新潟市 新発田市で 英会話ワークショップを主宰してます。Keikこと、小林です。
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イスラム教と聞くと皆さんはどんなイメージを持っているでしょうか。１０年位前に国際交流を通じてイスラム教徒の人と知り合う前はわたしは全くと言っていいほどイスラム教について興味もなく、知ろうとしたことは一度もありませんでした。
日本では、最近特に東南アジアからの観光客（主にインドネシア、マレーシア、シンガポールの一部）の増加に対応してか、メディアでイスラム教の方々の文化などを紹介したり、人々が学ぼうとしているという話をＴＶやネットなどで見かけます。良い事だと思います。
ムスリム（Muslim 英語、イスラム教徒）の人は、イスラムの教えでは、豚肉は食べられませんし、そのほかの種類の肉（牛、羊、鶏 など）もイスラム教の教えにもとずいて肉として処理られていないと口にすることはできません。 お酒も飲みません。イスラム教徒が食べることが出来るように処理された肉、（平たく言うと、お祈りして血抜きされた肉）その他の加工食品類（例えば酒などを含まない、といった配慮で加工された）を「ハラル（フード）」と言います。 ですが、ハラルフードであっても、同じお皿（時にはテーブル）にハラルでない食べ物が一緒に提供されていたり、ハラルでない食べ物を触った用具で調理、フォークや箸でとりわけられたリすると食べない人もいます。
その反面、日本や海外で出会うイスラム教徒の中には旅行中はハラル以外の（豚は食べない人多いが）肉も食べる。（・・・じゃないと動物性のたんぱく質取れないから。。） 旅行中は豚肉以外は食べてもＯＫ。といったフレキシブルな考えの人もいて、本当に人によって違うんだな、と思うことがあります。戒律はあれど、そのとらえ方、自分がどう行動するか、は個人の自由であることはイスラム教徒に限ったことではなく、個人の違いであるのだと感じます。
現在、私は仕事で中東の国の人々と関わりを持っていますが、東南アジアの国々の人と比べると雰囲気が違います。一まとめに決めつけてはいけませんが、平均的に東南アジアの国々の人の方がフレキシブルに感じます。おそらく他民族な国（マレーシア、インドネシア、シンガポール）で「イスラム教徒」なのと、ほぼ全員「イスラム教徒」な国で生まれるのでは、その国が作る社会、他国からの情報量にも違いが大きくあるのではないかと思いました。
だからこそ、日本に来るイスラム教徒の人に対して、『あなたイスラム教徒だから、日本で肉食べられないね、』『食べられる物がなくて大変だね、』 といった決めつけをする必要はない。でも日本のスーパーの肉、「ハラール」ですか？と聞かれたら、「違います」と言ってあげられる知識、あるとそれはそれで海外から来たイスラム教徒の方を安心させられる手段の一つであるかとは思います。
よくホームステイのアレンジをするときにイスラム教徒の方に言われるのは、「ハラールでなくても大丈夫。魚は食べるのだから、焼き魚や野菜の料理があればなんの心配もない。決して難しい事だと思わなくていい。」 あくまで一人ひとりの違いがあることだと知ったうえで、観光客なども日本の中で対応できることでおもてなしに最善を尽くせる事だと思います。イスラム教徒＝食べ物対応、難しい。とは限りません！
異文体験は異文化理解につながりますが、結局のところ「個人」の価値観はいろいろあり、それをひとくくりにまとめようとすれば偏見につながります。だからこそ、コミュニケーションを深めて相手を知り、自分のことも知ってもらいたいな、と思う今日この頃です。パラリンピックを観ていて、身体の障害についても似ているな・・・と同じことを感じました。
なんだか話がまとまりませんが、笑。。 異文化体験、ということでよかったら今週末はパラオの話も聞きに来てください。 こちらをクリックしてください↓
イスラム教が国教の国、ブルネイダルサラームの女の子達にスカーフをつけてもらいました。ブルネイでは女性が髪を隠すためのスカーフ（トドゥン、ヒジャブなどと呼ばれる）はある意味、正装。「似合う似合う！」と言われ、いい気分でしたよ。
ブルネイが誇る、モスク。玉ねぎ型部分は「金」ホンモノです！
手前の建物はショッピングモール。
女性が髪の毛をスカーフで覆うのもイスラム教の戒律の一つではありますが、これも東南アジアでは割とフレキシブルに感じます。スカーフを被らない人もいます。
更に民族衣装のバジュクロンをきたら、たくさん素敵なメンズが寄ってきました～。笑
