東京散歩・旧杉並区杉並中継所 その2 | ゆるゆるな毎日

ゆるゆるな毎日

水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

デモンストレーションは隣のエリアで行われていました。

ここにも沢山の備蓄品が置かれていました。

 

 

この場所から振り返るとホッパーがありました。

ホッパーとはゴミの投入口です。

 

このエリアは車路と繋がっているので、

 

ゴミを収集してきた小型プレス車が車路から入り、

 

ホッパーにゴミを入れていたのでしょう。

 

推測なのは、やはりゴミ処理施設の見学ではないため、

 

一切の説明がなかったからです。

 

以前、自分でゴミの持ち込みなどをした際、

 

ホッパーから投入したことがあるので、多分そうだろうと思いました。

 

 

壁と備蓄品の間の狭い通路に、スケートボードの台(?)がありました。

この設備をスケートボードパークにする案があるようで、

 

この日は見学者に騒音などを確認してもらうために

 

日本スケートボード協会の方がデモンストレーションをしていました。

 

バスケットゴールも1つ置かれていて、3×3もやっていました。

 

 

実際に滑っている様子も撮影させて下さいました。

この台を使っていたのは数人のお子さんで、

 

平らな部分だけで滑っているお子さんの方が多かったです。

 

それでも滑るとかなりの音がします。

 

日本スケートボード協会の大人の方が、

 

遊ぶ場所がないから道路や公園で迷惑をかけているので、

 

是非、ここをスケードボードの施設にして下さいと頭を下げられました。

 

いやいや、私たちに決定権はないので、区の方にお願いしてください。

 

この場所の備蓄品や資材は、先に見た防塵・脱臭施設の機械が無くなったら、

 

そちらに移動させるため、広く使えるとのこと。

 

但し、防災拠点として使用するため、平時から防災機能を持たせるため、

 

その部分は使用できませんし、災害時に防災拠点として使用する部分にも

 

設備の作り込みができないそうです。

 

頂いた資料によると、地下1階部分で作り込みができるエリアは

 

ごく一部でした。

 

 

騒音を確認するため、彼らには遊んでいてもらって、私たちは外へ出てみました。

出た場所では、滑る音やボールをドリブルする音が結構聞こえていました。

 

真後ろに巨大なシャッターがあり、そこからダイレクトに聞こえてきます。

 

人の声も結構聞こえていました。

 

 

この場所は計量器でした。

ゴミを積んだ車両ごと計量できる巨大な計りです。

 

私も粗大ごみを持ち込んだ時に計ってもらったことがあります。

 

これもこのまま残されていました。

 

右の窪んだところが出入口。

 

この中でスケートボードや3×3をしています。

 

ここまで来ると、表通りの新青梅街道を走る車の音もするので、

 

スケードボードやドリブルの音だけが響いているわけではありませんでした。

 

 

車路へ進んでみました。

右を見ると車路の入口側でした。

 

左の壁の上が新青梅街道です。

 

右上の緑の部分は井草森公園です。

 

 

左を見ると、先ほど見たホッパーの外側でした。

上は井草森公園の花の丘です。

 

ここまで来ると、中の音は全く聞こえませんでした。

 

ここの活用はまだ決まっていないという話でしたが、

 

こうしてオープンハウスの時に住人らに騒音の確認をさせているということは、

 

ほぼスケートボードパークで決まっているのかな…なんて思いました。

 

日本の競技人口は3,000人程度と聞いたことがあるので、

 

そんなに需要があるのかな?って思いましたが、決まっているのなら仕方ないでしょう。

 

 

車路には車両が止まっていました。

災害時に活躍する重機や車両を置く場所にするそうです。

 

今は埼玉などから来てもらうことになるため、

 

そもそも災害になった場合、車両が杉並区まで来られないので、

 

この場所に保管することになったそうです。

 

今年度中には非常用電源も設置されるとのこと。

 

平時活用ができる部分が何になるのかも気になりますが、

 

それよりも防災拠点としての機能がしっかりあるのか気になったため、

 

質問してみましたが、端的に、そして的確に答えて下さって嬉しかったです。

 

ちなみに正面に見える湾曲した建物が、玄関や会議室のあった建物の裏手です。

 

 

再び中に戻り、いよいよ地下2階へ。

地下2階は床がぬるぬるしていて、かなり足元が滑りやすかったです。

 

しかし空調も入っていないのに、とっても涼しくて快適でした。

 

ここにも様々な機械がありましたが、床がフラットではなく、

 

奥を見ると段差がありました。

 

 

そして抜けない柱があちこちにありました。

この段差を活かすのか、それともフラットに直すのか。

 

それも全く決まっていませんし、

 

機械を全部出してしまうのかも決まっていないそうです。

 

工場のような雰囲気が良いという意見もあるそうで、

 

確かに、こういう場所で撮影とかしても面白そう。

 

なんて言ったら、実際にある撮影で使われたそうです。

 

段差と柱があるため、スポーツ施設にするとしても、

 

真ん中に大きくテニスコートが1面取れる程度。

 

コンサートホールなどにするとしても柱が邪魔になるとのこと。

 

だからスケートボードパークなのかな。

 

15分ほど歩いた隣の駅の上井草には上井草スポーツセンターがあるので、

 

そこでできるスポーツ以外のものを…という意見があったそうです。

 

ただし、この場所は平時活用が可能で、かつ災害時に活用しないそうなので、

 

設備の作り込みが可能だそうです。

 

だとしたら、災害時に炊き出しなどにも活用できる

 

公園併設のレストランやカフェでも良いように思いました。

 

個人的には小さくても良いので図書館も併設してくれたら、

 

杉並区中央図書館のように、お茶を飲みつつ本も読めていいのにな…

 

なんて思いました。

 

しかし、もうデモンストレーションをしている時点で

 

スケートボードパークに本決まりなのでしょう。

 

地下2階は天井が高く、気持ちの良い空間になりそうでしたが、

 

地下1階で滑っているスケートボードの音が結構響いていました。

 

スケートボードパークと文化施設の両方を作るのは無理でしょうね。

 

見学ツアーを終えて1階の会議室へ戻り、アンケートを記入しました。

 

またまた冷たい緑茶を出して頂き恐縮しました。

 

最後にアンケートを提出し、職員の皆様に御礼を行って外に出ました。

 

 

西側から施設を見てみました。

茶色の建物はジオラマで見た駐車場のような場所に建てられた保育園です。

 

保育園の入口は左(北)の新青梅街道側にあります。

 

 

門扉の脇のプレートを見てみました。

杉並区の区章と「杉並区杉並中継所」という文字の跡が残ってました。

 

 

門扉の中を見てみました。

左側に小さな建物があります。

 

守衛室のようなものでしょうか。

 

 

右側。

中にも門扉がありましたが、ここが車路の出口のようです。

 

車路は一方通行だったので、新青梅街道から入り、ここから出ていたのです。

 

 

井草森公園から車路を見てみました。

右に緩くカーブしており、その先が上の写真の出口になっています。

 

 

ここで右を見たら会議室の建物が見えました。

実際に見学してみて、やっと何がどうなっているのかが分かりました。

 

 

先ほどいたホッパーのある場所の屋上です。

ここには大きな排気塔のようなものがありますが、

 

あそこに繋がっていたのですね。

 

長年の謎が解けました。

 

 

屋上は花の丘になっています。

今年の夏はひまわりの丘になっていましたが、暑さでお花が下を向いていました。

 

よく見ると、立ち枯れになっているお花も…。

 

最近の夏の暑さは、夏のお花にも酷なのかもしれませんね。

 

ひまわりも見られたし、中々見ることができない施設見学もできたし、

 

楽しい休日になりました。

 

杉並区の職員の皆様、ありがとうございました。

 

何に生まれ変わるのか、楽しみに発表を待ちたいと思います。

 

 

 

今回のおでかけ

★旧杉並区杉並中継所

 住所:東京都杉並区井草4-15-18

 公式ウェブサイト:旧杉並中継所の跡地活用(杉並区)

 

 

本こちらもどうぞ本