ニュージーランド移住に際し、車社会、自然満喫を楽しみたいと考え、車の購入を計画していました。

しかしながら、現地に来てみるとガソリン代が高額であることがわかりました。レギュラーガソリンは1リットルあたりNZ$2.8前後であり、日本円に換算すると約260円です。
妻の学生期間は1年ほどであり、環境にも配慮しつつ、電気自動車の検討も含め、当面は車を持たない生活を選択することにしました。


市内移動にはバスや自転車を利用し、その利便性には満足しています。
バスは特に便利で、「メトロカード」と呼ばれる交通ICカードを事前にチャージしておけば、毎回切符を購入する手間が省けます。
また、移動手段やルートの検索には「Googleマップ」アプリが役立ちます。料金に関しては、大人の場合、1日の最大利用料金は$4であり、それを超える金額は請求されません。

近隣への外出には自転車を利用し、少し遠出や買い物にはバスを活用しています。
もちろん、車がないことによる不便さも感じます。
大きな荷物を運ぶことや、娘が眠ってしまうこと、バスの時間制限による移動時間の増加などが挙げられます。
特に、自然が豊かな場所へのアクセスが難しい点が課題です。

移住の主な目的であった自然を満喫することから逸れ、我慢することが多くなってしまいました。

私の夢の一つは「キャンピングカーで家族と旅をする」ことです。
しかし、レンタル会社の制約や予想以上の料金により、その夢は一時中断されています。

最近、友人がキャンプ仕様に改造したファミリーカーを所有しており、大型車でなくても快適に過ごせることを知りました。
この出来事が私の気持ちを変えました。

中古車を検索するために、Facebookのマーケットプレイスやトレードミー、そして「ニュージー大好き」というサイトを利用しました。
特にマーケットプレイスは気に入っており、個人間での取引が可能でありながらも、Facebook内の機能を利用することで安心感があります。
実際、こちらで中古車を購入しましたが、売り手と直接会い、車を試乗し、取引を行いました。
事前に待ち合わせ場所や時間について何度かメッセージのやり取りを行い、取引は20分程度で成立しました。

価格は様々であり、キャンプ仕様に改造された車もありました。
改造車の多様性により、具体的な家族旅行のイメージが湧きました。

ニュージーランドでは日本車がよく見かけられ、10年落ちや走行距離10万キロ以上の車も一般的です。

車の維持費については、軽自動車並みのコストパフォーマンスだと感じます。
「Rego」とは自動車の登録を行う制度であり、車両の年式や排気量、燃料タイプに応じて料金が異なります。
また、「WoF」は車検制度であり、定期的な更新が必要です。

自動車保険に関しては、日本の自賠責保険に相当するものが存在せず、代わりにACC(Accident Compensation Corporation)という制度があります。
この制度では、自動車事故だけでなく様々な事故での損害を補償してくれます。

保険加入後は名義変更や手続きもオンラインで簡単に行えました。