イノトモの見本盤CD | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

今夜は久しぶりにイノトモさんのライブの福岡公演を観に出かけます。
イノトモさんのライブは無料のネット配信では見ていましたが、会場入りして観るの2021年末の忘年会ライブ以来で本当に久しぶり。楽しみです。

そこで今日は、これまでに買い進めてきたイノトモさんのCDのうち、めずらしいジャケット違いの見本盤CDを紹介してみます。
サンプル盤、プロモ盤などとも云い、レコード会社がラジオ放送局をはじめ各種メディアや関係者に頒布したもの。
本来販売が禁止されていて流通されているのはおかしな話ですが、レコードの時代からこうした盤は様々なルートで売り買いされてきました。
通常見本盤というと、盤面やジャケットのスミ、オビ等に「見本」とプリントされていて、音源も製品盤と同じという場合がほとんどですが、なかにはこのCDのようにジャケットが異なるものや、以前に紹介した麗美さんの「ワンダーガール」のように収録されている曲が違っているものもあります。


まずはつい最近入手できた5枚目のシングル「星と花」。
右が製品盤。そして左が今回入手できた見本盤です。「199.12.16 in stores」「Not for Sele」とプリントされています。
製品盤と違いこちらはジャケットがイラストになっていますが、このイラストは、クレジットはありませんが繪のタッチからイノトモさんご自身の手になるものと考えられます。


次はファーストシングルの「溶けてゆく午後」とファーストアルバムの「グレイプフルウツ」。左が見本盤で、これもおそらく直筆イラスト。
溶けてゆく午後のは自画像でしょうか。曲の印象どおりほっこりするジャケットです。


セカンドアルバムの「風の庭」と6枚目シングルの「タンポポ」。風の庭は未開封で、CDケースにイラストが描かれたステッカーが貼られた仕様。歌詞カード(ブックレット)は、これのみナシ。


風の庭の盤面はこんな感じ。
右が見本盤ですが、左の製品盤がオレンジ単色なのに対しイラストが描かれていて、もはやどちらが製品なのか分からなくなります。


一方こちらはグレイプフルウツの盤面。製品盤は右で歌詞カードは製本されているのに対し、左の見本盤は1枚の紙に歌詞が書かれた仕様です。


最後はシングルの盤面で、上が製品盤。
溶けてゆく午後の見本盤が8センチサイズなのがおもしろい。溶けてゆく午後と星と花の製品盤に見本盤ジャケットのイラストが部分的に使われています。

こうした直筆とみられるイラストの見本盤以外に、通常の?サンプルとプリントされたバージョンも流通しています。

ほかにもこうしたイラストの見本盤があるのではと考えています。
少なくとも、2枚目シングルの「愛のコロッケ」、3枚目の「あの夏」、4枚目の「春風のゆううつ」、7枚目の「坂道」は存在するのではと。
これからも探していきます。