若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

6月8日。日曜日に見た配信ツーマンライブレポート。
私の好きな音楽家、立花綾香さんと石垣優さん。月と太陽くらいタイプの異なるおふたりが同時に現れた、月蝕を見たような貴重な体験でした。

会場は東京都渋谷区代々木にあるライブスタジオロッジ。
18時半開演でこの日は自分の仕事も18時半まででしたけどPCを起動した状態で出かけ、たまたま10分ほどはやく終わったので急いで帰宅。ちょうど間に合い、最初からタイムリーで見ることができました。


ツーマンの先手は立花綾香さん。
先月ツアーで福岡に来られ、お会いしたばかりですが、またお会いしましたね。


オープニングのインスト曲とともに立花さんがステージへ。
水音と鳥の鳴き声がするなか、静かにうたいはじめます。彼女のブログによると「水底の調べ」という曲らしく、確か自分は初めて聴かせてもらった気がします。
いきなりクライマックス。すごい名曲を発見した気分で最初から引き込まれました。

  ふと、暗闇に墜ちてしまった
  前も後ろもわからず、希望だった未来は絶望に変わっていく
  これからどう進んでいけばいゝんだろ、どんな日々を送っていけばいゝんだろ
  わたしは独りだ
  でも、憶えていてほしい
  あなたを見ている人が、あなたを想っている人が、必ずいるということ

詩を読むように語り、続けてうたうは「勿忘草」。この前の福岡公演でも演奏され、強く印象に残っています。

あらためてあいさつ。
すっごいわたくしごとなんですけどと、共演者の石垣さんのふる里、沖縄が大好きと語り出します。
小中学校のときに民泊したことなど、楽しそうに話します。

冒頭を間違えて沸かせ、やりなおし。夏っぽい曲をと、次は「青」。
そして手拍子を誘い、続けて「共犯同盟」、そしてこれも久しぶりに聴かせてもらった名曲「はないちもんめ」。

気高く誇り高く、しかし時に野獣のように変化するボーカルが魅力な一方、
熊本県出身B型牡羊座好きな食べ物は小麦粉最近おにぎりも大好き、などとグダッとした自己紹介も立花さんらしいね(笑)。
十一月に行われるワンマンライブのお知らせのなかで、2019年に同じ会場で開催した時のMCで「夢はいつだって追うことができる、夢はいつだって叶えることができる」と話したところ、それが当時のヤフーニュースでとりあげられたらしく、もうこれは背負っていくものだと座右の銘のような感じになっているよう。


変わることはすごくこわくて、でも、壊さないと新しいものはつくれない。
こうはなしてうたうは「Again」。
冒頭はアカペラ。この前の福岡公演の「Iris」とツートップのような傑作曲。

皆んながドッと疲れているのが分かると会場を見渡して笑顔。
石垣さんにバトンタッチできたらと、ラスト曲は「怪物の行進」。

※立花綾香セットリスト
Forest
水底の調べ
勿忘草

共犯同盟
はないちもんめ
Again
怪物の行進


ツーマンライブの後手は懐かしい、石垣優さん。
音楽デュオ、やなわらばーとして長年活動されてましたが2020年に解散。
YouTubeの配信ライブは見ているものの、彼女のステージは2011年に福岡で観たインストアライブ以来。ソロ活動を開始されてからは初です。

最初の曲は今年の三月に発表された新曲の「夢の種」。
石垣さんの高い歌唱力を感じさせる、一聴して印象に残る曲。

続けて三線を取り出し、やなわらばー時代の「平和の歌」。
懐かしいですね。むかしやなのホームページへいくと、この曲が自動で流れるように、確かなっていましたね。
この曲が収録されている「ゆくい歌」は、「私が選ぶ平成時代最高のCDアルバム20枚」のうちの1枚。(※mixi日記でのみ公開)。
この2曲で石垣さんもいきなりクライマックスのよう。

2曲を終え、あいさつ。
先手の立花さんについて、うた声が強く美しく凜として、でもやさしさがうたのなかに含まれている。私とは対照的なうた声。このツーマンは全く違う色の世界観をお伝えできるのではと話します。ステージを見ていて引き込まれたとも。
私のは、ユルい時間になりますので、などと話して沸かせます。
また、アンコールがあればコラボもあるという段取りになっておりますなどと暴露し、また沸かせます。
続けてサポート音楽家の紹介。ギター、ピアノ、コーラスの臼井ミトンさん。
普段はソロ活動が中心ですが特別に参加してもらったそうです。
ラジオDJもされており、この為自己紹介もうまい。ラジオの人っぽい!と石垣さん話します。

「夢の種」について。5年前にやなわらばーが解散してソロとなり、そのなかでひとりでうたう素晴らしさ、大変さ、淋しさ、いろいろなものを勉強させてもらった。
この新曲は、新しい扉を開いていくぞと、やな時代も担当されてたNAOKI-T氏をプロデューサーに迎え、昨年夏から話し合いを繰り返して制作したものだそうです。
ソロになって5年と話すところを50年と話してしまい、わたし今何歳だ?ミトンさんみたくうまく話せないねと大いに沸かせました。


次の曲はチョーヤの夏梅のCMソング。
と、こゝで夏梅のペットボトルを取り出して、欲しい人!と募ります。そしてその場でお名前を訊き、サイン。こんなユルいクウキがずっと続きます。
曲は「夏色便り」。ミトンさんもギターでサポート。

夏色便りは、ふる里から離れた大切な人を想って應援する気持ちをうたったもの。
次の曲はその逆で、目標を持ってふる里を離れた人が、時には気持ちが弱くなってしまうけど、應援してくれている人がいるからこの場所で頑張っている。自分を奮い立たせている。そんな気持ちをうたったものと、やなわらばー時代の名曲「空をこえて 海をこえて」。
これだけ時が流れても石垣さんのうた声は変わらないですね。


次の曲は皆さんと一緒に盛り上がっていきたい。曲はBIGINの「三線の花」。
原曲には無い、観客の「イ~ヤ~サ~サ~」の掛け声が追加されたスペシャルなバージョン。
私がハイヤ!と言ったらイ~ヤ~サ~サ~。
薄い反應に、お酒が足りないんですかね、だからさっき(お酒頼んでと)言ったのに。などと話して笑わせます。
ミトンさんはキーボード。手拍子を誘って演奏開始。盛り上がりました。

続けてこれまた懐かしい、やな時代のヒット曲「いちごいちえ」。
むかしやなの曲を携帯電話に入れて外でよく聴いてたな、本当になつかしい思い出。

次で最後の曲です。え~の観客に、段取りを皆さんよろしくとあらためて伝えて沸かせます。
石垣さんはソロになってから初のライブツアーを行うようで、そのお知らせ。
ラスト曲はこちらも今年発表された新曲「明日に咲く花」。

※石垣優のセットリスト
夢の種
平和の歌
夏色便り
空をこえて 海をこえて
三線の花(※BIGINのカバー)
いちごいちえ
明日に咲く花

※ふたりでアンコール
涙そうそう(※BIGIN、夏川リミのカバー)


アンコール。
段取りどおりですねと話して沸かせ、再登場する石垣さんとミトンさん、そして立花さん。
アンコールのコラボ曲は、沖縄大好きと話していた立花さんが選んだそう。

でもまだ、石垣さんの生まれ育った石垣島は行ったことがないそうです。
石垣島も私が住んでた頃は田舎だったけど、今はドン・キホーテもあるし、マクドナルドミスタードーナツモスバーガーケンタッキーファミリーマート、なんでもあるよと石垣さん話すと、渋谷ですねと立花さん。
紫外線は本土の2倍なので日焼けに気をつけてほしいと話します。


曲は「涙そうそう」。
演奏開始してスミマセンと止める石垣さん。なんと喋りに夢中で三線のチューニング忘れてたそうです。最後の最後に大笑い。
衝撃を受ける立花さんと石垣さんのタイプの違うボーカル。これにミトンさんのコーラス。静かなステージに響く、三線とギター。
最高で貴重な体験でした。

 

 

今年も遊佐未森さんが福岡来てくれました。
今年は、これまでに2度拝見している春爛漫茶会。


会場は福岡公演の定番、博多区中洲にあるGate’s7。
16時15分開場、ですが、到着すると機材トラブルで開場時間が遅れるようです。
少し待っていると急いで入ってくる方が。?何処かで拝見したような気が。
だいぶ遅れて入場開始されましたけどとてもスムーズに入場でき、確か17時の開演10分遅れくらいで始まりました。

ステージ左手にギターの西海孝さん。右手にドラムスの楠均さん。そして中央に未森さん。
静かにドラムスの音。そして、ア~イ~エ~ア~と未森さんの衝撃の美声。

  月夜の晩に、ボタンが一つ 波打ち際に、落ちてゐた。
  それを拾つて、役立てようと 僕は思つたわけではないが
  なぜだかそれを捨てるに忍びず 僕はそれを、袂(たもと)に入れた。

美声のあと詩を朗読する未森さん。
初めて聴かせてもらったこの曲は「月夜の浜辺」。この詩は明治末から昭和初期に生き、30で亡くなられた詩人、中原中也(なかはらちゅうや)の同名詩にメロディーをつけたもの。
なんと印象深い詩。1曲で引き込まれる。
手拍子のなか、続けて、これも初めて聴かせてもらう「青の行方」。これも印象深い曲。未森さんボーカルのほかシェイカーも使用。
3曲目は確かオケも流して演奏。これも初めて聴く「life in the tree house」。

こんばんはと未森さんあいさつ。こんなにたくさん来てくれてと、嬉しそう。この福岡と岡山公演はソールドアウトしたそうです。
そして開場が遅れた理由ですが、楠さんの到着が遅れた為だったそうです。やはり先ほどの方は楠さんでしたか。
こんなに遅れたのは人生初だったと楠さん。
福岡往きの旅客機に乗ったあと何らかトラブルが起き、飛び発たずに確か3時間くらいと話していたかな、機内に閉じ込められていたそうです。
今日はふたりで演るものだと思ってたと西海さんも話します。よく間に合いましたね。
今回のツアーは、仙台公演の時だったか、西海さんが神社にギターを忘れてくるというトラブルもあったそうです。

後方のグランドピアノに坐る未森さん。次の曲は「ポプラ」。そしてアカペラも印象深い「朝露ノ歌」、それから「一粒の予感」。

大阪公演のゲストだった藤田恵美さんのことにふれ、彼女とは同学年で話が合い、トッポジージョの話とかで盛り上がったそう。
久しぶりに名前を聞く元Le Coupleの藤田恵美さん。むかし、青春のポップスという番組によく出演されてたのを思い出します。懐かしいですね。
その、大阪公演で一緒にうたった「僕の森」が次の曲。以前も聞かせてもらいましたけど、この曲はうたうと仙台の街並みケヤキの木を思い出すそうです。

この前夜、暫く連絡が取れなかった未森さんのピアノの先生とお話しすることができたそうです。
この福岡在住の90代の方だそうで、懐かしそうに思い出話をされてました。
曲はファーストアルバム収録の「桜」。大分の情景が思い浮かぶと話してたかな。うろ覚え。それから、昨年の和三盆の1曲目だった「つゆくさ」。
次はカバーですとジャズの定番「Fly Me to the Moon」。個人的にはエヴァンゲリオンのエンディング曲の印象が強いですが、こちらもなかなかのもの。

サポートのおふたりを紹介。まずは西海孝さん。めずらしく白いスニーカー履いてると紹介。実はツアー中に靴がダメになり、仙台で急遽買ったのだそうです。
そして楠さんですが、間違えてヒトシをタカシと紹介して沸かせます。同じようなもんと楠さんはなします。未森さんとは24年もの長いつき合いだそうです。
曲は「潮騒」、そしてこれも初めて聴く「眠れぬ夜の庭で」。この日はアルバム「庭」から3曲演奏されました。

ライブのおしまいは「ロカ」。桃色のステージ衣裳のフリルをひるがえしてうたいました。


※セットリスト
月夜の浜辺
青の行方
life in the tree house
ポプラ
朝露ノ歌
一粒の予感
僕の森

つゆくさ(小夜曲)
Fly Me to the Moon(※カバー)
潮騒
眠れぬ夜の庭で
海のように青い
ロカ

※アンコール
オレンジ

アンコールです。まずはグッズのTシャツ着たおなじみの物販ブラザーズによるグッズ紹介。途中から未森さんもTシャツ着て登場。
これらライブグッズは未森さん自身がデザインを考えているのだそうです。
アンコール曲は「オレンジ」。

皆がいてくれてよかった。このあとも素敵な季節を楽しんで。
ライブは終わりました。
最初の曲がとくに印象深かった。今度CD買ってみようか。



s-o-a→Kaco→立花綾香→遊佐未森と、4週続けてライブみました。
本当は本日5月25に福岡県春日市で開催される手嶌葵さんのライブ観て5週連続でしたけど、今日は仕事。残念。

5月10日に観に出かけた立花綾香さんのライブレポート。

立花さんのライブは、無料のYouTubeライブのほか、昨年十一月にやはりリモートでも公開されたメジャー5周年記念ライブも見ましたけど、会場へ出かけてのライブは2022年のツーマン以来2年半ぶり。久しぶりのことです。

今回の会場は中央区大名にあるLIV LABO。このページ的にはイノトモさんのライブでおなじみですけど、このハコで立花さんは初。
18時開場でしたけどこの日は昼前から出かけ、友人に頼まれた買い物したり。


18時半の開演時間となりました。
いつものスタンディングキーボードスタイルで最初の曲は「怪物の行進」。
冒頭部分はアカペラ。印象深い。そしてやはりこの曲も歌詞がいろいろと考えさせられる。
早くも最高潮?いえいえまだまだこれから。ようきんしゃった!と、博多辯。続いて手拍子が巻き起こった「prelude」、そして「黒色メダカ」。

たゞいま。おかえり。あいさつと、福岡でワンマンライブは5、6年ぶりと話します。あ、でも自分で調べてみたら2022年に福岡ワンマン演ってるので3年ぶりですね。
久しぶりと話しますが実は先週も来られてます。(自分は私用で欠席)
新アルバムは応援プロジェクトと題し、クラウドファンディングも利用して制作。
先日のKacoさんと同じく立花さんも昨年末で事務所を離れ、この話や、同じ事務所所属だったハナフサマユさんのことも語られました。


次はいよいよその新アルバムから。まずは「変身!」。この日は最高潮の状態がずっと続きました。この演奏中は撮影OK。SNSなどで紹介してほしいと話します。GRで人物撮影は難しい。
笑顔でうたうけど、やっぱり歌詞はいろいろと考えさせられるね。
続いてはさぁタオルを出してと「共犯同盟」。しまった、まだタオル買ってないや。サビ部分でタオルをふり回します。

タイトルの「三位一花」について、三位一体の体を花にかえたもの。過去、選んだ未来、選ばなかった未来の三つが重なって今という花を咲かせる。
ライナーにも書いてある話をされ、CDの最後に収録されている「勿忘草(ワスレナグサ)」。
友人の為に作った曲だけど、その友人に届くことは無い。

♪この世は全ていつか終わる必ず朽ちてゆく
 でもあなたが描く物語の結末はあなたにしか書けないんだ

この前聴かせてもらった、s-o-aの「ランドリーにてビビットを思う」を思い出す。
なにがあったのかな。選ばなかった未来か。自分も、選ばなかった、選べなかった未来がたくさんある。

一転して次は「ピーマン」。ピーマンといえば立花さんが鍵盤を叩き、それと同じリズムで観客が手を叩くというコール&レスポンスの変形。
やっぱり途中間違えて沸かせます。
そして「春燃ゆる」。オーオーと掛け声。これも盛り上がる曲。

熊本は山鹿(やまが)市で生まれ育った立花さん。
東京で音楽活動を始める前、2年ほどこの福岡は早良区にある音楽専門学校へ通っていたことがあり、その頃のはなしをする立花さん。
熊本を離れ、そして第二の故郷と話すほどのこの福岡を離れるという選択。彼女にとって重要な、転換点となる出来事でこの話は何度も語られてきました。
初心を忘れないようにという気持ちが出ているのではと感じます。
曲は「東京水槽」。演奏時間7分越えの至上の名曲。
やっぱりこれはすごい曲。思えば最初に買った音源がこの曲が収録されている「アクアリウム」。自分の中で立花綾香という音楽はこの曲からはじまった気がします。
東京水槽で感動していると、ラスト曲は「Iris」! ♪やりたいことが見つけられたんだ。これも何度も聴きたくなる感動の名曲。

アンコールです。Tシャツに着替えて立花さん再登場。
アンコール曲は、この日三位一花を購入した方に音源がプレゼントされるという「やさしい」。
そしてもう一曲は、この日もしリクエストを募ることがあったらIrisかこれにしようと最初に思っていた、「最初はハロー」が演奏されました。


終演後は三位一花と、この日のセットリストが書かれたポストカードを購入。
若宮と書き乍ら久しぶりと話す立花さん。このところリモートばかりですからね。
次の立花さんは6月8日。なんとあの石垣優さんとツーマンライブをリモートで見る予定。
好きな音楽家さんふたりが同時出現。また楽しみ。

 

 

5月1日に見たKacoさんの配信ライブレポート。

会場は、ウイルス禍の頃何度かKacoさん出演の配信ライブを見せてもらった、東京都世田谷区下北沢のライブハウスLaguna。
このページで推しの音楽家として紹介してきたKacoさん。
昨年十月にKan Sanoさんのライブツアーにサポート音楽家として帯同。その福岡公演を観に出かけ、ほかにもYouTubeなどのライブは見てきましたけど、彼女の有料単独ライブは2022年にこのLagunaの配信見て以来。

世間的にはウイルス禍が明け、あの時代で唯一良かったと思う配信文化も失われた感じ。
介護職としては今でも自宅と屋外以外ではマスク着けてるし、アルコールスプレーとシャボン玉石鹸は常に携帯。新型コロナウイルスの患者は今でも発生し続けていて、施設が面会謝絶になることもしばしば。
しかしそんなウチの事業所も、月イチの会議のリモートは失くなり、対面に戻ってる。送別会忘年会も復活している。

19時開演。
木曜日は18時に仕事終え、今度は余裕で配信開始に間に合いました。
4人の対バン形式でKacoさんは4番手のトリでした。


※セットリスト
Little May -五月のうた-
reboot
クリームソーダ
表面張力
ミッケ
レシピ
SUGAO

※アンコール
MAGURE

キーボード弾き語りで最初の曲はこれにするのかと思った、2020年発表の五月のうた。ウイルス禍明けに出されたシングルCDアンノウンの色彩に「Little May -五月のうた-」とタイトルを改めて収録。

♪君に触れずに愛する方法は

しっとりとうたうKacoさん。あの頃を思い出す。

ウイルス禍のなか、多くの音楽家が難しい活動を強いられた。
長靴をはいた猫の、観にいく予定だった公演は中止。その後バンドは解散してしまった。
湯木慧さんは、手は自由なのに拍手もしにくい空気になっている気がしてコワイと思ったと、掌に口を描いた。
Shikiのライブ。会場に入れた観客はひと桁だった。もうあれから5年も経ったのか。

この曲について、このLagunaでライブのネット配信が始まった頃にできた曲。君に触れずに愛する方法はの冒頭フレーズから書きはじめた。
CD収録時Little May とタイトルを改めたことについて、少し前の過去をふり返って、もう平気だよっていう気分だった。それから更に時を重ね、このLagunaで5月1日に配信も含めてこの曲をうたえるのは倖せだなと思ったと話します。


次は最新アルバムより「reboot」。
あらためてこんばんは、Kacoですとあいさつ。続けて「クリームソーダ」、そしてこれは初めて聴かせてもらう新曲「表面張力」。

私も、東京が何処かへ行って帰ってくる場所になってもう何年くらいでしょうか。大学生の時に上京してから東京暮らしが始まったようです。
上京前は地元でテレビの情報番組見て、近くの人はいゝな、関係ないなと思ってたけど、気づいたら渋谷のスクランブル交叉点歩いてた。
不思議なもので東京長く住んでいると、自分にとって京になる。帰ってきてホッとする場所になる。東京へ帰ってきて空港から高速バスに乗った時、バスから見える東京タワーが好きで電車ではなくバスで帰る。
そんな話をして、これも初めて聴かせてもらう「ミッケ」。

久しぶりLaguna来たら楽屋改造されててびっくりした、なんて内輪な話をし、これもウイルス禍で生まれ定番曲になっている「レシピ」。きょうはどうもありがとうと、続けて「SUGAO」。

最後にアンコールありました。再登場するKacoさん。
これまでの活動で出してきた物販全部持ってきたと話します。
昨年九月に所属事務所を退所されたKacoさん。その後新しい事務所には所属せず個人で活動されているそう。
グッズを見て自分の歴史をふり返ったそう。
アンコール曲は「MAGURE」。

元気そうでよかった。
今度はいつステージ観られるかな。SanoさんまたKacoさん福岡に連れて来て。

 

 

 

4月25日に見たs-o-aの配信ライブのレポート。

このページで初めて紹介するs-o-a(ソア)。
昨年七月。YouTubeであれこれと動画を見ていて偶然表示された「正しい生活」という曲のMV。s-o-aという見知らぬ音楽家の曲でした。
一聴して印象に残り、ほかのMVはあるかなとクリックしてみると、この翌日YouTubeで配信ライブ演りますと書いてありました。
s-o-aは、ボーカルとギターの蔭山(カゲヤマ)さん、同じくボーカルとギターの零(ゼロ)さん、そしてライブ等の出演はなくジャケットやグッズ等のイラストビジュアル面を担当されているkuroiさんの3名から成るユニット。2019年結成とあります。
偶然表示されたユニットの配信ライブ。おふたりが出している雰囲気かな?何処か惹かれるものがあり、その後も月イチで配信されているこのライブを見ていました。
有料ライブの会場は東京。遠いな~と思っていると今度のセカンドワンマンライブは配信あり!
それならとまた自分史上初!音源1曲も買っていない音楽家のライブチケットを購入したのです。

配信当日は金曜日。18時半に仕事終え19時の開演時間に間に合うか。
担当自転車をこの日の昼に響から霞に交代。この作戦は霞でなくては成功できない。
通常片道3~40分の距離を18分で移動。アーカイブもあるのですがどうにかタイムリーに間に合いました。




会場は、東京都港区赤坂にあるnavey floor。
BGMが流れるなかステージが明るくなり、蔭山さん零さんのおふたりとサポート音楽家4人がステージに。この曲は「ジオラマより、愛を込めて。」というタイトルのようです。
普段はおふたりのアコースティック編成でライブ行っているそうですが、この日はワンマンということでフルバンド編成。
ステージに頭が着くのではと思えるほど深々と頭を下げ、今日は来てくれでありがとうと謝意を伝える蔭山さん。
最初の曲は、これは配信ライブで聴かせてもらったことがある「未来の尻尾」。
次いで今の季節に合う「翌る日のアフターグロウ」。終盤の零さんのシャウトが聴きどころだ。
ギターを置いてマイクを持ち、目の前のお立ち台のように少し高くなっている所に上がってうたう蔭山さん。次は「chap-chap」。


蔭山さんと、


零さん。写真はいつものようにPCの画面を撮ったもの。

3曲を終え、やば~~~~いと蔭山さん大きな声。
どうした!とキーボードの方が笑顔で話を向けます。
1曲目で皆の顔見ながらうたうじゃんと話しかけて、名乗ってないやとあらためて自己紹介と謝意を伝える蔭山さん。大いに沸かせました。
1曲目であぶなかった。もうダイジョウブ。続けて話します。
ワンマンライブは1年半ぶりなのだそうです。

会場から聞こえてきたかわい~の声に、も1回と笑顔。そして身内ですと暴露。
すかさず、言わんでイイと零さんのツッコミ。
曲は新アルバムから「潮騒」。曲最終盤は演奏が止み、蔭山さんのギターとボーカルのみという趣向。そして演奏を終え、ちゃんとうたえてる方は音源で聴いてと今度は間違いを暴露。

s-o-aは過ぎ去る季節や日々の何気ない気持ちを消え去ってしまわないように、音楽にして届けている。いろいろな季節の曲を作り、皆といろいろな季節を越えていきたいと思っているけど、次の曲は一緒に季節を越えられなかった友達に書いた曲です。
冬が終わって、春を迎えられなくて、そんな彼女を想い乍ら、セーター仕舞いたくないな、とか、未だ羽毛の布団が、なんて衣替えを渋っていた自分の想いをカタチにした曲ですと「ランドリーにてビビットを思う」。

※band sectionセットリスト
未来の尻尾
翌る日のアフターグロウ
chap-chap
潮騒
ランドリーにてビビットを思う


YouTube配信ライブの冒頭BGMが会場に流され、サポートの4人がステージを後にします。この曲は「Calmness and blue」というタイトルのようです。

続いておふたりのアコースティック編成で行うようです。
零さんもアコースティックギターに持ち替え、ツインギターで最初の曲は「牙の鳥」。静かな会場に響く。

大切な思い出、だった筈なのに、タマに思い出せないこともあったりして。思い出せなくなっちゃうくらいならなにも憶えてなくていゝって投げだしそうになったこともあるけど、箪笥の奥から写真やプリクラが出てきた。大切な思い出は大切なもの。手にとっておかなきゃいけないなと思って作った曲ですと、「コラージュ」。

よく見ると零さんのギターストラップHARD OFFってプリントしてある(笑)。
さて、シレっとアコースティックコーナーになっておりますと話し出す蔭山さん。
アコのほうが緊張しますよねと話を向けると、死ぬほど緊張すると零さん。
しかも大事なワンマンなのに修理に出していた自身のアコギが戻ってこず、いつも仲良くさせてもらっているバンド、センポクカンポクの(高中)彩加さん、アヤカちゃんのギターをお借りしてますと暴露。
ちゃんもはっきり言えてなくてアヤカひゃんの…と、すかさず突っ込む蔭山さん。
次の曲はアコースティックで聴いてほしい。優しい雨の曲ですと、「雨粒のマーチ」。


此処で物販紹介。
毎度完成がギリギリだそうですが、今回音源(新アルバム)が3日前にできた。これはすばらしいことと零さん話します。
なんと!前回の時は当日の朝にできたそうですよ(笑々)。
ジャケットを担当されているのはkuroiさん。信頼しすぎて註文がなく、つまり完全にお任せで逆に困らせているかもと話します。
お立ち台に乗って新アルバム「流体と循環」、蔭山さんの手編みポーチなど、多くの物販を紹介。CDも含め、通販やってないそうで残念。
手が震えてるのは通常運転。アル中じゃないヨと沸かせる蔭山さん。
高所恐怖症だそうですが、落ちても皆が支えてくれるから大丈夫と思ったそうです。

少し暑い季節を先取りしましょうと「Lost July」。
星に願いを込めた曲をと、蔭山さんギターを置いて「クリムゾンの夜」。

※acoustic sectionセットリスト
牙の鳥
コラージュ
雨粒のマーチ
Lost July
クリムゾンの夜


バンドメンバーの皆さんをお呼びしたいと思いますと、メンバー紹介。


キーボード、マニピュレーター、shake(シャケ)さん。普段はベーシスト、作曲家だそうです。
アップの写真がうまく撮れなかった。ライブ終盤、おふたりを温かい眼差しで見つめていたのが印象に残っています。


ドラムス、松浦綸さん。初めてサポートを依頼したそうです。
ステージでずっと笑顔だったのです。


リードギター、A$K(アスカ)さん。先ほどのセンポクカンポクに以前所属。現在はエンジニアで、今回特別にサポートしてもらったそうです。


ベース、ヤスダシュン。普段は、ベース弾いてますと、蔭山さんに謎の紹介されて突っ込まれてました。


この強力なメンバーに力を貸していたゞいてます。
もうラストスパート。最後まで一緒に盛り上げていたゞけたら嬉しい。

最初の曲は「羽の上の眠り姫」。
この曲は冒頭で蔭山さんキーボードを使用し、あとはスタンディングボーカル。

伝えたら壊れてしまうような、壊れてしまうんだったらいっそ壊してしまえばいゝと思うような、そんな暗黙の了解。見えないように隠したラブソング。「.lovesong」。そして「四月の魚」。
それにしてもカッコイイバンド。終盤にもなると自分も会場で爆音を聴いてみたかったと思ってました。最初にYouTubeみて漠然と感じてたよさも確信に変わっていきました。

~band section~
羽の上の眠り姫
.lovesong
四月の魚
いたいのいたいのとんでけ
正しい生活

~encore~
Cassius


すっごく早いもので……オワリタクナイ!! と、また蔭山さん大きな声。
そして、終わりがあるからまた会いたいって思うんだよ。また会いにきてね。
最後の2曲というところであらためて謝意を伝える蔭山さん。

s-o-aのお客さんは優しいし温かいじゃない?
だから、言うと心配かけちゃうと思ってと、意を決したようにある告白をする蔭山さん。
この告白以降の話は、この日の根幹を成しているエピソード。書くか数日迷いましたけど、ステージをみた、関わった人々のあいだでだけ共有できるエピソードだと感じ、書かずに置きました。
それにしても全く気がつかなかったな。

この件を心配して、もう(s-o-a)解散したほうがいゝのかなと何度も零さん提案し、確認してくれた。
それでも私は、s-o-aの蔭山でいること、s-o-aの歌をうたい続けること、零さんと一緒に音楽をやり続けること、に、支えられてる。
そして、でもそれって此処にいる皆が居ないとできないからと、ファンの方たちにも謝意をあらためて伝えました。
そうだよね。音楽は独りではできない。最低でも、音を出す人とそれを聴く人の二人が必要。

私をすくってくれた皆んなにこのおまじないが効いて、皆んなのこともすくってくれますように。よかったら一緒におまじない唱えてくださいと、「いたいのいたいのとんでけ」。
メッチャイイ曲!!

再びキーボードを弾く蔭山さん。どうもありがとうございましたと、シャウト気味な零さん。最後の曲は最初に聴かせてもらった切っ掛けの曲「正しい生活」。

♪散々な土砂降りも 今日は嫌じゃないな
とうたいはじめ、あ~と泣き出す蔭山さん。すかさず笑顔で零さんがボーカル。


♪願いは一つだけ 想いも一つだけ 君のすぐ傍で 歳をとって行けたら

最初に聴かせてもらった時、この一節と声にとても惹かれた。
きょうはありがとう。ちゃんとうたえなくてごめんね。
深々と頭を下げる蔭山さん。
ライブは終わりました。






YouTubeのライブの時、零さんと蔭山さんは師弟関係だと話してた。
こうしてステージを見ているとふたりの強い強い絆を感じます。
それにしても、あの偶然の表示がなかったら、もし動画をクリックしなかったら、もし翌日の配信の時間仕事だったら。いったいどれだけ偶然は重なるのでしょうか。
否、きっと偶然じゃない。この手順で生きてきた果ての出会いなのでしょう。

そ~あ、そ~あとアンコール。
先に零さん出てきて、あ~泣くとは思わなかったなとひと言。
この1年半きつかったんスよホントにと、此処で零さんもあることが切っ掛けで23の時に一旦音楽を辞めてしまったことがあると、泣き乍ら告白。
先ほどのs-o-a解散しようという提案は、こんな零さんの若き日の体験から来るものでした。


そしてこれを踏まえてあらためて、s-o-aを、音楽を辞めるというのはなるべく避けたいとあらためて零さんからも伝えられました。
温かい目で見守ってくださいと零さん。
でもステージは厳しい目で見てくださいと沸かせる蔭山さん。
ツインボーカルの曲演ろうと思うけど、カシウスいけます?
やるか~!
と、アンコール曲はおふたりで「Cassius」。
ヨカモンでした。

 

 

今日は本当は移動支援の仕事があったのですが、利用者さんが腸炎に感染し恢復できていないそうでキャンセル。

障碍者/高齢者施設や作業所、学校などでウイルス性の感染症流行っているようです。

 

それならと、ちょうど公開開始された「ヤマトよ永遠にREBEL3199」を観に、博多驛まで自転車で出かけました。
永遠にも今回で第三章。
リメイク作という触れ込みですがもはや別物。世界観が同じなだけで完全新作を見ているよう。次回の第四章がとても楽しみ。がんばって生きなくては。
 

 

博多驛で朝食食べようと早く家を出たのですが、それでも早すぎ。映画の開始まで1時間くらい空いたので、驛近くにある博多旧市街へ行ってみました。
写真は博多千年(ノ)門。
写真を撮っていると観光案内の方に話しかけられ、少しお話し。「博多本」という小冊子も。
冊子によると、博多の寺社町へと導くウェルカムゲートとして比較的最近、2014年に完成したものだそうです。

 

紅葉のちいさな花が満開。きれいに咲いていましたけど、誰も気づかず通り過ぎていきます。

 

 

映画を見終えたあと自転車と一緒に戻ってきて、門の近くにある若八幡宮へも參拜しました。

 

もうすぐウチにきて2年になるサボテンの鉢植え。青王丸。

先日うっかりベランダのゴミ箱の上に出しっぱなしで出かけ、帰宅すると強風でゴミ箱の上から落ちて鉢が割れてしまってました。

一時的に家にあった大きめの鉢に植えなおしておいたのですが、今日は朝の仕事がキャンセルで仕事が午后からでしたので、夕べ購入しておいた新しい植木鉢に移し替えました。

新しい鉢はちょっと値段高め。数色から選べたので、自分の誕生石と同じターコイズブルーのにしてみました。

サボテちゃん元気にやってます。

ではそろそろ仕事に出かけましょうか。

 

今日日曜は仕事が11時からでしたので、その前に朝から出かけて映画を見ました。
忙しくて見送るつもりでしたけど、来週の火曜まで公開中と知り、なんとか見ることができました。

ウルトラマンアーク THE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク

昨年七月から今年一月までテレビ放送されていた、ウルトラシリーズの最新作「ウルトラマンアーク」の、その劇場版です。

自分らの住む地球とは似ているけどパラレルワールドという位置づけの地球。
16年前、突然この世界に怪獣が多数出現。「K-DAY」と呼ばれたこの日から、人類は怪獣災害に脅かされるようになった。
主人公の飛世ユウマはまさにこのK-DAYの日に、怪獣によって両親を目の前で亡くした過去を持つ。
しかし実は、この時幼かった彼も瀕死の状態だった。そんな彼に融合することで命を救ったのがウルトラマンアーク。アーク自身もこの時傷ついており、恢復するのにユウマの体内で多くの時間を費やしたことが後に語られた。
成長したユウマは怪獣生物学者となり、何故か怪獣が頻出する星元市にある怪獣防災科学調査所SKIPの分所の調査員となった。
分所初出勤の日、幼い頃自分らを襲ったのと似た怪獣が出現。その時あの光る巨人と再開する。


今回の劇場版は最終回の後日譚ではなく、近年稀にみる傑作回としてファンから高い評価を受けた第22話「白い仮面の男」の、その少し前に起きたエピソードという位置づけ。
劇場版というと派手なドンパチというイメージですが、この劇場版はヒューマンドラマが中心。
自分は満足でしたけど、会場に来てたちいさい子はちょっと退屈だったかも。
でもこんな子が成長してこの作品をもう一度見た時、こんなによい作品だったかと思い出してくれたら嬉しい。

ユウマの前に突然現れたディグル星人サスカル。
宇宙賢者と名乗り、時間を自由に操る能力を持つ彼から、ユウマは三つの試練を課せられる。失敗するとアークの力は失われるという。
果たしてユウマはこの試練に打つ勝つことができるのか。

ユウマよ、想像力を解き放て!

以前このページで紹介した音楽家、寺尾紗穂さんが新アルバム「しゅー・しゃいん」をリリースし、そのツアーで九州に。
実は福岡県の公演もあったのですが、平日なうえ終演後終電に間に合わないとわかり、そこで長崎公演を観ることにしました。
……という書き出しの前篇の記事をアップしたのは1ヶ月以上前。
この間ちょっと事情があって忙しく、長崎のはなしの後篇書くの遅くなってしまいました。
1月25日の出来事でもはや細部が思い出せませんけど、なんとか書いてみます。

あの日は15時前に平和記念像をあとにし、ライブ会場がある山手町へ自転車で移動開始。
ライブチケットを購入したサイトに掲載されているマップによると、JR長崎驛の東にある長崎電気軌道桜町驛からもう少し先にある場所のようで、1時間以上あるから余裕で着く筈でした。
それらしい場所へ着きましたけど、一帯は白い壁で覆われて入れなくなっています。
スマホもあるけどいちお持ってきた紙の地図を出して見ると、この場所は山手町という地名でもないし、市役所のようです。
マップに掲載されている「長崎 ラッセル館」というワードを頼りに、今度はスマホで検索。
すると正確には「活水(かっすい)学院ラッセル記念館」で、住所は長崎驛南部、東山手町にある活水女子大のところにあるようです。って、かなりの距離でもう間に合わない。14年ぶりの長崎で土地勘も無くまさかチケットサイト掲載マップが間違えているとは考えもしなかった。
その後がんばって近くのオランダ坂まで来たのですが、そこでかなり迷い、偶然見つけた観光案内所へ入って場所を伺いました。行き過ぎてしまってました。
ようやく到着。すでに16時の開演時間過ぎていて、最初の曲「富士山」を演奏中ですと入口のスタッフさん?に教えてもらいました。


※前半セットリスト
富士山
さよならの歌
北へ向かう
ねえ、彗星
湯布院の朝
A Case of You
たよりないもののために
Spring Hymnのごとく

♪突然に会えなくなる
2曲目の「さよならの歌」のあとのMCだったか、以前ライブの本番中不意にモニタの電源が落ちたことがあったそうです。
その時、父かなと直感的に思ったとか。
次に演奏された「北へ向かう」は、その父が亡くなられた時にできた曲。

と、前半は霊的なはなしが多かった。
確か、ライブに帯同されているカメラマンの方、だったかな?見える体質の方で、写真や動画を見てもらうと埴輪が写ってたといったはなしも。
自分も昨年多くの人を見送ったので、感じるものがありました。
しかし時間が経ちすぎて細部が思い出せません。

でもこの日一番印象に残ったのは、7曲目で演奏された「たよりないもののために」。
♪たよりないもののために人は命をかける
今の自分の気持ちに、詞がスッと入ってきました。


前半を終え、休憩中外へ出ると、とおく稲佐山が見えました。


※後半セットリスト
愛のありか
ある告白
まきばのうた
骨の姉さん
しゅー・しゃいん
反骨の人
太陽を背に
こんばんは お月さん

後半は最新アルバム「しゅー・しゃいん」収録曲を中心に演奏されました。
このアルバムには、雑誌「ビッグイシュー」のクラウドファンディングに応募してくれた一般の方のエピソードで曲を作るという企画があり、そこから生まれた曲が多く収録されています。

「愛のありか」は妻ともう一度やり直したい夫の依頼で制作。
「ある告白」は牧場一家の依頼で制作。
アルバムタイトルにもなっている「しゅー・しゃいん」は、敗戦後靴磨きをやってどうにか喰いつないだ少年のはなしをもとに制作されたもの。

戦争は終わって終わりではない。未来を壊し続ける。
資料館では新聞を食べて死んでいった人のことは書かれていないから。

ライブ中に自分がとったメモにこんなことが書いてあります。


※アンコール
良い帰結
魔法みたいに
楕円の夢

アンコールです。
なんとアンコールはリクエスト曲を演奏するみたい。
最初の曲は「良い帰結」、そして次は私の前の席の女性がリクエストした「魔法みたいに」。
魔法みたいには、この日の昼にずっと頭のなかで流れていた曲。最後にこれが聴けてよかった。
この曲はジャズピアノ調の間奏が素敵なんだ。

ラストは「楕円の夢」。初めて聴く曲でしたけどこれも印象深い。



終演後は、印象深かった「たよりないもののために」と、最後に演奏された「楕円の夢」と、CD2枚を購入。

また観に来ますと伝えました。

仕事も仕事以外も忙しく、気がつくと一月二月と過ぎてしまった。

この間、立花綾香さんと相曽晴日さんの配信ライブを見送ったほか、見に出かける予定だった映画も3本見送り。
長崎の旅日記の後篇も手つかず。
昨年末に買ったゲームも一度も電源入れていない。
たいへん稀少なレコードもついに手に入れたけどこれも未再生。

本当に忙しかった。

忙しかったけど、とても充実した日々。
忙しかったけど、今日でひと段落。三月は少しゆっくりできそうかな。