昨日は大雨にも関わらず、流山市内のホール満員御礼。
流石さいとう健代議士です。司会もなく、代議士が約1時間、報告会をして終了。
報告会の内容をまとめましたので、ご覧ください。

 

 

緊急国政報告会の概略を箇条書きになりますが、お伝えさせていただきます。

 

・最も深刻なのは台湾有事が起こった時。幕末に黒船が来た時と一緒。幕府はイエスともノーとも言えず、国内は大混乱。井伊直弼は開国を強行した。徳川政権は天皇陛下に判断を委ねたが、今は令和。まさか天皇陛下へお伺いできない。

 

・中国は台湾について、あらゆる角度から研究している。ミサイルなど軍事施設を電撃侵攻し、1カ月で制圧。1カ月であれば、アメリカは間に合わない。他国から批判されても『これは国内問題』で片づける。これはプーチンがやろうとしていたこと。

 

・中国は台湾統一を悲願にしている。令和3年7月1日、結党100年。「台湾問題を解決し、祖国の完全な統一を実現することは、中国共産党の揺らぐことのない歴史的な任務だ。いかなる台湾独立のたくらみも断固として打ち砕き、民族の復興と美しい未来をともに創造しよう」と述べた。

 

中国はいずれ台湾問題、アクションをおこす。時間の問題その時、必ずアメリカは動く。必ず日本に協力を求めてくる。その時に日本は断ることができますか?断れば日米同盟が揺らぐ。イエスと言えば、中国は日本を敵視する。台湾にアメリカの軍事基地がないから、沖縄にいくしかない。

 

・中国は孫子の兵法。相手の弱いところを叩く。日本だけを叩くという可能性が高い。例えば、中国にいる邦人を逮捕し、死刑。すると、日本国内は混乱する。『中国との関係が・・・・』2分されるでしょう。日本とアメリカを裂くということをやってくるかもしれない。

 

・プーチンの侵略はたとえ時間がかかったとしても失敗したと言わせなければならない。中国も同じようなことをやるからだ。物価高等国民生活に影響が出てきている。しかし、制裁をしないで起こる事態と比較すれば。

 

プーチンは『大国ロシアの復権』、習近平は『中華民族の偉大なる復興』似ている。

 

・2014年クリミア半島でロシアがウクライナを制圧したときはみごとだった。ウクライナの情報システムに入り込み、偽の情報を流し、ウクライナ軍を集結させた。集まってきたところでロシアは一斉射撃。衛星まで操作していた。アメリカは二度とこのようなことは起こさせないと研究に研究を重ね、今度はロシアの情報システムにアメリカが入り込んで48時間以内にロシアはウクライナに攻撃すると情報を得、ゼレンスキー大統領に伝えた。ゼレンスキー大統領はSNSで発信するなど、完璧なディフェンスをした。ウクライナは徹底的にアメリカに教えてもらった。ヨーロッパからも武器を提供してもらう。完璧に準備をした。プーチンはそこまでアメリカにやられるとは、もう少し簡単に攻略できるはずだったという誤算。

 

・今後は、ロシアの国内の政治情勢次第。長続きしないのでは。自分の息子が帰ってこない。帰ってきても傷だらけ。プーチンの支持が下がってくる。いずれとんでもないことが・・・。株でいう損切りを考え、停戦に持ち込むこともあるのでは。しかし、ブチャでの悲惨な状況をみると、ウクライナも妥協ができなくなったのでは。状態が長引く可能性。

 

・5月9日 ドイツへの戦勝記念日。まだ何が起こるかわかりません。日本にどういう影響か。イラクがクウェートに侵略したとき、アメリカは地上部隊を投入してまでも抑えた。ロシアは核を持っている。『アメリカは核を持っていると手を出せない』ということが拡がってしまった。北朝鮮はやっぱりそうかと確信した。1994年、アメリカ・イギリス・ロシアの3国で協定を結び、ウクライナの核を放棄させた。ウクライナはやっぱり核を放棄しない方がよかったと思っているかも。アメリカの腰がひけてしまっているという事実。韓国も心配している。自分たちを助けてくれるのかと。核の世界に一変した。

 

国連が機能しないのは昔からそう。アメリカが強かった。今はアメリカが弱くなったというのが本質。助けてくれる組織ではない。核兵器不拡散条約(NPT)は米・中・英・仏・露の5か国以外は核を持ってはいけない。但し、原子力発電はよい。国際原子力機関(IAEA)が現地にて査察をする。まだこれが機能していた。しかし、ロシアが核で脅すようになった。いろいろなことで核のことで動き始まる。その結果、運命共同体の仲のよい国だけで守っていこうというのがNATOであり、日米同盟である。恐ろしいことに、核保有国の中国とロシアがくっついている。

 

・中国は、アメリカをできる限りウクライナに引きつけ、長引けばいいと思っている。そうすれば台湾へ行くことができるから。

 

・今後の日本について、日米同盟をがっちり固めていくことが当然。情報の共有。アメリカはとてつもない情報を共有している。中国を含めた情報をとっている。しかし、日本に情報を流すと漏れる。日本にはスパイ防止法がない。アメリカは情報を流せない。情報を与えたくても与えられない。

 

・万が一、ミサイルを撃たれた時、大変な脅威。反撃能力。とてもじゃないけど撃ち落とせない。もっておくとということをやっておかなければならない。日本の安全保障を考えなおさなければならない。自分の国は自分で守る。アメリカはどこまでやってくれるのか、少し考えを変えていかなけれなならない。

 

と以上が報告会の内容でした。

 

【報告会を受けて私の感想】

 代議士が言うように、日米同盟強化と安全保障を考え直さなければならない。いよいよ中国・ロシア・北朝鮮の脅威に目を覚ますべきだと思う。代議士は『アメリカ』をひとくくりで説明していたが、私は『アメリカ』を民主党と共和党で分けて考えたい。例えば、イラクのクウェート侵略を阻止したのは共和党ブッシュ政権。当時のブッシュ大統領は、相手が核を持っていないことを理由に、強気の対応だった。次に共和党トランプ政権はどうでしょう。トランプ大統領だからロシアの情報システムに入ることができたと思う。相手が核を持っていても、強気な態度をとるのがトランプ大統領はじめ共和党。トランプ政権は世界で圧倒的に強かった。しかし、民主党バイデン政権を振り返ってほしい。アフガニスタンで米軍を完全撤退させ、まもなくタリバンにより首都制圧となった。加えて行き過ぎた環境政策でエネルギー安全保障問題までつなげてしまった。結局、民主党バイデン政権でアメリカが弱腰になったと言える。つまり、日本は日米同盟をより強固にするべきであるが、アメリカの民主党・共和党の他力本願であり、代議士が言うように自分の国は自分で守る方向へ舵を切るべきである。具体的には、憲法改正、反撃能力の保持、防衛費GDP費2%超、戦略的核保有、スパイ防止法の制定をするべきだ。1日も早く準備をしなければならない。中国・ロシア・北朝鮮は日本が整う前に攻めたいはずだから。

 

 最後に、プーチンは過去にこう発言している。「ロシアが世界に存在しないとしたら、なぜ世界が必要?」と。つまり、プーチンが存在しないなら、そんな世界に興味はないと言わんばかり。損切りで停戦してくれば良いが、いよいよ行き詰まって、本気で核ボタンを押さないか・・・。心配が募る。

 

【関連ブログ】

さいとう健「国政報告」要旨 | 松戸市議会議員 大塚けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)

 

 

なぜ日本はスパイ天国と言われてしまうのか | 松戸市議会議員 大塚けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba(ameblo.jp)