金刀比羅宮 (金比羅神社、葛城市兵家)


大和国葛下郡
奈良県葛城市兵家 (詳細住所不明)
(P無し、春日神社より10分足らずの登拝、アクセスは下部写真にて)

■祭神


「岩橋山」の東麓、「兵家(ひょうげ)」集落西側の丘陵頂に鎮座する社。登拝道は春日神社の境内脇より、関連する社かもしれません。
◎創建由緒等は伝わっていないようです。讃岐国の琴平神社から勧請したとされていますが、大物主神ではなく鍛冶神である金山毘古神を祀ります。つまり当地で鍛冶が行われていたのではないかと。
◎葛下郡は葛城氏が支配した地。朝鮮半島からの高度な技術を有する渡来人を束ねていたという見方もあり、製鉄鍛冶集団が当地で従事していたのではないかという思いも。
近くには古墳時代後期の希少な前方後円墳である平林古墳が築かれています。また弥宮池1号墳・小山2号墳も。さらに第二阪奈道路を挟んだ向かい側には棚機神社が鎮座。こちらは渡来系帰化人たちが奉戴し、拠り所としていたと考えられる下照姫を祀る社。
◎社前は斜面一面を覆い尽くす、3500本もの桜が一気に咲き誇る隠れスポット。舞が奉納される桜花祭が行われているようです。



こちらは麓の春日神社。向かって左から登拝道へ。

登拝道は整備されています。

5~10分ほどで到着。





崇神天皇の御代から始まったのは大神神社の「鎮花祭」であって、当社の「桜花祭」ではありません。

令和三年は開花が早かったため、4/10にはまったく桜が残っていない状態だったと思います。