春日神社 (葛城市兵家)


大和国葛下郡
奈良県葛城市兵家627
(アクセス、駐車は下部写真参照)

■祭神
天児屋根命


「岩橋山」の東麓、「兵家(ひょうげ)」集落を東に見下ろす丘陵上に鎮座する社。
◎天児屋根命を祀るご本殿の左(向かって右)に末社の春日若宮神社、さらにその左に末社の菅原神社が鎮座する構成。ご本殿と菅原神社の両社への割拝殿となっています。これは大正時代の改装時にこのようにされたとのこと。
◎創建由緒等は伝わっていないようです。石灯籠の中に「天満宮 明和二酉乙歳 九月吉日」とあり、これが遡られるもっとも古いもの。天満宮は菅原神社のこと、明和二年は1765年。
◎昭和二十一年の神社本庁への届出書に「大正四年十一月ニ時ノ都合ニヨリ大字岩橋兵家方字南畑一〇二九番地ニアリシ元春日社トノ合併決議サレ、大正六年二月一日許可」とあるようです。
これは「岩橋山」中腹、当社より西方600~700mほどに鎮座する春日神社のこと(未参拝)。現在は社殿倒壊、「春日神社遥拝所」と刻まれる石碑が建つのみのようです(Googlemapの書き込みより)。奉斎は続けられているとのこと。
先の届出書は続けて「然ルニ当境内地ハ民有地ナルニ依ツテコノ境内地ヲソノママ合併後元春日神社ノ境内地ノ飛地ノ如クナリ今日ニ及ブ」と。つまりこちらの春日神社が、当地の同じ春日神社へと遷座合併されたことが分かります。


当日は第二阪奈道路の側道に停め置き20分 ほど歩きました。右が阿弥陀寺という仏教施設。このまま進みます。

奥に鳥居が小さく見えます。ここまで大型車でなければ何とか通行可、鳥居付近には駐車スペースなのか、民有地なのか判別しかねる空き地はあります。ただしそれまでが集落内の狭小道路なので、車での進入は住民に迷惑もかかりそうですしおすすめはしません。