平成26年12月19日、交野市立小学校で、学習指導要領で小学校5年生からの調理実習を小学校4年生にやらせ、結果、児童が大やけどをしてしまいました。

 平成26年12月20日、世界一の発行部数を誇る読売新聞が「調理実習中、服にコンロの火 小4児童大やけど」とのタイトルで報道しました。
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 19日午後2時50分頃、大阪府交野市◯◯の市立◯◯小学校から「調理実習中に児童がやけどした」と119番があった。交野署によると、4年生の男子児童(10)の服にコンロの火が燃え移り、男児は胸付近に重いやけどを負い、病院に搬送された。命に別条はないという。発表などによると、当時、男児らは家庭科室でフライパンを使って餅を焼いており、コンロの奥に置かれたフライパンの蓋を取ろうとした際、燃え移ったという。担任教諭が水をかけて消し止めた。
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 平成28年9月5日、交野市教育委員会の対応に不満を抱いた児童と両親は、交野市役所を提訴いたしました。
 平成28年10月18日、大阪地裁にて、第一回口頭弁論が開かれ、交野市役所から答弁書が提出されました。

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 平成28年10月18日、朝日放送のCASTが「大阪 調理実習授業でやけどの児童が市を提訴」とのタイトルで報道しました。

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 大阪府交野市の小学校で調理実習中にガスコンロの火が燃え移り、重いやけどを負った児童と両親が賠償を求めて訴えを起こしました。訴えたのは12歳の男子児童と両親で、訴えられているのは交野市です。訴状によりますと、この児童は2年前、交野市立小学校の家庭科室で調理の実習中、服にコンロの火が燃え移りました。児童は腕や胸などに重いやけどをして皮膚の移植手術を受け、今後も手術が必要とされています。当時の担任教師は罰金刑を受けましたが、児童と両親は、安全対策を怠った責任は交野市にもあると主張し、今後発生する損害額の一部150万円余りを求めています。18日の初弁論で、市側は争う姿勢を見せ、取材に対し、「係争中のためコメントできない」としています。児童の両親は、「市の対応に不満を感じる」と話しています。
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 平成28年10月20日、交野市教育委員会は、刑事事件として罰金刑が下されるという極めて重い判断が示されているにもかかわらず、担任教師を厳重注意処分に留めることで処分を非公表にし、さらに、現在も市立◯◯小学校に在任させていることが判明しました。そのため、私は、議員個人としての考えで、交野市教育委員会に抗議し、大阪府教育庁教職員人事課管理・公務災害グループに重い処分を課すよう求めました。
 平成29年6月5日、大阪大阪地方裁判所は、症状固定まで慰謝料を払わないとの違法・不当な主張を繰り返す交野市教育委員会を断罪し、134万円の賠償を命じる交野市全面敗訴の判決を言い渡しました。また、朝日放送のCASTが「調理実習で重いやけど 市に賠償命じる」とのタイトルで報道しました。
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 大阪府交野市の小学校で、調理実習中に重いやけどを負った元児童と両親が市を訴えていた裁判で、大阪地裁は134万円の賠償を命じました。判決によりますと、3年前、交野市立小学校の総合学習で調理の実習中、当時小学4年の男子児童(当時10)の服にガスコンロの火が燃え移りました。児童は腕や胸などに重いやけどを負い、皮膚の移植手術を受けた他、今後も治療が必要とされています。当時の担任教師は業務上過失傷害の罪で罰金刑を受けましたが、元児童と両親は、安全対策を怠った責任は市側にもあると主張し、損害賠償を求めていました。5日の判決で、大阪地裁は治療費の他、やけどの痕を隠すための水着(ラッシュガード)の購入費なども物損額として認定し、市側に134万円あまりの支払いを命じました。元児童の母親は取材に対し、「一段落ではありますが、やけどはこれで終わるわけではない。時間が戻せるなら戻したい」とコメントしています。
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 平成29年6月7日、私は、症状固定まで慰謝料を払わないとの違法・不当な主張を繰り返し、大阪地方裁判所に断罪された交野市教育委員会に抗議するとともに、交野市教育委員会関係者の処分と同じようなケースでの早期の被害者救済の実施を求めました。
 平成29年6月20日、症状固定まで慰謝料を払わないとの違法・不当な主張を繰り返し、大阪地方裁判所に断罪された交野市教育委員会は、控訴を断念し、敗訴が確定したことが判明しました。