娘もあと2ヶ月で5歳。
NZでは5歳の誕生日を迎えると小学校に入学できる。
他国と比べても1年早くに小学校に入学できるシステムは稀だろう。
義務教育期間は6歳からになる。
5歳の誕生日から6歳までの1年間は、小学校又は幼稚園延長を選択できる。
国の管轄にある幼稚園、保育園、プレイセンターに通う多くの子どもたちは、5歳から小学校に通う子が
ほとんどのため、この年齢の子どもが園に少ない。
娘の学区内の小学校に見学行ってきたが、小学校(お勉強)に慣れる1年間といった様子だった。
日本でいえば年長クラスで、丁寧に国語(英語)+算数をやるっといった感じに思えた。
我が家の目指している教育の方向性とは違った。
また、保護者主体のプレイセンターに通わせていると小学校に通わせる姿が想像できず不自然や違和感が残った。
小学校に通わせることが不自然で違和感?
なぜそう感じたのだろうか?
一番の理由は、そこにいる「人」にあたたかみや人間が本来持っている泥臭さみたいな
感情が気薄に思えたことが不自然や違和感を生み出していた。
私たち夫婦は、長野に1年間移住した後NZクライストチャーチに移住し、義務教育期間中の小学校6年間に焦点を当て必死に学校を探していた。
気づいたら「教育」に執着していたのだ。
人として「本当に大切にしたいこと」をNZクライストチャーチに来て学んだ。
それは、人が本来持っている心を取り戻すことだった。
大袈裟に言えば、隣でバタッと倒れた老人がいたとしたら、以前の私なら誰かに任せて見過ごしていた。
今は進んで助けに行くとキッパリ断言できる。
子どもたちには「自分を愛すること」それだけあれば満点だ。
自分を愛することができれば他者も愛せるからだ。
時間、規制、概念がまだ育っていない娘だからこそシンプルに育てたい。
具体的にどんな子どもに育てたいか?
◯ナウシカのような子どもを育てる
◯見える世界の教えはほとんどなく、見えない世界を可視化し教える
◯親子で育む
◯自然は癒しと学びの宝庫◯教材は全て自然から調達する
◯自然でない教材は変化変容するもの
◯時間や規制は破っていい
◯ルールはただ一つだけ「自分と他者を愛する心を育んでいるか?」
私は親として、大人として、教育者として、
子どもから学ばせもらい一緒に心と身体を育んでいきたい。
◆ニュージーランドにはホームスクーリング(家庭教育)の制度があり、保護者が教育省に申請をすることで義務教育の年齢の子どもたちでも家庭で正式に教育を受けることができる。また許可を受けると教育費の補助を受け取ることができる。