象的なフレーズを挿み込み、
満員の観客をヒーヒー言わしよる…
こーゆーところが憎いねんな~

曲はいつの間にやら、『Goodbye Elenore』へメドレー
"繋ぎ"があまりに自然で、最初気付けへんかったで…

22曲目はこれも『XX』からの選曲で、ワシも大好きな曲、
『Goin' Home』

この曲は、ペイチとボビキンのボーカルの掛け合い部分が魅力のひとつでもあるんで、
ボビキンパートはやっぱ高い方がいい…
ここをこの日に限ってのことなのか、ジョセフさんが抑えめに歌ってたのがチョットだけ残念かな…汗

33曲目はなんと、『Hydra』 そしてそのストーリーを辿るように、
44曲目に、『St.George and the Dragon』

TOTOのライヴは今回で7回目なんですが、この2曲をライヴで聴くのは初めてかも…恋の矢
HydraはTOTOのプログレッシブな一面を前面に押し出した名曲。
続くセントジョージでは、さっきのGoin' Home は肩ならし(喉ならし?)だったのはてなマーク
と言わんばかりにジョセフさん、ノビノビと声が出てました。

いちばん好きなアルバム、『Hydra』から
このアルバムのメインテーマのような2曲が続けて流れ、
僕のテンションメーターはレッドゾーンを振り切って未知の領域へ…UFO



55曲目はジョセフさんが初めて参加した6枚目のアルバム『FAHRENHEIT』から
『I'll Be Over You』
確かファーストシングルだったかと記憶しております。
当時のルークの甘~いボーカルが懐かしい…

6『It's A Feeling』

最初の1コーラスをジョセフが歌って、2コーラス目から原作者のS.ポーカロにバトンタッチ…
というスタイルをとってました。

冒頭ではルークが、S.ポーカロがバンドに戻ってきてくれたことを喜ぶような主旨のMC…
(違ってたらゴメンナサイビックリマーク
(ルークの英語、聞き取りにくいねんビックリマーク

以前の記事で、
TOTO前期のアルバムより、後期のアルバムをあんまり聴かへん理由について、
僕なりの考察をウダウダと述べさして頂きましたが、
そこに書かなかった理由がもうひとつ…
それはやはり、この…スティーヴ・ポーカロの存在でしょうな…
いかにも80年代って感じの古き良き時代のシンセサウンド…
他メンバーとはひと味違った(アルバムの中では異色な)楽曲を生み出す作風…

再結成からのこの人の復帰はやっぱし大きい…
サウンドも、ぐっとTOTOっぽくなるし(笑)

7『Rosanna』

もはや説明の必要もない名曲中の名曲…
この曲のイントロを生で聴くたびに、ああ、ジェフちゃうねんなぁ~、と思ってしまう。。。

8『Wings of Time』

ここで、ルークがお笑い抜きで、ジェフやマイクへの"想い"を熱く語る…。

どこか厳かな空気のなか、イントロでルークがジミヘンの Little Wing を巧みに挿み込みながら演奏がスタート…

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♪ Our love doesn't end here
It lives forever on the wings of time......


9『Falling In Between』

最新の同名アルバムから…どこかオリエンタルな雰囲気を醸し出すハードな曲。
ジョセフさんのボーカルも突き抜けまくってましたねぇ。。。

10『I Won't Hold You Back』

グラミーを総ナメにした名盤、『TOTOⅣ』から珠玉のバラード。
う~ん……ルークが苦しそうでした。。。お腹パンパン

11『Pamera』

TOTOサウンドがある意味、極みの域に達してしまったと思われるアルバム、
『The Seventh One』からのオープニング曲。

ジョセフさんが、サビの部分を歌え歌え、と盛んに観客をあおる。
ワシの声は届いてるんやろか…(2階席やけど(笑)

ぱ~めら~音譜

12『99』

言わずと知れた、この曲を嫌いな人はヒトじゃないやろビックリマークと思えるくらいの名曲。

ルークはこの曲で唯一アコギに持ち替え、臨むが…
苦しそうな歌い方は遂にピークに…ありえないところでブレスしてるし…
ナントカごまかし、ごまかしで歌い切ってくれたけど…チョット心配やわしょぼん

エンディングでは、ネイザンがスキャットを披露。
ベースプレイも含め、彼の非凡な才能が光り輝いておりました。

13『White Sister』

またしても『Hydra』からのハードロックチューン人面石
この曲、僕が行ったなかでは割とセトリに上がってくる率が高い気がする…

14『Better World』

追記です。
ブロ友さん情報によりますと、この位置で1曲抜けていたようです。不覚をとりましたワラ

これで、本日のセットリストで選曲されなかったオリジナルアルバムとしては、
『Isolation』『Tambu』の2枚ということになりました。

大好きなペイチがテンション高くノリノリやったんで、
『Stranger In Town』でも演ってくれたら良かったのに…にひひ

15『Africa』

僕が初めてTOTOのライヴに行ったのは、1986年
ファーレンハイトツアーでの大阪城ホールでした。

それから…前述のとおり、今回で7回目ですが、
モチロン、Africa が演奏されなかったことは一度もありません。
TOTOの"顔"みたいな曲ですな。。。

この曲、ペイチのリードボーカルはもとより、ボビキンのコーラスが結構好きなんです。
ラスト、♪ I bless the rains down in Africa の繰り返しにコーラスが畳みかける部分、
ジョセフさんは、一部、女性コーラス、エイミー・キース嬢に助けを借りながらも、
♪ Time passes quickly and chances are few
…と、ストップラヴィンユーの一節を挿入するというアドリブ?をやったりしてました。

それとねぇ…
ジョセフさん、なんでもかんでも歌わせすぎっビックリマーク
1986年の大阪城ホールでも、アンコールの『Hold The Line』
♪ Love isn't always on time
の部分をアカペラで(演奏をとめて)歌わせてた記憶が鮮明に蘇ってきたわー

歌詞のないリフ部分を…
ぱーぱぱらっぱらっぱっぱぁ~♪
って…それは…ナシやろビックリマーク

16『How Many Times』

ルークの独壇場のようなアルバム、『Kingdom of Desire』から…
重厚なギターサウンドに、野太い声を添えて…豚カツ食事

17『Stop Loving You』

ジョセフさんが所属していたTOTOといえば…
真っ先にこの曲が思い浮かぶ…

それくらいジョセフさんのイメージが強い曲…(私見)
この曲を歌ってる時のジョセフさんが何故か一番嬉しそうに見える…(私見)

でも今、セブンスワンの(作詞作曲)クレジットを見たら…彼の名はなかった…あらま叫び

ま、そんなことはともかく、この曲は確かに盛り上がりますアップ
終盤の疲労が蓄積してきた頃にはかなり答えますが、
明日(4/29)は休みだし、ピョンピョン跳ね上がってました。トシも考えずに…

圧巻はラストのキース・カーロック君によるドラムソロ…
スティーリー・ダンで叩いてたっていうだけで充分ハク、付いてます。
左手のトラディショナルなグリップが印象的…俺はロックだけちゃうねんぞ…みたいな…

ドラムソロはてっとり早く自分の力量を魅せるにはもってこいですが、
それを考えれば、やっぱジェフ・ポーカロって凄いんだな…って思っちゃうラブラブ

18『Hold The Line』

「おっとっと…この曲やっちゃったよ…アンコール何やるんやろ…はてなマーク
このことばぁ~っかり考えてました。

言わずもがな、全米5位を記録したTOTOのデビューシングル。
僕が経験した7回のライヴでは、必ずラストあたりで演奏された代表曲のひとつです。

19『Home of the Brave』 (ENCORE)

アンコールはとにかくもう、めちゃくちゃカッコイイビックリマーク
としかいいようのない曲、『Home of the Brave』



♪ Everything's gonna be alright, Boys!
♪ Leave the politics behind, Boys!

などと、若者たちに向け、訴えかけていくような歌詞の内容…
これは…聴いてる場合やない…歌わんと…(笑)

ほぉ~むお~ぶざぶれぇ~い♪
のところを会場が一体となって大合唱…ヤバい…チョー気持ちいいっラブラブ

このまま帰りたくないドキドキ…という訳にはいかず、アンコールは1曲であえなく終了はぁー
あとには、カラダ中の膿みをすべて放出したオッサンの抜け殻だけが残りましたとさ…


今回の参加はホントに有意義でしたよ。。。
Home of the Brave じゃないけど、生きる活力を与えてくれました.

You gotta remember
You don't have to be afraid
You still have the freedom to learn
And say what you wanna say

35年という年月は確かに衰えを感じさせない訳ではないけれど、
数々の苦難を乗り越えて、一時的な再結成といいながらも、
こうして僕たちに元気な姿を見せ続けてくれている。。。

最後に…
今回買ったパンフレットにあった、ルークのコトバをお借りしまして…

「TOTOの未来に乾杯ビックリマーク



(本画像はお借りしました)