メンタ湿布 | アロマティック・スローライフ

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現在開講中の7月期の「アロマテラピー おうちのやさしい薬箱レッスン」オンラインクラス

今週火曜日は5回目でした

 

テーマは肩こり、筋肉痛、頭痛、むくみ

精油はハッカ を取り上げました。

 

 

ハッカは和精油講座」のベーシッククラスでも扱う和精油の一つ

 

・肩こり、筋肉痛のケアに

・呼吸器のケアに

・気分転換に などなど多様な機能性がありますが、

 

 

 

ご紹介しているホームケアの一つに「メンタ湿布」があります。

 

ホームケアと書きましたが、病院でも治療の一環で行われることもある温湿布です。

 

 

 

使われるのはお腹の手術をした後など

 

何らかの理由で停滞しているお腹の動き(蠕動運動)を活発にするため。

 

 

方法はいたって簡単で

 

少し熱めのお湯の中にハッカ油4〜5滴を入れてタオルをしぼり、

 

お腹にのせるだけ。

 

時間は10分間

 

タオルが冷めないように、上からラップやビニールを被せて、

 

その上から乾いたタオルをふんわりかけると安心。

 

 

看護師の方々が実験をした報告があります。

 

皮膚温は湿布開始5分後が最高値になって、それ以降は下がっていくものの

 

深部体温は湿布開始10分後が最高値で、タオルを外した15分後でも下がらない。

 

深部体温が上がるにつれて、腸の蠕動運動が高まったのだそうです。

 

 

この方法は自宅でもできるので、

 

最近便秘気味だなー、とか ガスが溜まっている感じで気持ちが悪い

と思った時には試してみる価値がありますねニコニコ

 

 

ただし、注意点!

 

・蒸気と一緒に上がるハッカ油の目やのどへの刺激に注意

・ハッカ油には脳神経を強く刺激する成分(ケトン類)を含むので、温湿布を”作る人”はご注意を。特に妊娠中、授乳期、高血圧や癲癇がある方。健康な人は問題ありません

 

 

上の報告、ハッカ油を入れないシンプルな温湿布との比較がないのですが

 

おそらく、ですが

 

メントールによってTRPM8チャネルが活性化されるので

 

ハッカ油を入れない温湿布よりも、深部体温が上がるのではないかなと思います。

 

 

どちらにしても簡単な方法指差し

 

すぐに試したいのに手元にハッカ油がない、という方は

 

ドラッグストアには局方のハッカ油があります!

 

*ちなみにメンタ湿布の「メンタ」はハッカの学名

Mentha canadensisメンタ カナデンシス)から

 

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midiの9月期の日程

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⚫︎2.「活用の幅を広げる14種類の精油」京都クラス

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