いよいよ明日、安倍晋三元総理の応援演説。とっても緊張しています。
 
気分が高まっているときは国政について。
 
とんでもないニュースが入ってきました。日本は、ロシアにある「サハリン2」に三井物産・三菱商事が出資して、LNGを輸入している現状があります。LNGは火力発電の原料、都市ガスの原料につかわれる最重要エネルギーです。なんと、電力危機のタイミングを見計らったかのように、プーチン大統領は「サハリン2」をロシア企業に引継ぐよう大統領令を出しました。
 
 
 
なんとした暴挙。こんなことが起きてしまうと、二度と日本企業はロシアで起業をすることはないでしょう。改めて、エネルギーを自給自足できない日本の弱みが出てしまいました。しかし、一方的に大統領令を出しただけなので、岸田総理がどういう態度をとるのかが最重要ポイントです。
 
この岸田総理の動向を最も注視しているのが、『中国』です。
 
 
 
(※以下天然ガス開発についてわかりやすく解説されていますので添付させていただきました)
 
 
先日香港返還25年となりましたが、記念式典では「香港の一国二制度の成功は世界に認められている」とコメントを出しました。そもそも、香港の「一国二制度」とは、中国の一部である香港に、本土とは異なる制度を適用することを指し、 香港返還に際し、中国は外交・防衛を除く分野で高度な自治を50年間変更しないと約束したものでした。
 
平気で約束を破ってしまう国。ましてや堂々と『成功強調』するとは・・・。ロシアも中国も危険な国であることは間違いありません。
 
先の話に戻りますが、今回、万が一「サハリン2」をロシア企業へ譲渡した場合、中国は待ってましたとばかりに、中国にある日本企業を「接収」する可能性があるでしょう。
 
それだけ今回、岸田総理の決断は重たいものがあります。絶対に注視しなければなりません。
 
 
 
EUはロシア・中国の危機的状況を見て、以下のように中国包囲網をつくりました。以下記事の一部を抜粋。
 
「欧州連合(EU)加盟国と欧州議会は30日、国家が支援する外国企業によるEU企業買収を制限する新ルールで合意した。中国による買収の可能性に対し保護主義的な姿勢を明確にした。」→つまり、EU企業を中国へ売らないということ。

 

 

 

ここで、「スリランカ」を紹介します。「スリランカ」は債務超過に陥り、ガソリンを政府が買うお金がありません。そのため、長蛇の列をつくり、3日間待ってようやく、日本よりも高額なガソリンを買うという事態に陥っています(スリランカは日本給与の1/7水準と言われています)。国内は言うまでもなく暴動が起きています。

 

 

 

「スリランカ」はインフレ率50%を超えるという経済危機に陥っていますが、なぜこんな事態になってしまったのか。詳しくは以下動画でわかりやすく解説をされています。(※闇のクマさんのYouTubeは毎回考えさせられる動画です!)

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結局、中国「一帯一路」の債務の罠にかかってしまったのが「スリランカ」と言います。NHKも以下のように詳しく解説をされています。YouTubeを見る時間のない方は以下図をご覧ください。

 

 

 

 
困ったときにIMF(国際通貨基金)が援助するというのが通例ですが、債務の罠「スリランカ」へ援助しても、結局はそのまま横滑りで「中国」へ資金が流れることが危惧され、IMFは渋っている現状があります。
 
 
【ここまでの整理】
・ロシアは日本企業が出資した「サハリン2」を強引にロシア企業へ「接収」させようとしている
・岸田総理がどう判断するか、世界は、中国は注視している
・香港の一国二制度の約束を無視して、成功と強調する中国
・スリランカは一帯一路の債務の罠に陥り、経済危機で国家混乱
・EUは中国から企業買収されないように制限
・IMFは資金援助を渋っている
 
 
ロシア・中国がどういう国で、今後どう世界の国々と向き合っていくのかご理解いただけましたでしょうか。
 
日本は今、とんでもない危機的状況にあり、そうした国々に接しています。今回の参議院選挙争点は間違いなく「安全保障・外交」です。明日の安倍晋三元総理はこの危機にどう立ち向かっていくのか、しっかりと聞かせていただきたいと思います。日本が気を緩めれば、すかさずその隙をつくのが、ロシア・中国であることを絶対に忘れてはなりません。
 
繰り返しますが、岸田総理がどう決断するのか、世界中の国々が注視しています。
 
 
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