LIVE IN TOKYO ~CROSSOVER NIGHT~ | 銀次郎のギンギンぶろぐ

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千葉周辺の"ドッグカフェ探訪記"みたいなブログめざしてます。
…といいながら、
自分の好きな音楽とクルマのことばかり書いてる気がします…(^^ゞ

2012年の最後を締めくくるにふさわしいライヴ鑑賞…
J-FUSION 最高峰の祭典CROSSOVER NIGHT
12/29(土)は東京国際フォーラムまで行って参りました。
(スイマセンあせる昨年の残務整理がまだもう1件残ってたんです汗


DVDまで買っちゃった CROSSOVER JAPAN '03 から9年ぶりの参加…
メンバーの顔ぶれもそんなには変わっておらず…
後述しますが、皆さんおトシを召されたせいか、
予期せぬトラブルが発生しちゃうってこともあるようで…
このジャンルではそろそろ…BIGな新星が出てきて欲しいかな…と。星
(なぜか上から目線…(笑))

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今回の演者は、前座を除いて、出演順に下記の6組…

☆カシオペア3rd
☆パラシュート
☆渡辺香津美 ART FUSION
☆鈴木茂
☆ナニワエキスプレス
☆高中正義 SUPER BAND

どうです!?
皆さん、もう孫がおってもオカシないでしょ…はてなマーク(笑)

さて…
本日は長くなりそうな予感…
皆さま、どうぞヨロシクお付き合いくださいませ…おじぎ


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☆カシオペア3rd
野呂一生(Guitar),鳴瀬喜博(Bass),大髙清美(Keyboards),神保彰(Drums)

今回お目当てのうちの1組…泣く子も黙るカシオペア…
注目はなんといっても紅一点の大髙サン…
そして、"司会屋"(向谷)実サン無きあと、
誰がMCやんのかはてなマーク…ってとこも個人的には気になってました。

のっけから、
ドミノライン、テイクミー、ブラックジョーク、と
オールドファンにとっては涙がチョチョ切れるような
懐かしいナンバーが続く…

特に、ブラックジョークのあのゲキッ速6連フレーズ…
何度チビったことか…(笑)

大髙サンのご専門はオルガンだそうですが、
こういう過去の名曲をオルガンの音色で…ってのも、とっても新鮮でしたさくらんぼ

そして日本が世界に誇る変態ドラマージンボービックリマーク
この人だけ妙に若々しい…(笑)
スタイルもええし…かっちょいいっキラキラ
カシオペア3rdでは、正式メンバーではなく、
あくまでサポーターとしての位置づけだそうですが…
そんなこと言わんと…ずっとやっててよ、ジンボーちゃんビックリマーク


※ここでいう変態とはドラムセットの状態がフツーじゃないアリサマ…
 バスやハイハット以外の打楽器(スネアとか)を足元に並べ、
 ペダル付けて足だけで演っちゃう、みたいな…
 あの…デニチェンがコーラ飲みながら足だけで魅せるソロパフォーマンスとか…
 神保さんお得意の左足クラーベ(カウベル)も変態プレイのひとつですよネラブラブ


以下はセトリです。

(1)DOMINO LINE
(2)TAKE ME
(3)BLACK JOKE
(4)ARROW OF TIME
(5)SET SAIL
(6)THE SKY
(7)ASAYAKE
(8)ときめき(TOKIMEKI)

野呂さんが…
「え~、私が司会を務めることになりました…」
このひと言だけで会場は大ウケ…ワハハ
紳士的でアダルティなムードを漂わす野呂さんのMC…
これはこれで雰囲気ありました。

ホントはいつもどおり!? ASAYAKE で終わるハズが…
今日の野呂さん、非常にご機嫌がよろしく、
いったん袖に掃けてから…
「もう1曲やっちゃう?」と嬉しい誤算。
(演出かもしれんが…(笑))




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☆渡辺香津美 ART FUSION
渡辺香津美(Guitar),Janek Gwizdala(Bass),
Horacio "El Negro" Hernandez(Drums)

意外にも初出場の香津美サン

なんていうか…このメンツ…レベルが違いすぎますビックリマーク
今回の出演者勢の当日の演奏をどう聴き比べても…
アタマひとつ抜けてたというか…ひらめき電球

スリーピーススタイルの比較的自由がきくシンプルな編成の為か、
インプロビゼーションの嵐波
この1組だけフリージャズのような…
全く違うジャンルの音楽を演ってましたね…驚嘆のひと言叫び

グヴィズダーラの縦横無尽な5弦ベースも凄けりゃ、
ドラマーは、ラテンジャズ界の重鎮ミシェル・カミロのトリオでならした
変態四天王のひとり、オラシオ・エルナンデスビックリマーク
世界の音ってこうも違うもんか…と。

そしてこれだけのメンバーをバックに従える香津美サンの演奏がまた凄い!!
火が見えたもん…火ぃが…(笑)メラメラ

1曲目、コルトレーンのナンバー、Impressions から、
ラストはYMOのライディーンまで…
1回も瞬きせぇへんかったんちゃうかなぁ~
(そんなヤツおらんやろ~)

超一流のギタリストがズラリと並ぶこの祭典でもベストオブベストでした合格

(1)Impressions
(2)Shang-Hai
(3)Unicorn~Manhattan Flu Dance
(4)Rydeen

動画は今回のLIVEとは全くカンケーないですが…
いつもお世話になってる、たくみさんの記事から…
ミシェル・カミロのトリオ映像を…
ドラムがオラシオ君、ベースは アンソニー・ジャクソン です




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☆ナニワエキスプレス
清水興(Bass),岩見和彦(Guitar),中村建治(Keyboards),
平陸(Drums),青柳誠(Keybords&Sax)

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いや~物凄い現場に立ち会ってしまいました叫び
ひょっとしたら歴史の証人になり得るかも…(言い過ぎか)

東原力哉といえばナニワの顔ビックリマーク看板スターでっせビックリマーク
この祭典でさえ、力哉さん目当てに来てはる人もヨーケいらっしゃるでしょう。

もし僕がナニワエキスプレス単体のライヴに来て、
オモテでこの貼り紙見たら……帰ってるな
(そこまではせんか…)

しかも前夜祭の焼肉屋でホルモン食べ過ぎて痛風の発作が再発って…

力哉さんらしいっちゃ~らしいけど…プロとしては失格やで…爆弾
(しかも前日に電話って…)

バンマス、清水のオッサンの弁解も痛々しい…けどオモロイビックリマーク

「(痛風の発作)今回が初めてやないんですわー」
「力哉は今までどんなに痛うても片手でもやっとった」
「ワシは力哉のことをジャズ界の金本やと呼んどる」
(片手でライト前ヒットの鉄人ね…)
「その力哉がどうしても無理や言うてきたのはよっぽどなんですわー」

ピンチヒッターに大抜擢されたのは…
若干、17歳の高校生ドラマー平陸(たいらりく)クンキラキラ

たった1日で出れるまで仕上げたらしい…

とはいっても、ナニワエキスプレスといえば、
ドラムが引っ張る、ドラムが全体を形作るスタイルといっても過言ではない…

ドラムパートは少なめに、ゴマカシゴマカシでいくんかいなぁ~と思ってたら…

ところがドッコイビックリマーク

1曲目からドラムソロを大々的にフィーチャービックリマーク
荒削りではありますが、イキのいい見事なドラミングを披露してくれましたキラキラ
リッキーの穴埋めとしての役割以上に、(これだけでも充分重いが)
新しいファンまで獲得したんちゃうかな…

彼がいいプレイをするたびに讃えるような仕草をして全体を盛り上げる
清水のオッサン…
孫自慢をしてるお爺ちゃんにしか見えんぞ…

思えば…
力哉さんが最も尊敬するドラマー、トニー・ウィリアムス
マイルス・デイヴィスのレギュラーバンドに大抜擢されたのも17歳

単なる偶然とは思えんな…

リッキー、うかうかしてられへんで~

そういや…ポンタさんノヴさんらと2月には渋谷で太鼓祭りやる予定や言うてたけど、
<道玄坂打楽器祭り>
そっちは大丈夫なんかなぁ…

セトリっす。
ビトウィーンで、ディープパープルのブラックナイトを1コーラス挟み込むのは
もうお約束…!?

(1)1.2.3
(2)MANHATTAN EXPRESS
(3)BETWEEN THE SKY AND THE GROUND (w/BLACK NIGHT )
(4)SPOT
(5)MEDLEY:
   RED ZONE~THE KOYA-SAMBA~CHARCOAL BREAK~JASMIN
   ~9TH MOUNTAIN HIGH~BELIEVIN'

もしよろしかったら力哉さんの過去記事も…


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☆高中正義 SUPER BAND
高中正義(Guitar),斉藤ノヴ(Percussion),岡沢章(Bass),宮崎まさひろ(Drums),
小島良喜(Keyboards),重実徹(Keyboards),稲葉なるひ(Guitar)

懐かしい…
その昔、「タモリの音楽は世界だ」って番組で、
ノヴさん重実さんの演奏をよく見てたな…

ま、そんな話はさておき…
この"お祭り"のトリを任されたのは、やはりタカナカ

トレードマークの青のヤマハSGをしたがえ、登場ビックリマーク
そして、いきなり ブルーラグーン…サマーやしの木

以下がセットリストです。

(1)BLUE LAGOON
(2)THUNDER STORM
(3)GUITAR WONDER
(4)SAUDADE
(5)21st Century Schizoid Man Including Mirrors (King Crimson)
(6)TROPIC BIRD
(7)珊瑚礁の妖精~Ready To FLY

どうですはてなマーク
このヒットパレード…
ベッタベタでしょにひひ

ただ1曲を除いては…

「皆さんもう…5時間もおんなじような曲ばっか聴いてて飽きちゃったでしょ?」
「高校生の頃、好きだったアーティストの曲、演ります」

…と、トーキングモジュレータを使ってギャルみたいな声でMC

「僕、この声気に入ってるんだ…」

ウン、やっぱこの人病んでるわ…

…と、まあ、そんな感じで、なんとキンクリ
「21世紀のスキッツォイドマン」をカバー
ボコーダを使ったヴォーカルまで披露するというハッチャケぶり…

この人…今日一番やりたかったん、コレやったんやろなぁ~

でもまー、なんやかんやゆーて、タカナカの人気はスゴイアップ
声援とか、会場の盛り上がりぶりが今日イチやったもんクラッカー
ノヴさんがドラマーより目立っちゃってるのも反則でしょ…笑

$銀次郎のギンギンぶろぐ

いや~、長かった…
16時から本公演がスタートし、21時半過ぎまで…
(前座を含めたら正味6時間くらいか…)
(国際フォーラムはイスがいいんで助かりましたが…)

そして、このブログも長いっ笑
最後まで飽きずに読んでくださったかた…
ホントにありがとうございますおじぎ

今回のライヴ…
紙面の都合で!?ご紹介できなかった、
元はっぴいえんどの鈴木茂さんや、職人集団パラシュートの皆さんも含め、
僕よりもウンと年上の(そうでもないはてなマーク)オジサマがたが
今も昔と変わらぬ音楽への情熱、素晴らしい演奏テクニックを魅せてくれました。

この曲、あの曲を聴くたびに…
甘酸っぱい想い出イッパイのその時まで、タイムスリップさせてくれましたよ…

そして…
トニー・ウィリアムスの再来!?平陸クン、
今回の祭典でオープニングアクトを務めた天才女子高生ドラマー、手数姫こと、川口千里ちゃんなど…
このジャンルの世界にも新しい光が見えてきましたキラキラ

このままどこにも寄り道せず、JAZZ/FUSION の道を極めて…頂けませんかねぇ…

最後はやっぱ…この曲で締めさせて頂きとうございます。。。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございましたaya