パパに膵臓がんが発覚した時

すでに肝臓に転移していた為

手術は出来ませんでした





主治医は

「抗がん剤で癌を消してから

手術しましょう」





「必ず私が手術しますから

一緒に頑張りましょう」





次男の務める病院の院長で

日本で5本の指に入る名医です





パパは希望に満ちた顔で

「絶対治してみせる」



そう力強く言いました




抗がん剤をスタートして

最初はとても順調でした




体調もすこぶる良く

仕事もガンガンこなしてました




しかし…



抗がん剤治療をスタートして

約2ヶ月後のある日





突然…

急変したんです



その日を境に

坂道を転がるように悪化…




全くご飯が食べられなくなり

横になって眠ることすら

出来なくなりました




抗がん剤って

合う人合わない人がいるんだ




パパは合わなかった




パパのお母さんは(膵臓がんで他界)

最期の最期まで好きなものを

好きなだけ食べる事が出来た




同じ病気でも

同じステージでも

人によって症状は異なる事実




ご飯が食べられない事は

本当に未知の苦しみ




餓死と等しい

そう言わざるを得ない苦しさ





パパが亡くなってから

どん底に落ちてる時に

私は敢えてご飯を食べずに

過ごした時期があります

(真似しないで下さい)





パパの苦しみを

自分自身の体で体験したかった





パパはかき氷と水分だけで

過ごしていたので





私もかき氷と水分だけで

過ごしましたが





それはそれは苦しかったです





パパはこんなにも

苦しい想いをしていたんだ…





自分が経験して

パパの苦しみが理解でき

涙が止まりませんでした




食べられないパパを横目に

ご飯を食べるなんて絶対無理





リビングダイニングではなく

自分達の部屋で食べるように

子供達に言ったら…





ここで

食べてほしい☺️





笑顔でそう言ってくれて

自分は全く食べれないのに

私や子供達が食べてる姿を

嬉しそうに見てくれていたパパ





もっともっと美味しいものを

食べさせてあげたかった




もっともっと笑いながら

一緒に生きていたかった





食事をするたびに

今でもそんな気持ちになります






だからなのか私は

「ダイエット」と言う言葉が

個人的には好きではありません





ダイエットしなくてもいい

体作りを常に意識してます





生きるとは

食べること‼︎







食べられるうちはいいけど

食べられなくなったら

本当に終わりです





大切な人が痩せ細っていく姿を

見続けるほど苦しいものはない





しかし…

私の苦しみより

パパの苦しみの方が

何倍も苦しかったはず





人は経験してこそ

本当の苦しみが理解できる





パパが教えてくれた大切なこと

沢山の方に伝えていきたいです






今日のパパご飯〜🍚





パパの大好物だった

ママ特性🩷やきそば〜〜〜










きっと今頃…





世界一

美味しい〜〜😋






そう言ってくれてると思います