3月14日の、レポートになっていない吉崎硝子ライブレポート | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所
3月14日。本当は仕事をしている時間に空港へ向かった。

追い風で少し早く、13時半羽田着。
モノレールで浜松町驛へ行き、京浜東北線で東京驛→丸ノ内線で大手町驛→千代田線で根津驛と乗り継ぎ、東京十社でまだ訪れたことがなかった最後の場所、根津神社へ足を運びました。

東京十社とは、明治元年に江戸城を皇居と定めた明治天皇が東京の鎭護と万民の平安を祈願された、都内のなかでも特に由緒と格式のある十箇所の神社のこと。
2009年2月に芝大神宮へ御參りしたときに興味を抱き、その後の旅で、品川神社、冨岡八幡宮、龜戸天神社、神田神社(神田明神)、王子神社、日枝神社、氷川神社、白山(はくさん)神社を巡り、これでようやく十社を訪れることができました。

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敷地内にある、乙女稲荷神社へも御參り。
心を鎭めて、もっと強い人にならなくては。
大切なものを守る為に。


根津驛から西日暮里驛へ、そして山手線で新宿驛へ。
多分一番利用した回数の多いと思うホテル、リステル新宿へチェックイン。お世話になりました。
再び新宿驛から山手線渋谷驛へ、そして東急田園都市線に乗り換えて三軒茶屋驛へ。




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今回の会場は、自分も初めて行きますけど、彼女も初めてステージに立つのだと話してた、グレープフルーツムーンというライブバー。
30分早く着いちゃった。待っていると、階段を降りてくる足音。
彼女はゆっくりと、話しかけてきました。そして、今日は調子が悪いとお詫びを。

19時開場。
店内にはお香が焚かれ、内装も雰囲気が良いです。
ステージ中央のスクリーンに、イラストレーターのアナンさんの作品が、ゆっくりと順に表示されていました。



すずきあやこさんのセットリスト
ギターを片手に
free
ダンス
(タイトル未定新曲)
honey

最初の出演者は、鍵盤弾き語りのすずきあやこさん。
アップライトのピアノもあるのですが、キーボードを使用。
お姉さまがご入籍されたそうです。おめでとうございます。
その姉や兄の、おもしろいエピソード等で会場を沸かせました。




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吉崎硝子さんのセットリスト
きょうあした
ナイト*トレイン
ライフ
美しい春
君と僕の物語
境界線はどこですか?

ステージには、アップライトのピアノがセットされました。
「きょうあした」をうたう、硝子さん。
開演前、20%の声しか出ないと沈んだ声で話していました。
何度もステージを観てきましたけど、こんな絶不調な彼女は初めてです。

お詫びの言葉を述べる彼女。
悔しい、悔しいと、何度もそう口にします。
なにも手助けできない。彼女はプロなのだから。
それでもMCを長めにとり、笑顔で話して会場を沸かせました。

そのMC。
このお店のステージに立つのは初めてだけど、一度来たことがあったそうです。
音楽をはじめて間もない2006年頃、まだデモテープの作り方がよく分からなくて、カセットテープに曲を録音してこのお店のマネージャーさんへ手渡した硝子さん。
その後急遽ステージに立ってほしいと連絡があり、その時にカセットテープの人ですよねと含み笑いをされてしまった話など、聞かせてもらいました。

最後の曲は、3月1日のワンマンライブで初披露された「境界線はどこですか?」。
硝子さん本当に苦しそう。
本当はキャンセルすべきところを、自分が観に行くこと伝えてたから無理してステージに立ってくれたのかなと想ってしまう反面、こんな時だからこそ観に来てよかった、彼女に声をかけてあげられるとも、感じます。
演奏中、揺れる店内。地震です。
彼女は、集中していて気づかないのか、演奏を止めることなく演りきり、そして深々とお辞儀をしてステージを後にしました。




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茜空さんのセットリスト
真夜中のドライブに連れてって
愛が足りない
タイムリミット
サルビア
アフタータイム
ドリーミングブルー
だいだい色の心
切り取られた世界
晴れ渡る空の下で
東京タワー

今回のライブの主催者さん。
何処かでお会いしたよなって思い乍らとうとう思い出せず、今自分の過去日記を読んで、昨年4月17日にライブ観に行った時の共演者さんだと分かりました。山梨のご出身。
あの日の共演がきっかけで、硝子さん呼んでくださったみたい。

あの日は鍵盤弾き語りでしたけど、今回はベース、ドラムス、トロンボーンの男性奏者3人がサポートに加わって豪華です。
イラストレーターのアナンさんは、数日前にご出産されたそうで、欠席とのことでした。

以前、東京スカイツリーの近くに住んでいたけど、あまり感動は無かった。
でも東京タワーは、遠くにちいさく見えても、今東京に住んでいるんだと実感して嬉しくなる。
こんなMCのあと、最新曲の「東京タワー」を演奏。
自分も同じような思いを抱いて、とても共感できました。


終演後、硝子さんにゆっくりと話しかけました。
3月1日のワンマンであれだけの人を集めた吉崎硝子の、その次のステージに彼女の名前で入ったのは、私と、写真家のprayerさんだけのようでした。
平日でしかも他店で魅力的なライブが行われているのは知っていましたけど、それにしても淋しいな。
3人で、いろいろと話を。
本当は8曲(おそらく春風と探している)演奏する予定だった硝子さん。辛そう。
31日にまた会いに来るからと伝え、それを最後に暫く来れなくなると伝えました。
彼女は、最期じゃないです、きっとまた来てくれると話してくれました。

もう閉店時間です。
彼女の風邪を代わってあげたい。全部私に移しちゃえと話し、固く握手。

新宿驛でprayerさんとも別れました。
彼にも本当にお世話になりました。ありがとう。31日に、もう一度会えますね。




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夜の花園神社へ御參り。

まずは鳥居をくゞる。
鳥居は、いわば玄関のようなもの。どんなに混んでいても、正面の鳥居から入りたいものです。
參道の真ん中は、神の通り道。真ん中を歩かないように。

手水(ちょうず)にて柄杓で水をとり、左手、右手を清め、手で水を受けて口も清める。
直接口をつける方がよくいますけど、間違い。
最後に柄杓を上に向けて柄の部分を洗い、元に戻します。
この動作は最初に汲んだ1杯の水で行います。何度も水を汲むのは、これも間違い。

鈴があるときは鳴らして、眠っている神を起こします。
次に賽銭を入れて2度の禮、2度の拍手、1度の禮をします。
私は金色の硬貨(新500円、10円、5円)のみを入れるようにしてます。

ホテルへ帰りました。



翌15日。
新宿驛へ向かう前、まだ少し時間があったので、思い出の場所へ立ち寄ることにしました。

新宿5丁目2番地。
懐かしい、陸橋が見えてきました。
この場所に、今は閉店してしまったライブハウス、新宿たかのやはありました。
まだお店のステッカーは貼られたまんまでした。

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思い出す。2008年4月に、ライブを止めていた彼女の復活ステージを観に出かけた日。
その年の11月にもバースディライブ観せてもらったな。日帰りで。
それから2009.2.26。あの日も忘れられない。

たかのやを後にしてもう1軒。2丁目7番地へ。
あゝ懐かしい。この場所にはかつて、アートプレイス新宿というライブハウスがありました。
2007年の11月、初めて東京へ来た晩に、この場所で初めて彼女のステージを観ました。

彼女のライブを観に行く、たったそれだけの為に私は、住所を関東へ移そうかなと考えはじめています。
こんな私を、あの人はまたキチガイと嘲笑うでしょうか。
こんな私を、あの人はまた自分に酔ってるダダのガキだと嘲笑うのかな。




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帰りの機内誌に、、
旅とは、どこかへ行くためにではなく、どこかへ帰り着くためにするものなのかもしれない
と、書いてありました。

それから、
自分の存在を確認するために、人は旅をするのだと思う
とも。

福岡へ戻ると、mixiマイミクさんからの贈りものが届いていました。
ありがとう。大切にします。

ありがとう。