鞆田神社
(ともだじんじゃ)


伊賀国阿拜郡
三重県伊賀市中友田962
(境内に駐車可、手前の廃校となった鞆田小学校駐車場にも停められます)

■祭神
大日靈貴命
猿田彦命 多岐都比賣命 火須勢里命 應神天皇 大物主神 火産霊神 大山祇命 建速須佐之男命 彦家主田心命 天忍穂根命 天穂日命 活津日子根命 熊野久須毘命 天津日子根命 市寸嶋比賣命 武甕槌命 天活玉神 菅原道眞 安閑天皇 速玉之男命 宇迦能御魂命 大彦命 綾川刀女命 太田命


伊賀市北部郊外、「鞆田川」に「野田川」が合流する挟まれた地点に鎮座する社。「鞆田(ともだ)」の地名由来については不明、他に近くの「友生(ともお)」がかつて「鞆生」であり、「鞆」のように細長い地形であったということを由来としており、当地もそうであったのかもしれません。
◎創建由緒については不明。天平年間(729~749年)に創立されたとしていますが、根拠やその由緒等は示されていません。遷座は無いとのこと。
◎主祭神は大日靈貴命。倭姫命の巡幸地である都美恵神社とは、そう遠く離れておらず、当地にも何らかの伝承があったのかもしれません。それが創建に繋がった可能性もありそうです。
◎彦家主田心命は大彦命の御子。天忍穂根命は天忍穂耳命と同神。綾川刀女命は不明、地主神でしょうか。
祭神数からみて、明治期に20社以上の周辺神社が合祀されたようです。調べた限りでは、生玉神社や八幡神社が小祠ながら復社されているもよう(いずれも未参拝)。
◎江戸初頭に当地に国替えされた藤堂高虎は、当社が伊賀上野城の鬼門に当たるとして篤く崇敬したようです。椿朝日大明神と称されていたとか。
◎当社地より南西すぐに標高269mの「雨乞山」があります(写真無し)。当社で御幣を授かり登拝、大火を焚いて祈願したとされています。