伊藤潤二展 誘惑 | ゆるゆるな毎日

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水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

4月27日から世田谷文学館で開催されている

 

「伊藤潤二展 誘惑」へ行ってきました。

千歳通りにある看板。

 

みなさん、立ち止まって撮影するポイントになっていました。

 

 

入口に向かう人が続々。

昨年秋に江口寿史展に来た時は、ほとんど人がいなかったので、

 

あまりの混雑ぶりにびっくりしました。

 

 

入場者が多く、中々閉まらなかった自動ドア。

少し分かりづらいですが、富江がいました。

 

 

自動ドアを入った右手に中川翔子さんのお花が飾ってありました。

しょこたんは伊藤先生との対談イベントが予定されているのです。

 

本当は対談を見に行きたいけれど、絶対混みますよね。

 

 

ロビーにも沢山のお花がありました。

なんとメタルギアソリッドの小島秀夫監督のお花もありました。

 

 

2階提示室へ向かう階段の前には大きなタペストリーがありました。

入口の看板と同じデザインなので、これがメインビジュアルなのでしょうね。

 

 

今回も動画とフラッシュはダメですが、写真撮影OKでした。

入口には伊藤先生のあいさつがありました。

 

あいさつ文にもある通り、伊藤先生はホラー漫画家さんです。

 

 

早速メインビジュアルの原画が飾ってありました。

この展示のために描き下ろされたもので、

 

「富江・チークラブ」というタイトルでした。

 

やっぱり伊藤先生の絵は迫力があります。

 

 

カラーイラストの原画も沢山ありました。

正面から撮りたいところですが、自分が写り込んでしまうので、

 

このくらいからが一番綺麗に見えました。

 

 

藤本圭紀さんが制作された富江のスタチュー。

怖い! …けど美しい。

 

 

色々なテーマに分けて、原画が沢山展示されていました。

私は全部の作品を読んでいないので、知らないものも多かったですが、

 

とにかく画力が物凄いので、1つ1つに見入ってしまいました。

 

しかもスクリントーンをあまり使っておらず、

 

手書きで細かい部分を丁寧に描き込まれているので、

 

その作業だけでも大変だろうと思いました。

 

はっきり言うと、鬼気迫る感じで、狂気を感じるレベル。

 

だからこそ、伊藤先生の作品は

 

ホラー漫画の中でも一線を画しているのかもと思いました。

 

 

2004年の「疫病神」の第3話の原稿。

下が手書きの原画、上がデジタル作業をした原稿です。

 

絵の迫力は変わりませんが、

 

なんとなく風合いというかイメージが変わったように思っていたのは、

 

デジタル処理に変えたからか…と気が付きました。

 

 

伊藤先生のホラー漫画は、色々な言語に翻訳されて各国で出版されているそうです。

海外で販売されている本も展示されていました。

 

そのためか、この日は外国人の割合が多かったです。

 

なのでマナーが悪い人も多かった。

 

展示スペースに学芸員の方がいないので、注意する人もおらず、

 

ガラス越しとは言え、原画や額縁にべったり触ったり、

 

動画撮影している人もいて悲しくなりました。

 

動画は日本人らしき方もいましたから、

 

マナーの悪さは国籍を問わないのかもしれません。

 

 

マナーが悪いというか、変わった人も沢山いました。

 

全身黒ずくめで、スマホとデジカメで1枚ずつ納得がいくまで撮影する人。

 

この方は大きなトートバッグを持っていたのですが、

 

それが撮影の際に邪魔なようで、私のショルダーバッグの上に載せてくるので、

 

何度も振り払わさせて頂きましたてへぺろ

 

原画の前に子供を断たせてカメラ目線にさせ撮影している欧米人。

 

この方が1枚ずつ。しかも何度も撮り直しているので、

 

原画をちゃんと見たい人が大渋滞。

 

タオルを片手に展示室を走り回っては立ち止まり、

 

見ている人と原画の間に割り込む黒人の少年もいました。

 

 

軽いロリータファッションの若い女性も多かったのですが、

 

その中でおならをしながら鑑賞している人がいて怖かった。

 

最初は靴がすれる音かと思ったのですが、音がおならそのものでしたし、

 

音の後にニオイが…。

 

しかもこの方、うっかりしちゃったという感じではなく、あちこちでしていて、

 

よくもまぁそんなに出るものだとびっくりしました。

 

気が付いてからはその方が近くに来ると離れるようにしましたよ。

 

こんなカオスな見物客が集う展覧会は初めて。

 

偏見になってしまうといけないですが、ホラー漫画のファンって、

 

少し怖いヒトが多いのかも…と思った出来事でした。

 

 

数々の怖い人を避けつつ、順路無視で空いているところから鑑賞しました。

伊藤先生愛憎のDVDや書籍が展示してありました。

 

やはりホラーものが多かったですが、

 

DVDの中にはエイリアンやジョーズなどもありました。

 

 

伊藤先生手作りの年賀状用スタンプなども展示されていました。

この奥にはエイリアンの大きなフィギュアが飾ってあったので、

 

本当にエイリアンがお好きなのでしょうね。

 

 

若かりし頃に描かれた漫画も展示されていました。

この頃から怖い絵柄。

 

 

小説の原稿も展示してありました。

なんと「サイレンの鳴る村」は小説が先だったようです。

 

 

辻占恋みくじがありました。

1人1枚引いて良いというので引いてみましたが…。

 

これから行かれる方もいると思うので、結果は内緒。

 

 

 

原画の下に時々ある伊藤先生のコメント。

これがとっても面白くて、

 

やはりしょこたんとの対談を聞いてみたくなりました。

 

これから行かれる方もいらっしゃると思うので、内容はこのくらいで。

 

 

いや最後にこれだけは!

私が定期的に読みたくなる「ギョ!」のカラー原画が見られて嬉しかった。

 

 

グッズも色々ありました。

ただお会計が長蛇の列。

 

外国人も多いようで、それが中々進まない原因のようでした。

 

なのでまあいいかとやめてしまいました。

 

平日にグッズだけ買いに行ってもいいしね。

 

とっても面白くて怖い展覧会でしたが、

 

同じくらい面白くて怖い人も沢山いた展覧会でした。

 

 

 

今回のおでかけ

★伊藤潤二展 誘惑

 会場:東京都世田谷区南烏山1-10-10

    世田谷文学館 2階展示室

    混雑時は入場制限あり

 電話:03-5374-9111

 会期:2024年4月27日(土)~2024年9月1日(日)

 開催時間:10:00~18:00

      (ミュージアムショップ17:30まで)

 休館日:毎週月曜日、年末年始休館(12月29日~1月3日)
     7月15日(月・祝)、8月12日(月・休)は開館、翌平日休館

 観覧料:一般 1,000円、65歳以上・大学生・高校生 600円、

     小・中学生 300円、

     障害者手帳をお持ちの方 500円(ただし大学生以下は無料)

 駐車場:17台(利用者は無料)

 公式ウェブサイト:伊藤潤二展 誘惑(世田谷文学館)

 

 

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