漢方薬の「加味帰脾湯」を服用するとオキシトシン分泌細胞が活性化する!ことが
NHKの番組で取り上げられていました。
びっくりです
今や誰もがその名前を知る「オキシトシン」
信頼感を高めたり、孤独感を和らげたりする働きがあるので「絆ホルモン」「幸せホルモン」と呼ばれることもありますね。
触れたり、触れられたり心地よい触れ合いで生まれる(視床下部で分泌される)ホルモンですが、
漢方薬の「加味帰脾湯」は”服用する”とオキシトシン分泌細胞が活性化するのだそうです。
研究されているのは福島県立医科大学の前島裕子先生と下村健寿先生
不安の軽減に役立つ漢方薬にはオキシトシンの分泌を促す働きがあるのではないかと思い研究をされたそうです。
いくつかの漢方薬を候補に、オキシトシン分泌細胞が活性化されるかどうかを調べて、
活性化した漢方薬から、次にどの生薬がキーになっているかを検証。
その結果、当帰(とうき)、大棗(たいそう)、生姜(しょうきょう)であることを突き止めたのだそうです。
この組み合わせが大事なのだとか。
ただ、中でも特に重要であろう生薬は当帰で、その中の成分がアゴニストになっているようです。
詳しくは↓
文献:「心身1体としての加味帰脾湯とオキシトシン」
当帰:生薬として使われるのは「根」
1月の奈良の旅や、先日のギフトショーの奈良県のブースでも見かけた「大和当帰」。
私の中でもちょっとしたブームだったので、驚くやら嬉しいやら。
奈良県のブースで試飲させていただいた「アンジェリカ ウォム」(金陽製薬株式会社)に使われている生薬は大和当帰と大棗。
目的は睡眠のサポートなど。
当帰はもちろん奈良県産の大和当帰ですが、大棗も日本産(確か福井県と仰っていた記憶が…)。
日本産の大棗を探すのが、とてもとても大変だったそうです。
加味帰脾湯の目的はクラシエさんのウェブサイトによると、心身の疲れからくる、不眠や精神不安の改善などが挙げられています。
オキシトシンの分泌がひと役かっていそうですね。
漠然とした不安感があったり、気持ちが安定しない時には漢方薬局で相談してみるのも良いかもしれません。
私はよく眠れているのですが…
大和当帰は血行を促進してくれますし、大棗=乾燥なつめは美容にも良いことで知られているので、
「アンジェリカ ウォム」を注文してみました。
幸せ感はアップするかしら〜
奈良県は「漢方のメッカ推進プロジェクト」を立ち上げて、大和当帰などの生薬に力を入れておられます。
「大和当帰」のウェブサイト、楽しいです
本日の京都は花曇り
それでも桜の名所は混んでいるのでしょうね。
私はこのブログを書き終えたところで、消去してしまってしばらく意気消沈
気を取り直して書き直しました。
朝のパンが美味しかったので、良しとします。
\あなたの週末がうまくいきますように!/
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下記のクラスの日程が決まりました。
●「エッセンシャルオイル スタディクラス2」(全3回)オンラインクラス 4月期火曜(月1回)クラス
●「ハンドトリートメントクラス」金沢クラス4月29日(土)、京都クラス5月28日(日)
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