(御船磐座)



椿大神社 (境内社等一覧)


伊勢国鈴鹿郡
三重県鈴鹿市山本町御旅1871
(P有)


※この記事は椿大神社の境内社や史跡のみの記事とします。本編は椿大神社の記事別宮 椿岸神社の記事にて。また式内社 縣主神社は → こちらの記事にて。


◎庚龍神社
(かのえりゅうじんじゃ)

■祭神
金龍龍神
白龍龍神
黒龍龍神

一の鳥居を潜ったすぐに鎮座、樅(もみ)の木のねきに小祠が設けられています。
創建は昭和五十五年。樹齢400年の樅の木に龍神が宿り神域全体を守護しているとのこと。


◎御船磐座

二の鳥居を過ぎ三の鳥居との間を左折したすぐ。中央奥の三体の石 (冒頭写真参照)「天降石」を中心とした古代祭祀跡。
社頭案内には「この御神跡を御舟磐坐と申し伝え、中央に三箇の石を天降石と称する。中央奥は主神 道祖猿田彦大神、左に皇孫瓊々杵尊、右に栲幡千々姫。往古国津神、磯津の濱より遡り給ひて御舟をここに繋がれ給ひ、高山短山の庵に安住し給ふと申し伝ふ」とあります。
この伝承は真に受けられないものですが、このさらに奥(真後ろ)は「高山土公神陵」であり、それを奉斎するための祭祀場であったのではないかと考えています。


◎神像二体

二の鳥居と三の鳥居との間、参道に面して大黒天、恵比寿天と思われる神像が据えられています。詳細は不明。



◎高山土公神陵

猿田彦大神の御陵と伝わる円墳(前方後円墳とも)と、その前に設けられた拝所。
真実かどうかについて異論も多く出ているものの、猿田彦大神の直系神主家と主張する山本家が代々守り続けているとのこと。



◎龍蛇神両地神社

■祭神
龍蛇神

椿岸神社の「かなえ滝」横に祀られる社。記憶が定かなら以前は無かったように思います。新しく創建されたのでしょうか。概要は案内板を撮影した上の写真にて。


◎松下幸之助社

■祭神
松下幸之助命

椿岸神社から南(一の鳥居から参道右手へ)「鈴松庵」の隣に鎮座。
昭和四十一年の大造営の際に巨額の寄付をされた故松下幸之助氏。すぐ隣に建つ茶室「鈴松庵」も寄進されたようです。偉大な経営者はついに神として崇められるようになりました。


◎椿立雲龍社
(つばきたちくもりゅうじんじゃ)

椿岸神社から南(一の鳥居から参道右手へ)一角に鎮座。
「高座結御子神社との由縁を持つ、御井社で祀られており、『高座の井戸覗き』に因まれた龍神」と案内にはあります。熱田神宮の境外摂社である高座結御子神社のことと思われます。これ以上の情報は無く詳細は不明。


◎天然記念物亀甲石

椿岸神社から南(一の鳥居から参道右手へ)一角に座す巨石。案内等を示した資料は見当たらず詳細は不明。


◎椿護国神社

御船磐座を過ぎて道路を渡った先、縣主神社と隣合わせで鎮座。いわゆる英霊を祀る社かと思います。


◎鈴松庵

松下幸之助が寄進したという茶室と庭園。「入道ヶ嶽」より出づる「明神川」の清流でお茶を点てているとか。


以外その他境内写真を。