日本一の秘境駅!? 安中榛名駅 | ゆるゆるな毎日

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水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

群馬へ帰ったら一度行ってみたかった安中榛名駅。

 

物凄く山の中の秘境駅だと聞いていたので、

 

国道18号線から標識を頼りに行ってみました。

 

畑の中の道を進むと、川を渡り、段々山道になってきました。

 

そして急に綺麗な街区へ。

この時は私が運転していたので、助手席の夫が撮影。

 

アングルがちょっと曲がっているのはご愛敬ぐふ

 

山の間を切り開いたような道。

 

左右の法面に紅梅が植えてあり、その上に住宅の屋根が見えます。

 

これが首都圏の中吊り広告などで見かける安中榛名駅至近、

 

東京まで通勤圏内と謳っている住宅地でしょうか?

 

あとで確認してみたら、みのりが丘パノラマパークというらしいです。

 

JR東日本が販売していた

 

日本初の新幹線駅直結型の定住型リゾートシティという触れ込みの

 

びゅうヴェルジェとかいう名前の住宅地もあったはずなので、

 

この辺りは宅地の大規模開発中なのでしょうか。

 

 

住宅のある山を周り込むように上ると、

 

左手に安中榛名駅がありました。

国道18号線から約8キロ。

 

これは遠いわ…。

 

駅前の駐車場はなんと無料。

 

空いている駐車帯は数台分で、結構人がいる様子。

 

日本で2番目に利用客が少ない新幹線駅だと聞いていましたが、

 

送迎の人が沢山来ているのかな?

 

 

こちらが安中榛名駅です。

なかなか立派な建物です。

 

北陸新幹線の駅で、平成9年(1991年)10月1日に開業しました。

 

新幹線のためだけの駅。

 

停車する本数は平日、休日共に上り12本、下り13本。

 

しかも数年前からはくたかは停車しなくなったそうで、

 

現在停まるのはあさまのみ。不便そう…。

 

 

壁にはJR東日本 安中榛名駅の文字がありました。

下からライトアップされるようですが、

 

定期的にその様子を見る人は何人いるのでしょう。

 

ちなみにJR東日本が発表している新幹線駅別乗車人員を確認。

 

2017年度版が最新の情報ですが、

 

安中榛名駅の1日の平均乗車人員は定期外139人、定期153人で

 

合計292人でした。少なっ!!

 

しかし上には上がいるもので、

 

1位は現在住んでいる盛岡からすぐ近くにあるいわて沼宮内駅。

 

こちら定期外75人、定期7人の合計83人でした。

 

安中榛名駅より大きい駅だと思っていたので意外でした。

 

そのうち、いわて沼宮内駅も改めて見に行こうと思います。

 

 

話を安中榛名駅に戻しましょう。

 

駅前にはオブジェがありました。

半田富久さんの「礎から未来へ」というタイトルのようです。

 

人という文字の組体操? さっぱりわからん汗

 

 

オブジェの横の紅梅が咲き始めていて綺麗でした。

この近くには群馬の三大梅林の一つの秋間梅林があって、

 

今の季節、紅白の梅が咲き乱れて綺麗なんですよね白梅赤梅

 

 

駅の構内へ。

入口の正面が改札でした。

 

流石に自動改札でしたが、2つだけ。

 

 

左手には観光案内所と店舗。

店舗と言ってもレンタカーの取次と

 

おぎのやの峠の釜めしを販売している売店。

 

新幹線駅なのにキヨスクもコンビニもなし。

 

そう言えば駅前にデイリーヤマザキもあると聞いたのですが、

 

見当たりませんでした。

 

もしかして潰れちゃった?

 

 

改札の右手には安政遠足(あんせいとおあし)の絵がありました。

安政遠足は日本で最初のマラソンと言われていて、

 

安中藩主の板倉勝明が安政2年(1855年)、

 

藩士の心身を鍛えるために安中城から碓氷峠の熊野権現までの

 

約29キロを走らせたものです。

 

50歳以下の家臣は全員強制参加で、

 

午前6時の太鼓を合図にスタートしたのだとか。

 

安政遠足は現在も毎年5月の第2土曜日に開催されています。

 

ただ、現在の参加者は仮装している人も多く、

 

当初の心身を鍛えるという藩主の考えとは随分かけ離れた、

 

楽しいイベントになっているみたいです。

 

 

安政遠足の絵の右手に、待合室の入口がありました。

人っ子一人いません。

 

沢山駐車してある人は一体どこへ?

 

後で父に聞いたら、新幹線通勤の人が止めているそうです。

 

 

待合室には安中中宿の糸繰燈籠人形が展示されていました。

安中中宿の糸繰燈籠人形は無形民俗文化財に指定されていて、

 

独特の操法で動かす人形芝居です。

 

人形の中に豆カンテラを入れるので、

 

胴体が暗い中でも浮き立つように見えるのも独特だと思います。

 

記念館だか展示館だかが出来たと聞きましたが、

 

実際に舞台を見ることができるのかな?

 

近くには磯部温泉などもあるので、

 

定期的に開催すればよい観光資源になりそうなんだけど…。

 

 

糸繰燈籠人形の向かいの窓ガラスにはこちらポスター。

群馬県のPRと言ったらこのお二人。

 

中山秀征さんと井森美幸さんです。

 

ポスターが色褪せているのが悲しい…うるうる

 

しかもブラインドを閉めちゃったら見えないじゃないの。う~ん。

 

駅の中はこれだけ。

 

ちなみに改札の外にトイレはありません。

 

トイレは改札を入った右手(安政遠足の絵の横)にあります。

 

送迎に来た人がトイレを利用したい時はひたすら我慢するのかな汗

 

 

駅の中は見たので、来た時から気になっていたこちらを探検。

駅舎の左側にトンネルがあるのです。

 

 

トンネルはすぐに行き止まっているようです。

取り合えず中へ。

 

 

突き当りの左右には階段がありました。

駅の反対側へ出られるようです。

 

デイリーヤマザキはこちら側にあるのかな?

 

 

階段の出入口。

ここから出てきました。

 

 

そして広がる風景は…。

車が2台だけ駐車してある荒れ果てた駐車場でしたがーん

 

本当に何にもない。

 

コンビニはどこ!?

 

見るべきものもないので、階段とトンネルを引き返しました。

 

 

正面に戻って、駅舎の右手前にあるバス停を見に行きました。

ちなみに客待ちのタクシーは一台もいません。

 

そして私たちがいる間、一台の乗用車も駅前に来ていません。

 

 

バスはどうなのかしら?

バス停名は安中榛名駅。そのまんまだw

 

運行しているのは安中市から委託を受けたというボルテックスアーク。

 

 

時刻表を拝見。

磯部駅行きと安中市役所行きの2路線があるようです。

 

左が磯部駅行き、右が安中市役所行き。

 

安中市役所行きは1日に3本しかない。

 

磯部温泉行は1日10本あるものの、時間帯によっては2時間に1本。

 

しかも18時台が最終…。見ただけで絶望的な気分になっちゃった。

 

ちなみに所要時間はどちらの路線も終点まで約25分で

 

料金はどちらも終点まで乗っても300円。

 

地方のバスとしては破格のお値段だと思います。

 

こんな素敵な日本一秘境の新幹線駅。

 

群馬観光の際、話のタネに訪れてみるのは如何でしょうか?

 

 

今回のおでかけ

★安中榛名駅

  住所:群馬県安中市東上秋間2552-5

  駐車場:あり(無料)

  公式ウェブサイト:駅の情報(安中榛名駅)(JR東日本)

 

 

本こちらもどうぞ本

  青森弾丸ドライブ その1・奥津軽いまべつ駅と津軽二股駅

  いわて沼宮内駅 その1

  いわて沼宮内駅 その2