上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?

カミセン主演のこんなドラマがあったらいいな。初めの方は剛健、途中から准ちゃん先生が登場します。カミセンそれぞれのの恋愛や友情がテーマです。
※8時になったのに「愛なんだ!」がやってなくて、嘘っ⁈と思って、番組表確認したらやっぱ載ってなくて、代わりに6時〜8時まで「みんなの手話なんだ!」が載ってて(民放)、見逃した!って思った夢見ました。

「愛なんだ」とは全然違う岡田くんです↓









岬のベッドですやすや眠っている駿作を見下ろしていると、岬がお茶を入れてくれた。


熱い焙じ茶を口に運ぶと、唇の端に小さな痛みが走った。



「…つ…っ」


指先で触れると少しだけ血が滲んだ。



「どうしたんですか?」



「…あ、いや…」


病院で暴れた妻に叩かれた跡だった。入院前も、岡田は度々妻に暴力を受けていた。



「それより、あの…ちょっと…ちゃんと他に預かってもらえる人を探します」


「いいんですよ私は全然。駿ちゃん、すぐに寝ちゃうし、何も手かかりませんから」


「でも…ご迷惑でしょう。先生にだってプライベートが…」


「大丈夫ですよ。私だって、デートの時はちゃんと、今日は預かれませんって断わりますから」


ふふ…と岬は笑った。


「あ、いや…そうですね。ほんとに、そうして下さい」


岡田は立ち上がって、駿作の荷物を持ち、ベッドに向かった。

駿作を抱き上げ、肩に担いで出て行こうとすると、岬が呼び止めた。


「岡田さん…さっきのは嘘です」


「…え?」



「私が預かれない時は、斎藤先生や豊田先生が預かるよって言ってくれてるんです。園ではみんな駿ちゃんのこと心配してて…」



「そうなんですか…。でも、そんなに甘えてばかり…」



「いいじゃないですか!甘えたって」


突然の強い語調に、岡田はちょっと驚いた。



「育児には、味方が必要ですよ!ひとりで頑張る必要はありません」



岡田は岬をじっと見返した。



「駿ちゃんのために、できることを、できる大人が、してあげればいいじゃないですか!なにも、お父さんひとりが頑張らなくたって…」


岬の言葉が胸に刺さった。


「僕は、妻ひとりに頑張らせていました…」


「…あ…す、すみません。そんなつもりで言ったんじゃ…」


「わかってます」


「でも、今は頑張ってるじゃないですか。岡田さんは、いいお父さんです!私、そう思います!ほんとに」



そんなことはない、と思いながら、岬の言葉がありがたかった。


「…ありがとうございます」


岡田は力なく微笑み、岬の部屋を出て行った。